東方蒼穹我とは、ニコニコ動画のテレビ東方チャンネルで放映されている「仮面ライダークウガ」と「東方Project」のクロスオーバー作品であり、「仮面ライダークウガ」のラストバトルから7年後を舞台に、五代雄介と幻想郷の住人達が織り成すハートフル&ハードな二次創作ビジュアルノベル動画である。
五代雄介の台詞回しや演出については、二次創作的なネタにぶれすぎることなく、本放送視聴済みファンから「そのまま再現されている」と好評を得る程見事に描かれており、「仮面ライダークウガ」同様の丁寧なつくりは、本放送視聴済みのファンも安心して楽しめるレベルで、動画内は視聴者による客演ライダー達のコメントやグロンギ語(とその和訳)そして動画を楽しんでいるコメントにあふれている。
ストーリーテリングについても、すでに視聴済みのファンがうなる展開(マイティフォームへの変身の条件等)が用意されており、作者の仮面ライダークウガへの愛が感じられ、笑顔を取り戻した五代雄介がまた拳を振るわねばならなくなった時、仮面の下でまた泣くのかそれとも・・・といったifについても安心して視聴できる。
※小野寺版や他の仮面ライダー、作者のオリジナルキャラ等は一切登場する予定がないとの事。また、一条薫や沢渡桜子、五代みのり、椿秀一も登場予定との事。
「仮面ライダークウガ」の主人公であり、一見飄々とした優男だが、東方Project的に表現をすれば、
夢を追い世界を冒険する程度の能力
2000の技を持つ程度の能力
みんなの笑顔を守る程度の能力
といった能力を備えており、「みんなの笑顔を守りたい」と言う信念に妥協せず、最後までやさしさを忘れなかった精神力や、クウガの力を得た事により強化された身体能力により、心身共に完璧超人と言える人物である。
※ニーチェの提唱した「精神的超人」を日本人的解釈で具現化したキャラとも言える。
親指を立てた拳を突き出す「サムズアップ」をパーソナルアクションとしており、五代雄介が「サムズアップ」しながら「大丈夫」と言うと、根拠が無いのが解っているのに本当に大丈夫だと思えてしまう信頼感に定評がある。
2000年にグロンギ族が復活すると共に霊石「アマダム」と融合して仮面ライダークウガに変身する能力を得、グロンギ族による殺人ゲーム「ゲゲル」からみんなの笑顔を守る為に振るいたくない拳を振るい続けながらも、やさしさを忘れることなく伝説を塗り替える赤い目の凄まじき戦士への変身を遂げ、雪山の死闘の果てにグロンギ族のボス「ン・ダグバ・ゼバ」を倒した。
「東方蒼穹我」は、ン・ダグバ・ゼバとの死闘から7年後が舞台であり、五代雄介も32歳になっているのだが、本放送当時と同様にやさしさを忘れない好青年のままであり、東京駅に向おうとして幻想郷に迷い込んだ後は、橙を相手に2000の技を披露する等相変わらず子供受けが良く、最終決戦で失った笑顔を取り戻している様である。