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西洋剣の編集履歴2017/06/29 21:25:22 版
編集者:俺ニート
編集内容:形状に加筆

西洋剣

せいようけんまたはせいようとうけん

西洋剣とは、西洋地域で誕生し使用された剣(或いは刀剣)。

定義

まず西洋の範囲については、インドより西方の地域を指す場合とアラビア半島より西側を指す場合があり、西洋剣(及び西洋刀剣)の西洋はおおよそ後者の範囲だと思えばだいたい間違いない。

形状

西洋剣・西洋刀剣といえば、左右対称で真っ直ぐな両刃の刀身を持つモノ…おおざっぱに表現すれば十字架の形をした長剣が代表的であり、これを想像される場合が多い。これは西洋に区分される多くの地域ではキリスト教を信仰しており、キリスト教のシンボルが十字架だったからといわれる。もちろん、ファルシオンのような片刃の刀剣類も存在したが、これらは大型ナイフ扱いされる場合があり、作りやすかった為下級兵士に好まれたが格式は高くなかった。

しかし、西洋刀剣の西洋は先述した通り、さまざまな国や土地を包括する言葉であるので、その分多種多様な形状のタイプが存在する。

具体例としては、サーベルがある。サーベルは中世半ばにハンガリー周辺で生まれた騎兵用の刀剣であり、たびたび侵攻してくるアジア系民族の影響から、刀身は基本的に片刃でカーブが付いている。このアジア系民族は軽装騎兵を重用しており、サーベルは重装騎兵より、軽装備の相手と相性が良い。

(ちなみにハンガリー周辺地域より西方では、重装騎兵を重視したが鎧が発展したからではなく、軽装騎兵の運用を軽視したからである。また、西方においては騎兵はある意味高貴な戦士の象徴的な面があり、体面上の理由から、その装備も贅を尽くした重装でなければならなかった。この重装騎兵は戦場で手柄より勇敢さを示すことを重視し、数的主力だった軽装歩兵を無視してでも、敵の重装騎兵と白兵戦を繰り広げることを好んだ。軽装歩兵達は戦力的に期待出来ない場合が多かったが、脅威となる場合であっても基本的にスルーした。)

ほかの例として、古代スペインで生まれたファルカタがある。この刀剣はククリナイフに似た形状をし、鎌のようにカーブの内側に刃がある。スペイン(+ポルトガル)のある場所をイベリア半島と呼ばれたので、イベリアの刀剣と言うことでイベリアン・グラディウスとも呼ばれた。(グラディウスはラテン語で刀剣の意。)

主に古代ローマの敵対勢力であったカルタゴが用いたほか、ごく短期間の間ローマ軍も使用した。

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