CV:水野理紗
TCG
ブースターパック第2弾「Believe&Betray」から登場。
アニメ版
警察特殊機関『ALCA』のナイエン支局長。20歳。定理者(ロジカリスト)の指導役・戦闘時の指揮官を務め、自らも戦場に出る事も。戦闘力は非常に高く、それなりにレベルが高い程度の使者ならロジックドライブ(必殺技)を使わずとも勝てる。
必要ならば敵を殺す事も厭わないが、内心では若き定理者達がそれをよしとせず、自分達で導いたロジックによる作戦の成功を祈っている。
ある事件をきっかけに、異世界の使者(フォーリナー)に対し復讐心を抱く。憤りと罰の女神・ネメシスの盟約者。
その「ある事件」とは、かつて自分を支えてくれた、かつて自身が所属していたサッポロ支部の上司にして教官であるアッシュ・パクストンが異世界モノリウムの使者・氷雪のベルヴァによってトランスジャックされてロジックを奪われ、重度の逆理病(パラドクスシック)に罹患し、人格を破壊された事件。この事件で彼は今も記憶喪失状態で、ヴェロニカの事を覚えていなかった。
8話では、ハコダテ支部に広域のパラドクスゾーンが発生し、その首謀者がベルヴァだったため、彼女はこの事件に決着をつけるべく、ナイエン支部に辞表を提出して現場に向かう。彼女はアッシュの仇であるベルヴァを殺そうと、いつも以上の力で戦闘を行うが…
…しかし、事件の真相はアッシュとサッポロ支部の局長オルロフ・ツングースカが、人間界セプトピアを救う為の力として、本来、定理者と使者が協力して使う「オーバートランス」を人為的にコントロールするための実験を行い、それに失敗して装置及び実験に使われていたベルヴァの力が暴走、反動としてアッシュが犠牲になり、ベルヴァも一部のロジックを失って暴走し、今回の事件を引き起こした、と言うものであった。
つまり、アッシュが加害者でベルヴァは被害者だったのだ。
それを知ったヴェロニカは美親に、ピエリがハッキングで入手した真相の映像を見せられ、「嘘だ!」と信じようとしなかったが、ネメシスに「もうやめよう」と説得される。彼女が選んだ道は、真相を受け入れられなかった自身の消滅を願った自爆であった。しかし、それは「局長を守る」と仲間に約束した美親によって止められる。
その後、オルロフは、上記の実験の件が「異世界間の捕虜取扱協定」に違反していたため、ALCA長官・ヤルノに拘束され、ベルヴァはモノリウムに送還された。
事件が解決し、ナイエン支局に戻って来た彼女は「罪の無い使者を殺そうとした」規則違反を犯したとしてALCAを辞めようとするが、彼女の下に集まってきた定理者達はそれを意に介さず、その場で「反省会」を開く事になり、その穏やかでハイな雰囲気に彼女はいつもの姿に戻り、ナイエン支局は日常を取り戻したのであった。