埋蔵金
まいぞうきん
誰かが埋めて隠したお金のこと
過去に栄えた人などが、自身の持っているお金の一部を埋めて隠したとされるもののこと。
あるかどうかも疑わしいものの代表例ではあるが、ロマンを求めて探す人もいる。
徳川家のもの(徳川埋蔵金)が代表例。
そもそも埋める必要があるのかという根本的な問題があるため、土の中に埋めてあるということはまずない。財宝を隠す場合、何らかの有価証券に換えておいたり、金庫に入れておいたりするという発想が普通である。普通は土に埋めようなどとは思わない。それに、トラックのない時代に遠くの原野まで持ち運ぶのも危険である。運搬費用も膨大なものになる。仮に埋めるとしても持ち運ばずにもともと財宝のあった土地に埋めた方がはるかに安全である。
もしも発見したら?
何らかの形で埋蔵金を発見・発掘した場合、その埋蔵金は誰のものになるの?と疑問が湧くだろう。
実は埋蔵金はそのルーツ・発見した場所・発見者と埋蔵金の関係などによって大きく変わるのである。
まず、日本国内で埋蔵金が発見された場合は概ね埋蔵金の所有者不明が多く遺失物、つまり落し物や拾い物扱いとなるのでまずは最寄りの警察署に届けないといけない。
その発見地の所有者が発見者と異なる場合は概ね土地所有者と発見者で折半になるという。さらに歴史的文化価値がある場合は文化庁の調査を経てから価値の内の何パーセントか政府や市町村の行政から報酬として出る場合も同じだと思われる。
例えば徳川埋蔵金の場合は徳川幕府の財産扱いで現在の日本政府のものになる。さらに歴史的文化財になる為、必ず文化庁の調査が入る。
果たして埋蔵金を発見してウハウハ・・・なのかは、お上の判断次第なのである。