Surface
さーふぇす
Microsoft社が自ら手がけたWindows OS搭載のタブレットPC。
日本のロックバンドはサーフィス(バンド)参照。
概要
パソコンとしては8割ほどのOSシェアを持つWindows(※2014年2月現在)。Microsoft社の方針として、これまでは「ハードを他社で作らせ、自社ではOSを作る」というスタイルだったものを、ハードを自社で作ることで自社一貫体制で製品を完成させるという、まるでApple社を見習ったかのようなもの。
これまでのPCとの違い
タブレットとしてもPCとしても活用できることを主なセールスポイントにしており、既存のタブレット市場とPC市場に少なからず衝撃を与えている。しかし、それよりも大きいと思われる影響が、自社生産だろう。他社(Microsoftは「OEM」と呼ぶ)がハードを作るやり方は、それだけで同じWindowsであっても多種多様な製品が生み出されてきた。異なる企業同士の共同開発という「エコシステム」であり、これ自体がWindowsの強みであり、他社との共存共栄でもあったが、今回はハードを作ってきた他社(OEM)とも競合する形になるため、Microsoftにとって吉凶どちらに転ぶか業界内で注目されている。
その背景には、iPadなどを中心に、一貫生産をしているApple社の影響がある。自社生産の場合、他社と組む場合とは異なり、自社のアイデア以上のものを搭載するのは難しい。反面、全てを一元管理できるため、製品全体の品質を高めやすい。そして、自社生産のiOSは成功し、Windowsのシェアは少しずつだが下降傾向にある(上記のシェアのリンクを参照)。Microsoftとしては挽回を図りたいところなのだろう。