ベレッタ社がイタリア政府の要望からベレッタM92を元に開発したマシンピストル。
M92とは兄弟の関係になり構造を同じくする部分も多いが、単発・3連バースト切り替え式のためスライド・シャーシなども形状が異なり、大部分は専用の部品で構成されている。
このため「M92○○」ではなく「M93R」と別のナンバーが振られている
M92FはM92をモデルチェンジしたものであり、オリジナルとは構造か異なる部分も多い。(セーフティーレバーはM93Rの方がオリジナルM92に近い)
フレームにフォアグリップを備え、取り外し可能な折りたたみストックを装着することで安定した射撃が可能となっている。
装弾数は標準仕様のロングマガジンで20+1発、M92用の15発マガジンも使用できる。
拳銃では珍しかった3点バーストやバースト射撃での派手なマズルファイアがあり、スクリーンでは人気があった。
現在は製造が終了したこともあって、後発のグロック18にその座を奪われているが、その独特な外見からか時々登場している。
またロボコップの拳銃もこれを改造した物である。
この銃の名誉のために言っておけば、3連バースト機構はフルオートよりも複雑で、装弾数を少なくせざるを得ないマシンピストルにおいて非常に有用な機構である。
噂では某国皇居警備隊にこれが配備されているとか。
トイガン業界においてはKSC(かつてはMGC)の看板モデルである。
初期のM93Rでは単射と3点バーストのみだったが後のモデルではフルオートも搭載され、モデルによっては3点バーストをオプションとしてフルオートを標準としているものもある。
一部のモデルではM92Fとのマガジンの共用が可能。