東京裁判史観
とうきょうさいばんしかん
東京裁判史観とは、第二次世界大戦における日本の行いが、全て悪であったとする東京裁判の判決を鵜呑みにした歴史観のこと。またはそれを批判・否定的する側が用いる蔑称。
この記事では主に日本の例を紹介する。
概要
第二次世界大戦において、大東亜戦争(太平洋戦争)をはじめとした、戦前・戦中の日本の行い全てが悪とした、『東京裁判』の判決を鵜呑みにした、戦後の歴史学界において主流であった歴史観である。
またはこの歴史観を批判・否定的に評価する側が使用する蔑称としても使われ、この歴史観を主張する側は戦後の歴史観を日本の歴史の負の部分をことさら強調し、正の部分を過小評価し、日本を貶める歴史観であるとみなされている。
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による戦後統治と東京裁判(極東国際軍事裁判)を通じて「“日本は悪である”との考え方を押し付けられた」とみなしているためである。
ほぼ同種の造語として『日本悪玉史観』があり、日本では『自虐史観』と同義語にされている。