CV:五十嵐裕美
「おいたん!」「ひなだお!」
概要
東京・池袋で暮らす小鳥遊家三姉妹の三女、3歳(原作開始時点)。
父・信吾と母・祐理が海外での飛行機事故で生死不明になり、残された三姉妹が
親戚にバラバラに引き取られそうになって途方に暮れていたところで、親族会議の席で
祐理の弟の大学生・瀬川祐太が
「うちに、来るか?
貧乏だし、狭いし何にもないけどさ。三人一緒でいいぜ」
と言ってくれたことをきっかけに、三人一緒に叔父である祐太に引き取られて暮らすことになった。
父・小鳥遊信吾の三人目の妻にして祐太の姉・小鳥遊祐理の娘。
三姉妹の中では唯一、祐太と血の繋がりのある子であり
まだ無垢な可愛いさかりの保育園児であるため、小鳥遊家および彼女たちを知る者にとっては
小さなアイドル的存在である。
まだ幼いながら母・祐理によく似た可愛らしい顔立ちと、長く艶のある黒髪が特徴。
性格は歳相応に純心無垢で素直。パパとママが大好き。
主人公である叔父の祐太とは、彼が祐理の招きに応じ、小鳥遊家に呼ばれたときに出会って以来の仲。
(祐太はひなが一歳のときに顔を見ているが、ひなのほうは覚えていない)
彼とのファーストコンタクトの第一声は、「おいたん、だえ?」。
以降、ひなの祐太に対する呼称は「おいたん」で定着することになる。
両親の飛行機事故があったとき、幼すぎるため彼女だけ両親の死というものが理解できておらず、
また祐太たちも「こんな小さい子に『両親が二度と帰ってこない』と伝えるのは不憫すぎる」
という見解の下、家族・親戚や栞やロ研も含めた一同全員で、信吾と祐理の件については
「パパとママはお仕事でなかなか帰ってこれない」という建前で、あの手この手でひなの追求を
時には優しい嘘もつきながらはぐらかし続けており、その甲斐あってまだひなに真相を気づかれて居ない。
いつか知らせるときが来るのだろう、とは考えている様だが…。
そんな思惑の中ではあるが、彼女を取り巻く人々はみんな間違いなくひなの事を愛しており、
ひな自身もずっと一緒に居てくれるそらねーたんやみうねーたん、
パパが居ない間パパ代わりになって頑張ってくれるおいたんや、ママやねーたんの様に面倒を見てくれる
らいかちゃん、さーしゃ、しおりねーたん、よし子おばさんやロ研の面々、それにお気に入りである愛犬のジュウベエも含め、みんなのことが大好きである。
そんな素直で可愛い幼女であるひなだが、幼いなりに考える力や行動力もあるようで、
原作8巻では皆から誕生パーティで『パパとママからのプレゼント』を受け取ったことから「パパとママが帰ってきて、まだ近くにいるかもしれない」と思い立ち、一夜明けて皆が起き出す前の早朝にジュウベエを連れて、両親を探しに家を抜け出したこともある。
結局見つかるわけもなくひな自身が迷子になり、大慌てでひなを探しに出た皆に保護されたが、ひなの中での「パパとママに会いたい」という気持ちはそれだけ強いものであり、今後小鳥遊家がこの問題とどう向き合っていくかもこの「パパ聞き」という物語のキモのひとつである。
そんな彼女は作中でも着実に成長しているようで、
保育園でひとつ上の組に進級してからは、「おねーさん」として
新しく入ってきた子たちにもひななりに一生懸命に接してあげている。
その他
見た目がアイドルマスターの我那覇響に似ているとか、東方Projectの霊烏路空に似ているとか噂されているが、
また、ひなのCVを担当する五十嵐裕美氏繋がりで、
ある意味一番アイマス界でひなに近しい幼児体形アイドルがらみのネタも存在している模様。
……というか、原作小説の公式絵師であるなかじまゆか氏の巻末漫画でも
10巻でおいたんがひなにそのネタやらせちゃってました。案外似合うものである。