CV:伊藤タカユキ
概要
アサシングループCODE-ELの総帥を務めていた銀田栄角の実兄にして、政治家である。
人物
容姿
血のように赤い瞳と薄い紫色の髪色は弟と同じだが、弟に比べると短髪であり髪型はオールバックにしている。基本的には臙脂色のスーツを着込んでいる。
性格
(CODE-ELに入った後、自分の信じていたものが崩れて狂気に走ったとは言え)極めて強権的かつ短気だった弟とは対照的に穏健派で律儀かつ誠実な人格者であり、国民の声にも耳をしっかり傾けた上で然るべき場でハッキリ意見が言えて実行に移す、正に「政治家の模範」と言うべき人物である。現統領の兄者からも銀田家との主従関係抜きで人徳そのものを慕っているほどである。
政治家一族の名家出身だが、デカ盛り激辛担々麵が好きだったりと感性は庶民的であり、仕えている兄者の事も大切に思っている。
能力
兄者曰く、「武道の心得がある」との事だが、現時点でその描写はない。
最も注目すべきは政治家としての技量と人徳であり、鵺一族の現統領で非常に用心深く滅多に心を開かない兄者でさえ「栄山様ほどご立派な方を俺は知らない」と主従関係抜きで人格そのものを認め付いていこうと思わすカリスマ性を持っている。
血縁者
- 銀田栄角 ×
銀田家の次男。栄山の実弟にして、元CODE-ELトップ。
かつては正義を重んじる好青年だったが、CODE-ELの任務を通して世の不条理を直視してしまったことにより極めて強権的かつ短気な人物へと変貌してしまう。CODE-ELのトップ就任後は急激な方針転換を行ったものの、それに異を唱えた毛利グループとの全面戦争に発展し、最終的には敗北。最期は自ら命を絶った。栄角の暴走について栄山は「誰かが止めねばならなかった」と述べており、このことから闇落ちした栄角の思想は実兄をして矯正不可能なレベルに達していたことが窺える。
なお、理由は不明だが父親からは「不出来な息子」と思われていた模様。
- 銀田家先代当主
栄山・栄角の父親。
一族の栄華や名声の誇示を重んじる古い考え方をする人物だが、一方で息子の意向を無視せず尊重してくれる良き父親としての側面もある。
活躍
初登場。
本格活動を始めたエルペタスの行動を認めるような発言をした秋月家の議員の発言に危機感を覚え反論の意志を見せるが、それが原因で狙われてしまう。エルペタスの構成員である土佐犬に襲われそうになる事態に見舞われるが、兄者によって事なきを得る。
後日、株式会社モーリーの社長であり弟の栄角と特に対立していた毛利公平と相対し、互いにEL戦争で起きた非礼に付いて謝罪し合い、互いにエルペタスを迎え撃つための同盟を結ぶのだった。
関連タグ
伊集院茂夫の父親:人格者であること、政治的な陰謀に巻き込まれ御前に近い連中に命を狙われたことも同じだがこちらは嫡男の茂夫を除いて妻や執事たちと共に暗殺されてしまった。
堂馬利信、大鳥:政治家であることが共通している。一方、こちらは両名共に選民思想染みた非常に傲慢で身勝手と人格面に大きな問題がある点が対照的である。