最大の種では翼を広げた幅が3メートルに達し、飛翔可能な鳥としては最大の部類。
通常は海に浮かんでいるか、グライダーのように空中を漂って生活しており、陸地に近寄るのは繁殖期の時だけ。
いずれの種も太平洋の小島で集団繁殖する。
イカや深海魚を餌とする。
狭義の「アホウドリ」
日本で単にアホウドリと言えば、鳥島周辺及び尖閣列島に住むPhoebastria albatrus種を指す。
体は白色で、翼と尾は黒色。全長84~100センチメートル、体重3.3~7キログラム、翼を開くと190~240センチメートルに達する。
羽毛業者による乱獲・火山の爆発などで個体数が激減し、一時は絶滅したとさえ思われていた。
然し、地道な保護活動が実を結び、近年個体数は回復に向かいつつある。
特別天然記念物・国際保護鳥。絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。