佐賀県に存在した弥生時代の大規模な環濠集落である。
総延長2.5キロメートルにもおよぶ外濠が廻らされている。
竪穴式住居や高床式倉庫の跡が発見されており、青銅器や墓も存在していた。
大規模な戦争があったことも指摘されている。
古墳時代には巨大な古墳が建造されるが、この時点ではすでに吉野ヶ里の集落は役目を終え無人となっていたと言われる。
吉野ヶ里という名前は奈良時代にこの一帯を示す地名として使われた。
遺跡自体は1970年には発見されていたが、本格調査は1986年から行われることになる。
現在は吉野ヶ里歴史公園として保護されている。
日本100名城にも指定されている。