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第二模式MODEⅡの編集履歴

2019-03-06 00:34:05 バージョン

第二模式MODEⅡ

もーどつー

第二模式 MODEⅡは快看漫画(中国:毎週日曜日)、少年ジャンプ+(日本:毎週土曜日)に連載されている縦読み型のサスペンスストーリー漫画である。 作者は幽・霊(絵)と王雨辰(話)。

作品データ

  • 連載開始時期 快看漫画:2017年9月29日/少年ジャンプ+:2018年03月17日
  • ジャンル サスペンス・能力モノ
  • 連載媒体 web漫画

概要

中国のweb漫画サイト「快看漫画」と少年ジャンプ+で毎週土曜日に連載されているサスペンスストーリー漫画。

同作者である幽霊による「兄に付ける薬はない!」とは真逆の作風となっており、特殊なアプリによって能力を手に入れた少年少女たちが連続殺人犯を追うストーリーとなっている。

ジャンプ+では日本語訳された本編が本家より遅れる形で配信されている。


ストーリー

突如、携帯に送られてきた「第二模式」の当選メール。

それをダウンロードした者に与えられた能力が、連続殺人犯を追い詰める鍵となる——!?

(少年ジャンプ+ 作品紹介ページより引用)


登場人物

第二模式所有者

葉 秋(ヨウ シュウ)

  • 初登場話:日本版1話/快看版1話
  • 所有第二模式:覚通話

本作の主人公。北新中学校1年C組。

自分が理不尽な目に遭っても相手に強く言えない性格が足を引っ張ってしまっている学生。

母と妹・葉 柴の3人暮らしで父親とは別居している。父親に対しては良い感情を抱いていない様子を見せる。

紫が連続殺人犯に襲われた事件を境に相手の心を読む「覚通話(サトリツウワ)」のアプリを手に入れる。当初は覚通話が生み出す悪意に「心の声が聞こえることを良しとするか」迷っていた。

シューベルトとの戦いではイヤホンを使うことで携帯電話に触れずに心の声を聴き、形勢逆転した。


艾 思(アイ スー)

  • 初登場話:日本版2話/快看版2話
  • 所有第二模式:オーディンの眼

葉秋と同じ学校に通う男子生徒。北新中学校1年A組。一見するとチャラ男でノリが軽い性格だが仲間思い。

出会った当初はトーク本を使って誘ったり、執拗な勧誘で葉秋の怒りを買ったこともあったが葉秋が自分の携帯電話を劉に没収された際に協力し合ったことから連続殺人犯を追う仲間となる。

自分の母親が父親の愛人だったためか周囲から子供や大人からの陰口、鳥の死骸をベッドに置かれるといった陰湿ないじめの被害にあっており、自分の存在に否定的になっていく。そんなある日、自分と同じ境遇に遭いながらも人々に愛されたスーパーヒーロー・マイクの漫画本に感化され、誰かを助けるためのヒーローを目指すことになる。

普段は父親が用意したマンション「優隣レジデンス」の21階で1人暮らしをしているが父親との関係は「父親が自分に笑いかけることなんてない」「他人に自分の息子だと紹介するわけがない」とこじれにこじれている。

子光に助けられてからは彼を「兄貴」と慕っている。


陳 子墨(チン シボク)

  • 初登場話:日本版4話/快看版5話
  • 所有第二模式:変声

葉秋と同じ学校に通う女子生徒。北新中学校1年C組。無口に見えるが声帯ポリープを抱えており、手術の結果次第では声が出なくなる可能性を言及され、恐れるあまり口数が少なくなってしまった。

友人の小雪はそれでも子墨の友人であった。小雪が連続殺人犯に殺害されて以降は第二模式の力で犯人を捜すことを決意。その途中で出会った葉秋・艾思らと手を組むことになる。

当初は犯人に対するドス黒い怒りを覚通話で聞いた葉秋に犯人であると思われ、子墨もまた葉秋が小雪を殺害したと思い込んでいた。

医者である母親と一緒に暮らしているが仕事で家を空けがちなことから生まれる孤独を母親の声を録音した第二模式で使って埋めている。


林 樹風(リン シュウフォン)

  • 初登場話:日本版8話/快看版10話
  • 所有第二模式:Rec

葉秋たちの学校に赴任してきた臨時講師。白・黒・灰色のモノトーンで全身を固め、余計な会話は一切しない人物。教師同士の関係も悪く、交友圏も狭い。学校の独身寮に住んでいる。

女子生徒に乱暴したことで警察まで介入する騒ぎとなり、証拠不十分で不起訴となったが体面のため元居た学校を解雇された経歴を持つが後にそれが女子生徒のでっち上げだったことが裏掲示板で発覚した。それ以降、林は嘘を付く人間を極度に嫌うようになる。

一時期は葉秋たちから連続殺人犯と疑われていた。柴とは一度会ったことがあり、「天使のような子が被害に遭うなんて残念だ」と思いを吐露している。


陳 尚兵(チン シャンピン)

  • 初登場話:日本版22話/快看版25話
  • 所有第二模式:捜査

刑事。連続殺人犯の捜査担当をしている中年男性。

ベテランらしく、様々な犯罪者と接してきた生活故か相手の目を見ただけで何を考えているか分かると豪語する。

葉秋に「第二模式の力を乱用するな」「我々は対等ではない」と圧を掛ける。そのために葉秋たちを監視している、とわざわざ告げるほど。

唯一の生存者である葉紫が再び連続殺人犯に狙われないように保護しており、葉秋の力を見込んで「協力」を要請するが半ば脅迫に近い形になっているなど真意は掴めない。

何かしらの病気を患っているのか吐血している。


李 子光(リー シコウ)

  • 初登場話:日本版25話/快看版28話
  • 所有第二模式:正義

警察官…のコスプレをしている青年。死んだ父親が警察官だったことから幼少時から警察官に憧れており、父の正義を受け継ぎ、遺品から制服を引っ張り出しては街のためにパトロールを行っている。

尚兵とは知り合いで「いい加減にしないとムショにぶち込むぞ」と脅されている。


尼雅(ニヤ)

  • 初登場話:日本版36話/快看版39話
  • 所有第二模式:予言の詩(うた)

小学生の女児で葉秋の携帯に太った男性の事故死を予言するショートメールを送信する。

誰かから葉秋の携帯番号を教えてもらったらしく、「教えたらおもちゃ取り上げられちゃう」と葉秋に教えることを拒否した。

自分の予言は絶対に変えることができないと盲信している。


シューベルト

  • 初登場話:日本版37話/快看版40話
  • 所有第二模式:"凶"鳴(レゾナンス)

不良たちに絡まれていたところ、固定周波数を発生させる第二模式で不良の1人を殺害する。その後、葉秋・尼雅たちと出会う。

何故か葉秋の第二模式を把握しており、自宅に戻ろうとする葉秋を襲撃し、「私の心の声を聞いてくれよ」と殺意剥き出しの挑発をする。

自分の能力に絶対の自信を持ち、葉秋の抵抗から右手を振動させるがそれを逆に利用され、能力を相殺されてしまう。

最後の手段である低周波を使うことで葉秋を殺害しようとしたがそれに苦しんだ猛犬を逆にけしかけられる。一命を取り留めるが携帯も陳 尚兵に押収されてしまった。

快看漫画版では「129****3349」という自分の電話番号を教えている台詞がある。同版では葉秋との対決後に猛犬に指を7本噛み千切られたことが語られており、モザイクがかけられているが日本版ではモザイクが無くなっている。


連続殺人犯

  • 初登場話:日本版1話\快看版1話
  • 所有第二模式:不明

少女のみを狙って殺害する連続殺人犯。

手口は至ってシンプルだが滅多刺しにして殺害するほど残虐でまだ手がかりも出てきていない状態。殺された少女たちの携帯電話を盗んでおり、第1話では3人を殺害していることが明らかになっている。

葉秋の覚通話で本音を聞くことが出来、その正体は掴めていないが覚通話の性質から「葉秋が会ったことのある人物」であることが判明している。葉秋が心の声を聴いた際に所有者同士の電波干渉の雑音が入ったことから第二模式の所有者であると思われる。

艾思が挙げた可能性として「携帯を持っているのに持っていないフリをしている人」「内向的で人間関係が希薄なタイプ」「いきなり携帯電話を変えても問題が無い交友圏の狭い人物」。

殺された遺体には性的暴行をされた様子は無く、被害者の恐怖の感情を集めていると艾思は推察している。


暗殺者

  • 初登場話:日本版28話/快看版31話
  • 所有第二模式:不明

艾思を抹殺するために現れた暗殺者。第二模式のユーザー。

彼の父親に変装することで子光の眼を誤魔化そうとしたが艾思との関係を把握していなかったため、ボロを出してしまう。子光の能力で腕に怪我をするも瞬間移動のような第二模式で逃亡。

協力者がいるようでその人物が「ブラックリスト」に入れた人間のみをターゲットにしている模様。想定外であった警察(のフリをした子光)の介入に対して焦っていた。


創造主

  • 初登場話:日本版44話/快看版47話
  • 所有第二模式:不明

シューベルト曰く「第二模式の創造主」。

スーツを着た男性で第二模式の付与・回収を仕事としている。

シューベルトに能力を与えた1か月後に能力を回収しようとしたが自分の第二模式を気に入っているシューベルトはこれを拒否。能力の回収は強制的にできる。

"凶"鳴を回収しないことと引き換えに葉秋の抹殺をシューベルトに命じる。


所有者の関係者

葉 紫(ヨウ シ)

  • 初登場話:日本版1話/快看版1話

葉秋の妹。気が強く、傍から見ると気弱な兄を避けて行動しているように見えるがその実は葉秋のことを大事に想っており、兄がしっかり者になれるように影から応援していた。

少女のみを狙う連続殺人犯のターゲットにされ、一命を取り留めるも刃物で刺された傷が原因で意識不明の重傷を負ってしまった。運が良かったのか定かではないが携帯電話は盗まれておらず、これが葉秋と連続殺人犯を結びつける繋がりとなった。

連続殺人犯のターゲットの中では唯一の生存者で犯人の顔を見たことと犯人が彼女の生存を知れば確実に殺しに来ることを踏まえて警察がその存在を隠して保護している。


秋と柴の母

  • 初登場話:日本版1話/快看版1話

夫とは別居しているようで彼女1人で2人の兄妹を育てている。

シューベルトに襲われ、軽い脳震盪で入院している。


小雪(シャオシュエ)

  • 初登場話:日本版3話/快看版4話

子墨の友人。いじめられていた子墨を助けたことがきっかけで友達になる。

子墨が落としてしまった携帯電話のストラップを一緒に探そうとしたが小雪の祖母の誕生日があることを理由に子墨は小雪を帰したが、落としてしまったと思われる場所をうっかり喋ったことで連続殺人犯と遭遇してしまい、殺害されてしまった。


その他

委員長

  • 初登場話:日本版1話/快看版1話

連絡網を貰っていない葉秋を気遣ったりしていたのだが心の中では「内申を稼ぐために」優しくしていたことが覚通話で明らかになった。


郭帥(カクスイ)

  • 初登場話:日本版1話/快看版1話

葉秋から本を借りていたが本人の知らぬところで売り飛ばしており、それが覚通話で暴かれてからは互いに口を利かなくなってしまった。郭帥は葉秋がそのことを忘れるまで逃げ回るつもりでいた。


李田(リーティエン)

  • 初登場話:日本版3話/快看版4話

ミスキャンのレンと付き合っていると噂されている男子生徒。

葉秋が覚通話で本音を聞き出した際に「親のクレジットカードを勝手に使って買った腕時計をプレゼントする」ことで正式にレンと付き合おうとしたが、レン自身も李田を金づるとしか見てないことが発覚し、葉秋の乱入で破談となった。


劉(リュウ)

  • 初登場話:日本版6話/快看版8話

葉秋らが通う北新中学校の数学教師。


お手伝いさん

  • 初登場話:日本版24話/快看版27話

艾思の家の家事手伝いをしている中年女性。

暗殺者に囚われ、クローゼットに押し込まれていたところを艾思に発見されるが既に死亡していた。

子光と共に再訪した際には何故か生存している状態であった。疑問に思った子光が話を聞いたところ、「(子光たちの再訪まで)寝てしまっていた上、記憶があやふやだった」と証言する。


子光の祖母

  • 初登場話:日本版32話/快看版35話

子光の祖母で尚兵とは子光の父を通じての知り合い。

尚兵は息子を亡くした彼女の助けになろうとするも「あなたでは息子の代わりにはならない」「私も息子の死を受け入れることができました」と返される。


第二模式

携帯電話に届いた怪しげなダウンロード案内メールから登録することにより、所有者の望む能力を与える謎のアプリ。

ユーザーに選ばれる基準は不明で葉秋たち学生のみならず、大人も所持している。

能力を行使するには様々な条件がある。

  1. 第二模式をダウンロードした携帯電話またはその番号のSIMカードを所有していることが前提条件。
  2. コピーした電話機・SIMカードは不可。
  3. 第二模式は所有者毎に紐づけされており、所有者以外の人間が使用することは一切できない。
  4. 能力者同士で通話すると電波干渉のような雑音が入る。
  5. 能力が使える携帯電話が2台ある場合は先に使用した方に能力の使用権が移る。

物語開始前より第二模式による犯罪は発生していたが連続殺人犯のようなケースは初めて。


第二模式名覚通話(サトリツウワ)
所有者葉 秋
アプリデザイン口を縫われたような赤いハート+黄緑色の背景
能力通話した相手の「本音」を聞き出す

「本音」を聞き出すには葉秋が相手の「顔」「名前」「電話番号」を把握していなければいけない。

また、対象の意識が無い場合でも「本音」を聞き出すことができない。

画面には顔の付いたハートが映し出され、「青」=焦っている、「赤」=好意を示している、「黒」=不快な感情を抱いているのように変化する。

快看漫画版では「心声」表記。


第二模式名オーディンの眼
所有者艾 思
アプリデザイン1つ目の丸っこい生物+黄色の背景
能力携帯電話のカメラで撮影した対象の「視覚」を手に入れる

2~3秒ごとに視覚の情報が更新される。「対象者」が目を閉じている・暗闇にいる・携帯のメモリー不足のいずれかに該当すると能力が使用できなくなる。

自撮りでは能力が発動しないが他人を撮影することができれば、能力の発動先はその他人の視覚になる。


第二模式名変声(ボイスチェンジャー)
所有者陳 子墨
アプリデザイン翼の生えたマイク+ピンク色の背景
能力ありとあらゆる「声」に偽装する

携帯電話に録音した人物の声を使うことであたかもその人物と自然に会話をしているように装える。

ただし、子墨自身が第二模式を介してその声を聴かないと使用することはできない。


第二模式名捜査
所有者陳 尚兵
アプリデザインヒゲの生えた?型の虫眼鏡+黒色の背景
能力どんな人物でも指紋や身分証などで「身元」が分かれば相手の詳細なプロフィールを閲覧できる

「第三者が対象に関して見聞きした情報しか得られない」という検索サイトに似た能力で対象が自分で考え、自分で行動した場合は「捜査」の情報には更新されない。

また、一定時間経過してしまうと「捜査」の範囲外になってしまう。

快看漫画版では「捜索」表記。


第二模式名正義
所有者李 子光
アプリデザイン天秤を擬人化したような姿+白色の背景
能力相手の能力をそのまま自分にコピーする

相手が拳銃などの武器を持っていればその武器もコピーできるが「子光自身が危機的状況に陥っていないと発動しない」という欠点を持っている。

自分に危害を加えない第二模式の場合も効果は発動されない。


第二模式名Rec(レック)
所有者林 樹風
アプリデザイン顔のついたビデオカメラ+紫色の背景
能力撮影した相手の時間を止める、巻き戻してワープのように移動する

撮影対象が増えるほど体力を多く消耗する、停止した対象者に攻撃できないなどのデメリットを持つ。対象者には一時停止マークが携帯電話上で付与される。葉秋たちのクラス全体を止めた際は「42/41 0:05」と表示されていた。

「巻き戻し」することにより停止した時間を巻き戻してワープしたかのように見せかけることもできる。林が子墨の訪問から「巻き戻し」で戻った際には7分後にいる独身寮前から6分前にいた独身寮内の廊下に移動しており、画面右下の表記から察するに1人に対して使った場合は8分間の巻き戻しが可能。


第二模式名予言の詩(うた)
所有者尼雅
アプリデザインヘッドフォンを付けた顔の付いた花+子供や蝶、星がデザインされた空の背景
能力対象の死の予言を行う

子供らしい言葉で作られた抽象的な「童話」による予言を行うが死に直結している内容であるため、受けた本人が回避しない限り、その死の予言は確実に起こることになる。

葉秋の死の予言がされた時のタイトルは「死んじゃう葉秋くん」。


第二模式名"凶"鳴(レゾナンス)
所有者シューベルト
アプリデザイン顔のついた波形+赤色の背景
能力物体に対し任意の周波数を発生・振動させることであらゆる対象を破壊する

初登場時は彼に絡んだ不良の1人の頭部をねじ切って殺害するという恐ろしさを見せた。

自分の周囲にある空気を振動させることで障壁を作ったり、逆に動きを封じるために相手に絡ませることもできるなど攻防一体の性能を誇る。

振動同士がぶつかると相殺され、能力を封じられてしまうため上述の障壁や束縛などで距離を取る必要があると思われる。

本来は別の名があるがシューベルトは「"凶"鳴(レゾナンス)」と呼んでいる。

快看漫画版では日本語に変換できない文字が使われており、「"凶"鳴」は日本語版独自のもの。


余談

快看漫画版、少年ジャンプ+版ともに話の最後に覚通話の不快アイコンがコメントを出している。

ジャンプ+版では当初は翻訳したものが使われていたが徐々に脱線し、コメディ風になっている。


関連タグ

少年ジャンプ+ web漫画 サスペンス


関連リンク

少年ジャンプ+版 快看漫画版

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