島流し

しまながし

罪人を離島に送る刑罰である。

概要

罪人を流刑地の離島へ送る刑罰。

恩赦で許されることもあれば、一生を流刑地で過ごすこともある(中には後醍醐天皇のように脱走する者も)。

ちなみに、有名な流罪がほとんどそうであるために「泳げないくらい遠くの離島に送られる（遠島流罪）」というイメージが大きいが、実際には刑の重さによっては泳いで十数分くらいの島に送られる「流罪」もあったとか。

左遷やドサ回りもこのニュアンスで言われることも。

主な流刑地になった島と島流しにされた人物

• 伊豆大島:源為朝
• 三宅島:生島新五郎
• 八丈島:宇喜多秀家
• 佐渡島:順徳天皇、日蓮、世阿弥
• 淡路島:淳仁天皇、早良親王※到着する前に死亡
• 隠岐島:小野篁、後鳥羽上皇、後醍醐天皇
• 対馬:日奥
• 奄美大島:西郷隆盛(1度目)
• 喜界島:俊寛
• 徳之島:西郷隆盛(2度目)
• エルバ島・セントヘレナ島：ナポレオン・ボナパルト