概要
極左の過激派グループ・日滅軍を率いるリーダーとされるカリスマ。
人物像
赤茶色の髪型をしたロングヘアーに中世的な顔立ちをした美青年だが、その本性は日本に革命を起こす事を名目に目的の為ならば一切の手段を選ばぬ危険人物。
「日本は一度壊れるべき」「腐った政治屋どもへの見せしめに、一般人の犠牲は当然」と宣うなど、典型的な極左反日の思考回路をしている。それだけに自身の革命思想に完全に酔っており、死に際に泣きながら飯豊にそれを伝えようとするなど、とことん往生際が悪く身勝手。
能力
傭兵経験があり、ナイフの扱いに長ける。その実力は武闘派狂人として発展途上の飯豊では、正面切っての正攻法では勝負にならないレベル。
しかしながら「捨て身」を一切考慮せず、かつての久我虎徹のように自らは無傷で勝とうとするなど精神力は飯豊と比べて格段に下。また、肝心の戦闘能力も緋田功哲郎・高城蓮太郎・秋元詩郎・設楽紀明ら軍人経験を持った実力者たちには到底及ばす、かつて空龍街を爆破しようとした小規模極左組織のリーダーである太田黒にも劣っていると思われる。
しかし雑兵をアジテートする能力には非常に長けており、日滅軍の構成員は全員松村に心酔しており、尚且つ腹が据わっている。
活躍
天羽組の完璧な対応力と圧倒的な戦力の前に一人逃げようとしたところ、空龍街の多くのカタギや舎弟を傷付けられた怒りに震える飯豊朔太郎との一騎打ちに突入。正面切っての戦闘では実力差もあって二度も飯豊の頸動脈を切断しかけるも、一度目は前に出た飯豊に頭突きを喰らわされ失敗。二度目は右腕を犠牲にして受け止められ、最後は豪快に腹を掻っ捌かれた。
致命傷を受け、自分が長くないと悟ると、身勝手な革命思想を飯豊に「素晴らしいものだから」と泣きながら伝えようとしたが、「聞きたくもない」「耳が腐る」と吐き捨てられ、拳銃でトドメを刺された。
関連タグ
太田黒:松村と同じく同作品の過激派グループリーダー。こちらは老齢で根は崇高な精神の持ち主であり精神力の強さも松村より遥かに上。また、彼についてきた若者たちが小峠と飯豊にやられた際には仇を討とうとしたり、暴対法に苦しむ彼等に多少なりとも同情を示したりもした。
半田民生:見苦しい最期、実力が格下の相手に倒されたこと、前評判とは裏腹に最後で大いに評価を落とした外道という共通点がある。
クリストフ・ガルドシュ:他作品における過激派グループリーダー。