概要
原作:ESE 作画:夏木きよひと 演出協力:蜂文太 キャラクターデザイン:黒獅子
コミックアーススターの連載作品。略称は「せかつよ」。
女子プロレスを扱う作品であり、
女子プロレスの試合描写を正面から描くことを最大のテーマとしている。
また、試合描写の中でも「ヒロインが苦悶する描写」に最大限に重きを置いている、
というのが一つの傾向。
連載開始最初のページが主人公である萩原さくらが逆エビ固めで喘ぐ姿で始まり、
その後も凄い時にはヒロインが丸々一話関節技で喘ぎっぱなしという回もあるほどの徹底ぶりである。
話数によってはヒロインの台詞が「ああー!」「痛いー!」などの悲鳴で埋め尽くされることもあるという、ある意味凄い作品。
また創刊当初は雑誌の看板タイトルの一つで、連載作品中最も早くアニメ化の企画が立ちあがった作品でもある。
あらすじ
トップアイドルグループ「SWEET DIVA(連載開始時はSWEETだったが、諸事情により途中から変更された)」のセンターヴォーカル・萩原さくらは、女子プロレス団体「ベルセルク」の取材に親友であり同じSWEET DIVAのメンバーである宮沢エレナとともに訪れる。
しかしそこで、ベルセルク所属選手である風間璃緒(かざまるお)とエレナとの間に生じたいさかいから発展した公開スパーリングにおいて、エレナが風間に怪我をさせられる事態が勃発。
更に風間がアイドルを侮辱する発言をしたため、さくらは怒りの限界を迎えてしまう。
さくらはその場で風間に対しプロレスで決着を付けると啖呵を切り、「カベジェラ・コントラ・カベジェラ(髪切りデスマッチ)」を言葉の意味も分からずに受けてしまう。
トップアイドルの女子プロレス挑戦に世間が注目する中、萩原さくらは、戦いと果てしない悶絶の待つリングへと躍り出る。
登場人物
本作の主人公。アイドルグループ「SWEET DIVA」のセンターヴォーカルだったが、
風間との試合をきっかけに女子プロレスラーへと転向した。
非常に真面目で負けん気も強く、アイドルであることに誇りを持っている。
本格的なプロレス経験がない状態でもレスラーである風間の腕を痺れさせるほどのドロップキックを放てるなど、身体能力は非常に高い。
プロレス挑戦当初は逆エビ固めが弱点となり、一方的なギブアップ負けを喫することが多く、プロレスを挫折しかけたがベルセルクのチャンピオン豊田美咲の叱咤によってそれを克服。
その後は美咲を師匠と仰ぎ着実に力を付け、アイドル時代に鍛えた跳躍力によって生みだした必殺技「さくらスペシャル」を編み出し勝利を積み重ねるようになる。
上記のように勝利場面もあるが、基本的には彼女が様々なプロレス技で悶える姿が試合中多く展開される。これは彼女の名字の由来でもある往年の女子プロレスラー「ミミ萩原」の、苦戦に苦戦を重ねる姿から着想を得ているとのこと。
そういう傾向からか、とある方面から支持を受けることもあるとか。
- 宮沢エレナ
「SWEET DIVA」ではさくらに次ぐ人気を誇るアイドル。
さくらの親友で、彼女がプロレスの取材現場で怪我をさせられたことが、
さくらがプロレスに挑戦する一因になった。最近はファンコーナー以外に出番がない。
- 豊田美咲
さくらが所属することになった女子プロレス団体「ベルセルク」の現チャンピオンで、
さくらにとっては師匠にあたる存在。彼女もまた、アイドルからレスラーに転向したという経緯を持つ。
- 風間璃緒
さくらがプロレスに挑戦するきっかけを作った女子プロレスラーで、
「ベルセルク」でも指折りの実力者。
根っからの悪人ではないが、ストイックであるが故に融通の利かない面もある。
さくらの実力を認めてからは良き先輩として彼女に接している。
どうでもいいが彼女の下の名前は変換がし辛い。
- 福岡萌
さくらを先輩と慕う、新人レスラーにして空手の天才少女。
最近、準主役的な扱いで登場した。
- ジャッカル東条
この作品における世界最強のレスラー。現在はアメリカを拠点にしているが、かつてはベルセルクに所属しており美咲の師匠でもあった。日本人であるはずだがアメリカ生活が長い為か試合中は英語を連発する(悲鳴まで外人風)。
- ブルーパンサー
突如、さくらに対して引退を賭けた勝負を突き付けた謎の覆面レスラー(本編中で正体は言及されているが)。多彩な関節技を操る強豪。
TVアニメ化決定
3月31日、公式ブログにてTVアニメ化が決定したことが発表された。
2013年10月放送開始予定。
キャッチコピーは「史上最大の悶絶アニメ!」
・・・ここまできっぱり言い切られるとむしろ清々しい。
アニメ制作:アームス
監督:久城りおん
キャラクターデザイン:りんしん