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時を渡る道化師の編集履歴

2023-10-03 22:04:11 バージョン

時を渡る道化師

ときをわたるじぇすたー

時を渡る道化師(ジェスター)とは、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のドラマCD。

『前提』の話をしよう。


全知全能の神々といえど、過去、未来に渡ることはできない。


ただし、神の御業(みわざ)とは何ら関係ない『強運』の人物がいたとしたら。


億が一、兆が一、極(ごく)が一……カオスのくしゃみに巻き込まれ、未来、あるいは過去の世界に辿り着けるかもしれない。


「私こそ清く、正しく、美しいLv.3、アリーゼ・ローヴェル! 【アストレア・ファミリア】の団長よ!」

「え……ええええええええ!?」


前置きが長くなったね。


これから語るのは、そんな時を越えてしまった、男の子の話ってことさ。


概要

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』19巻の特装版として付属していたドラマCDである。


本編から7年前の『暗黒期』のオラリオに原因不明のタイムスリップをしてしまった主人公ベル・クラネルは、かつてリュー・リオンが所属していた【アストレア・ファミリア】の面々とリューの親友アーディ・ヴァルマと決してあり得なかった出会いをしてしまい、リューから聞かされた彼女達の悲劇的な運命を変えるためにたった一人で運命に抗う異色の英雄譚。


アストレア・レコード」で描かれた『大抗争』の前日が舞台となっており、所謂「アストレア・レコード」のIFルートとなっている。なお、ベル自身は【フレイヤ・ファミリア】との『派閥大戦』後の世界からやって来ている。


登場人物

原因不明のタイムスリップをしてしまった【ヘスティア・ファミリア】団長の少年。Lv.5。

いつものように自分の部屋で寝ていたはずなのに何故か路地裏で目を覚ます。何が起きたか分からず動揺していた時に街から爆発音と戦いの喧騒が聞こえ、駆け付けると『闇派閥(イヴィルス)』と戦っている若かりしリューと死んだはずのアリーゼ達と遭遇。彼女達に日付を聞いて自分が7年前の世界にタイムスリップしたと知る。

その後、アリーゼ達に指示された避難所に向かう最中、現状が理解できず夢か現実かも分からず混乱している時にアストレアと邂逅。彼女に未来から来たことを信じてもらうと、『大抗争』について知りたいと懇願して【アストレア・ファミリア】の本拠に居候させてもらう。なお、本名だと色々と都合が悪いとアストレアから言われたことで、「アル」(由来は英雄譚『アルゴノゥト』から)と偽名を使う(すぐに彼女達から偽名とバレるが)。また、ベルは眠ったら『夢が覚める(現実に戻る)』のではないかと直感的に確信して眠らないようにしている。

しかし、想像を超える『闇派閥』との抗争を目の当たりして自身の認識の甘さを悔いる一方、過去を変えてしまうことで自分がいた未来が変わってしまうのではという危機感を抱き、過去を変えるのは正しいのか思い悩んでいたが、輝夜の発破で彼女達を救うことを決意したベルは、誰も頼れない現状もあってたった一人で行動を起こす。

未来のリューから断片的に聞かされた情報をもとに、顔を隠して狩人の如く『闇派閥』の襲撃を悉く潰し、存在自体知られていなかった『人造迷宮クノッソス』への単独襲撃など二週間以上も不眠不休で行動し続けていた。

神出鬼没で『闇派閥』を倒し人々を救う謎の狩人の活躍は、民衆からは『正義の味方』と称えられる一方、【ロキ・ファミリア】と連動しているかのような動きから彼らの協力者ではと推測されて『道化師(ジェスター)』とも呼ばれている(しかも、敵を一切殺さないという不殺を貫いていた)。


【アストレア・ファミリア】所属のエルフの少女。

当時は14歳(今のベルと同い年)で、『闇派閥』の襲撃で現場に向かった先にベルと遭遇。見ず知らずのベルが仲間以外知らないはずの自分の真名を呼んだことで強く警戒し、『闇派閥』と疑って連行しようとしたが、ライラに一蹴されて止む無く避難を指示する。

アル(ベル)が居候することになった時も反対の姿勢を見せて強い不信感と警戒心を露わにしていたが、現在の雰囲気とは異なって周りからイジられて怒ったり慌てたりする姿を目の当たりにしたベルから「親戚の妹」を見るような微笑ましい目を向けられて、納得いかない様子を見せる。また、料理の腕が自分より明らかに上であると知った時はかなり悔しそうな様子で認めた。

アルが本拠からいなくなった後に現れた『道化師』について、タイミング的にアルでないかと疑っている。


【アストレア・ファミリア】主神の女神。

ベルと邂逅した際、明らかに様子がおかしい彼を気遣い、相談に乗る。その際、ベルの口からまだ下界に降りてきていないはずのヘスティアの名前を出したことで、彼を未来から来た人と信じて彼を保護して自身のファミリアに居候させる。

ベルが抗争を目の当たりにした後、ベルに自分が過去を変えたら自分がいた未来はどうなるのかと問われるが、間違いなくベルが知る過去から逸脱し、ベルがいた未来は大きく変貌すると告げる。だが、それでも未来のことは神でも分からないため、ベルに正義を問わず、何か行動を起こしても責めることはしないと諭す。


【アストレア・ファミリア】団長。

居候することになったアルに対し、アストレアが信頼しているという理由であっさりと彼を受け入れる。だが、その日の夜にアルの部屋に訪れると、彼に真剣な様子で『正義ってなんだと思う?』と問い掛けた。すると、アルは「『ありがとう』って誰かに伝えること」と答えた。その理由を詳しく尋ねると、「『ありがとう』と言うことで、助けた方も助けられた方も笑顔になれる魔法の言葉だから」と答えたことで、彼の正義に感激して大いに気に入り、ファミリアへ勧誘する。

アルが本拠からいなくなった後に現れた『道化師』について、証拠は無いが彼の正体がアルであることを確信する。


【アストレア・ファミリア】副団長。

居候の身となったアルをリュー以上に青臭い奴と見て毛嫌いしていた。だが一方で、アルの目の前で平然とパンツ一枚の下着姿で現れた上にその下着を脱いで洗わせようとするなど羞恥心の欠片もなく、アルを慌てふためかせる(しかも、アルはパニックになって下着を持ったまま外に飛び出たことで、アーディに下着泥棒と勘違いされる)。

過去を変えることに対し苦悩するアルから「もし、過去に戻っていたらどうしますか?」と例え話を問われるが、輝夜は「過去に戻った時点でそれはすでに今(現在)だ!」と断じ、悪い未来に変わるかもしれない危機に対し、「今を全力で生きぬ者により良き未来など訪れるものか!」等と罵倒するように答えた。だが、彼女の言葉によってベルは過去を変えることを決意させ、行動を起こさせる。


【アストレア・ファミリア】所属の小人族(パルゥム)。罪人都市出身。

居候することになったアルに対し、彼が作った料理を毒見したり痺れ薬入りの飴をあげるなど強く警戒していたが、純粋で素直過ぎる性格と分かると馬鹿らしくなって警戒を和らげる。


ガネーシャ・ファミリア】所属の冒険者。団長シャクティ・ヴァルマの妹で、リューの親友。

正史では『大抗争』勃発時に『闇派閥』に唆された子供の自爆に巻き込まれて死亡。

男子禁制のはずの【アストレア・ファミリア】の本拠から出て来たアルを怪しんで話し掛け、色々と誤解が生じて泥棒と思って逮捕するが、アストレアが釈明したことで解放。

『アルゴノゥト』の話題を出したことで『アルゴノゥト』を始めとした英雄譚に詳しい上に新たな解釈を考えているアルに感激し、英雄譚のオタク談義で盛り上がって意気投合する。


ヘルメス・ファミリア】主神の男神。

『闇派閥』を悉く潰し民衆を助ける謎の狩人『道化師』に興味を抱き、彼の痕跡を追っていた。


【ヘスティア・ファミリア】主神の女神。名前のみ。

7年前はまだ下界に降臨していないため、下界の人間が彼女を知っているはずがないことから、アストレアがヘスティアの名前を口にしたベルが未来から来たことを信用するに至った。


【ロキ・ファミリア】団長の小人族。名前のみ。

『闇派閥』の襲撃をたった一人で悉く潰して民衆を救う狩人(ベル)が、【ロキ・ファミリア】と連動しているかのように動いていたため関係者ではと推測されていたが、実際はフィンが狩人を利用して作戦を展開していただけにすぎず、ベルの方も「フィンさんなら僕を利用するはず」と確信して委ねていた。


『闇派閥』で当時最強とされた【アレクト・ファミリア】の団長・副団長のエルフの姉妹。名前のみ。

魔石製品工場への襲撃を企てていたが、狩人に阻止された上に自派閥の幹部が捕らえられるという大きな損失を被ったことで怒り狂っていた模様。


『闇派閥』の【ルドラ・ファミリア】の調教師(テイマー)の猫人(キャットピープル)。名前のみ。

正史で彼等が引き起こした大規模爆発で『ジャガーノート』を誕生させてしまい、リューを除く【アストレラ・ファミリア】を全滅させた元凶。

ベルは最も見つけて捕まえなければならない人物として必死に探していた。


関連タグ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

アストレア・レコード アストレア・ファミリア アーディ・ヴァルマ

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