人物
概要
葉月渚の同級生である岩鳶高校1年生。セルフレームで六角形の赤い眼鏡を掛けている。
毎朝電車通学の折に、ひと駅分のランニングをしている。そのため、通学鞄はウエストベルト付きのリュックサックである。
基本的に丁寧語で喋る。
通学中にフィジカルトレーニングの本を読み、まだ距離が縮んでいない頃の渚相手に持論を情熱的に語る程の、美意識の強い理論派のスポーツマン(しかし、遙画伯の描いたリアルイワトビちゃんを見て「美しい」と言っている辺り、その美的感覚は微妙にズレている)。
理論を重視する余りやや頭でっかちの傾向もあり、初心者であっても、理論さえ身につければ自信満々に「いいでしょう」と挑戦を受け入れる。逆に、理論で超えられない壁には、傍目には屁理屈な言い訳を主張するが、ちゃんと自分でも隠れて自主練を積もうとする努力家である。
スポーツを行う際は頭に叩き込んだ情報を小声で唱えながら行動する。
計算の上に成り立つ美しさを求め、当初は陸上部で棒高跳びをしていたが、理論尽くでは越えられない記録の壁にぶち当たってしまう。
また、渚から水泳部への入部を誘われた際には、何かと理屈の上に「美しくない」と結論付けて断っていた。
その後も渚に付きまとわれ振り回されたため、一時的に仮入部をしたものの、実はカナヅチということが判明。浮く事は浮くが、泳ぎ出すと沈む。
大恥を掻いたことに落ち込むが、遙のフォームや、何より理論を越えた「自由さ」に魅入られ羨望を抱き、正式に水泳部に入部することに決めた。
県大会に向けて一週間以内に泳げるようになることを江から命令され、バック・ブレ・フリーと泳ぎ方を一通り試しても必ず水に沈んでしまい諦めかけていたが、遙との会話を切っ掛けに、まだ試していなかったバタフライ泳法に一人で挑戦。何故かこれだけはまともに泳げた。
公式で用いられるモチーフは蝶。