概要
ベイラムグループの専属AC部隊。
それぞれのコールサインの由来は地球各地の川の名前から。
ベイラムの治安維持部隊を前身としており、機体カラーは完全に最低野郎なあいつら。
「壁超え」にも参加出来るだけの能力を備えたエリート部隊(元ネタ的な意味でも)。
とはいえ商売敵であるヴェスパーが企業直属のエリート集団なのに対し、こちらは元犯罪者や不良といったロクデナシと、軍人然とした生え抜きのエリートが混在している。
621はミッション「多重ダム襲撃」で彼らに雇われ、「役立たずに付けられた安いおまけ」として空席になったばかりの「G13(ガンズ・サーティーン)」を賜ることになる。復唱したか!では準備を始めろ!
メンバー
アリーナランク2/S。
「多重ダム襲撃」ミッションにおけるベイラム社の依頼人兼作戦指揮官……否、「 総 長 」。
木星戦争では鬼神の如き勇猛振りを見せた英雄であり、通り名は「歩く地獄」。
G2ナイル / ディープダウン(cv. 小松史法)
アリーナランク7/A。
レッドガンの副長。ミシガンの腹心に当たる人物なのだが、2週目以降のとあるミッションで敵として登場するだけな上、喋り方に特徴がないので影が薄い。
検挙率トップの軍警としてベイラムの治安維持部隊を率いていた当時、ファーロン社の武装船団を率いて大暴れしていたミシガンに手を焼いていたらしく、「一杯の酒で話を付けた」とのエピソードが語られている。
G3五花海(ウーファハイ) / 鯉龍(リーロン)(cv. 後藤ヒロキ)
アリーナランク22/D。
かつては『風水薬房』なる悪質商法を手掛ける詐欺師というとんでもない経歴の男。
「市民生活を蝕む病理」と呼ばれるまでにやり過ぎたためG2ナイルに直接叩きのめされた。
時勢を読んで転職を試みる変わり身の早さも持ち味だが、寝返った後もベイラム社自体は「とんだ泥舟」と言う割にレッドガンの事は直接的にバカにしない。
そればかりかレッドガンのマークをそのまま付けていたり(消す暇が無かっただけかもしれないが)、「この五花海が」とコールサインまで使い続けていたり、割と読めない男。
さらに後輩のヴォルタに(カタギのやり方かはともかく)商売を教えていたらしく、意外と面倒見の良い一面も。
戦う際には吉兆がどうのと発言しているため、詐欺師ながら風水はちゃんと勉強していたのかもしれない。
G4ヴォルタ / キャノンヘッド(cv. 江頭宏哉)
アリーナランク17/C。
ダム襲撃作戦の僚機。2名の役立たずその1。タンクタイプAC乗りの好漢。
アリーナの説明文より、イグアス共々ミシガンとの付き合いは7年ほどあるらしい。
「ミシガンの顔面に一発ぶち込んで辞める」と誓っていたが未だ果たせず、諦めたヴォルタは退職後のことを考えて五花海から商売を習っているという。
ひねくれ者のイグアスと違い実直で、戦果を上げればちゃんと見直してくれる。
機体構成はお手本のようなガチタンであり、その純粋な火力の押しつけはアリーナのランクに反してかなり強力。それでいて場合によってはABキックも織り交ぜてくるなど、上位ナンバーは伊達ではないと思い知らせてくれる。
アリーナランク19/D。
ダム襲撃作戦の僚機。2名の役立たずその2。621と同世代の第4世代型強化人間。
ヴォルタとはレッドガン入隊前からの悪友。
ダム襲撃ではわかりやすいイヤミエリートにみえるが、かつての博徒時代に大きな賭けに負け、そのカタに第4世代強化手術の実験台にされた。
ヴォルタと併せて4+5=9、或いは「第4世代強化人間のG5」それはつまり…?
アリーナランク27/F。
独立傭兵相手の渉外担当。
少年時代に報道映像で目にしたG1ミシガンに衝撃を受けレッドガンを目指した人物で、貧しい兄妹を養いながらの血のにじむような訓練時代を過ごし、入隊試験では直立不動の挨拶ひとつで当日合格したという逸話を持つ。
主にブリーフィングや通信で登場するが、逸話通り話し方や性格についても上の命令に忠実で真面目な軍人そのものである。
その反面、レッドガンが唯一の心の拠り所であるようで…。
G7ハークラー
ナンバーRb29、ランク22/D。チュートリアルの汚染市街で既にMIA(作戦中行方不明、状況と後々登場しない事を考えるとKIA=戦死の可能性大)。
621が回収したライセンスコードの1人であったが、企業所属(それも精鋭レッドガン部隊のネームド)では身分がバレてしまうためライセンス偽装には利用できなかった。
G6レッドやV.Ⅶスウィンバーン等よりランクが高く、G3五花海の直近であるため結構な実力者だった模様。
ちなみにハークラー川はすでに涸れた川(ただし今でもモンスーンの時期のみ流れる)で、すでに戦死していることを表していると思われる。
共同作戦に参加した折に臨時の“ラッキーナンバー”としてG13をあてがわれたレイヴンこと621。
ただこのナンバーは色々と曰く付きらしく、忌み数な上に頻繁に空席になるので、レッドガンでも完全に「呪われた席」扱いを受けているアンラッキーの象徴である。
ちなみに初回購入特典としてG13レイヴンの専用機として専用のマーキングが施されたAC「テンダーフット」が貰える。
名前こそテンダーフット=初級者だが、機体性能自体は優秀で、各種武装と内装パーツは自由に弄れるため、序盤から終盤まで乗って行ける。
余談だがレイヴン川がカナダに実在するので、レッドガンの命名法則に合致している。
大豊パイロット訓練生
大豊製テスターACの受け渡しのためにパイロットとしてアサインされた訓練生。
「試作機体の運搬に従事する訓練生が敵対企業の依頼を請け負った野良傭兵(621)に襲撃される」というロボットSFの主人公なら大活躍及び後々の覚醒が約束された状況で、「傭兵に金で殺されてたまるか!」と奮起するが……。
621が直後に参加することになるレッドガンとの合同作戦では、ミシガンが「G13は一昨日空席になった」旨の発言をするので、何か順序が違っていれば訓練生がG13を引き継いでいた可能性もある。
健気に任務を果たそうとする姿勢には涙を禁じ得ないが、「動きが甘く狩りやすいAC1機をボコるだけで済む」というお手軽さから、リプレイミッションでは序盤の金策や新ビルドの実践のために多くのレイヴンに酷使され続けている。
尚、終盤には上位互換とも言える任務が解放されるため見向きもされなくなる。
なお、二週目以降に出現する裏アリーナことアナライシスでテスターACと対戦でき、勝利すると図面やOSチップを入手できる。
そのテスターACのデータがインテグレーションプログラム内に存在する点と「新兵向け機体構成サンプルの提供」という解説文から見るに、当該ミッションのブリーフィングで言及されていた「外部アーキテクト」はオールマインドのことだと思われる。