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2013-04-06 12:17:29 バージョン

ごう

業(カルマ)とは、インド宗教に共通する概念。

原語のカルマとは「行為」を意味する。行為(カルマ)によって来世が左右される、という思想である。


善き行いをすれば良い来世に悪い行いをすれば好ましくない来世を引き当てることになる。

カルマはそれ自体が形成力となって、死後生まれ変わる際に転生先を決定し、新しい自分を形作っていく。

このサイクルは輪廻転生の輪から脱出しない限り永遠に続く。

天界天国)の神々ですら業の支配下にあり、寿命が終れば転落してしまうことになる。

まさに逃れられぬカルマである。

そのためヒンドゥー教仏教ジャイナ教は輪廻からの脱出(解脱)を目指す。


各宗教でいう「善」「悪」はあくまで「その宗教での」善と悪であり、信者でない人からすれば違和感を覚えるものも含まれる。

例えば、敵側に親類がいて尊敬できる相手ではあっても、ダルマ(法)に定められた以上、戦士として殺さなくてはならないし、

聖者に強い悪意を抱いただけで、一般人を傷つけるよりも遥かに重い悪業を背負い地獄に落ちてしまう。

カルマの仕組み

ヒンドゥー教においては『バガヴァッド・ギーター』において、至高神がカルマと他の要素を混ぜて、生類を創造する、と語られている。


仏教においては業不思議、と言われ、この行為をするとあの結果が出る、というある程度の型はあるものの、正確なところは「業不思議」とされ、仏陀にしかわからない、とされる。要はブラックボックスである。

業とそれによる来世の決定、来世の自分の形成は自動的に生じるため、仏教においては本来閻魔大王のような存在を必要としない。

通用

「業が深い」など、非宗教的な文脈でもめんどくさい事態や人心の拗れるような込み合った事情をさして使われることがある。

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