アストレア・アンセム
あすとれああんせむ
「当然よ!わたしはなんでもできなくちゃいけないの!」
「———これが、ワタシ。わたしが望む、護りの力。護剣———Amaterasu」
「私はこの地を統べるアンセム家の娘、アストレア・アンセム!!アンセムとは秩序の象徴!そしてわたしこそがその秩序の体現者よ!」
概要
英語表記 | Astrea・Anthem |
年齢 | 13 |
誕生日 | 8月26日 |
身長 | 143㎝ |
体重 | 35㎏ |
出身地 | ブラッドレルム 旧帝国領 帝都 グロズヌイ |
趣味 | 財にものを言わせて買ったゴルドニアファミリーを見せびらかすこと |
好きな食べ物 | 桃のタルト、甘酒 |
嫌いな食べ物 | フォアグラ、イモムシ |
好きなアイドル | スウィートレルムズのエヴァ(1番のファンと言うほど) |
苦手なもの | 犬に関わるもの、動物 |
声優 | 貫井柚佳 |
現在のブラッドレルムの中核を担う7大諸侯のアンセム家の一人娘であり、次期領主にあたる13歳の女の子。
母は旧帝国の皇帝であり現領主であるアンセム。アストレア専属のメイドであり、ボディーガート兼教育係にはかつての帝国の宰相であるオラトリオがついている。父親は誰かは不明である。
普段は教育係のオラトリオと一緒にいることが多い。そのためアンセムは若干羨ましがっている。
銀髪で横が短く、後ろが長いといった独特の髪形をしており、普段は装飾が多いドレスを着ている。
母のアンセムとは瓜二つの用紙をしているのだが性格は全くと言っていいほど似ていない。
大切な友人や家族を護るために、そして帝国の秩序を守るために戦いに身を置くことになる。
イベントを通す事に成長し、素直になれず不器用ではあるがその中にカッコよさと可愛さがある彼女は多くのユーザーからも愛されており、彼女が所属しているブラッドレルム枠なら常に1位、さらに3周年人気投票(この時に男女別ではじめて人気投票が行われた)、4周年人気投票で1位をとり、ネロに続いて二人目の殿堂入りを果たした。
その際、メインストーリーでの活躍が示唆されたため、二部での活躍が期待されている。
人物(1部)
次期領主という重圧に苦しむ女の子
アンセム家の一人娘の女の子で、プライドが高く高飛車な振る舞いがよく目立つが、かなりの努力家である。その努力は学業でよく見られ、テストでは常にトップといった形で結果が出ている。
しかし内面は同年代の女の子同様明るく無邪気な性格をしており、そこそこの面倒くさがりである。
なぜここまでプライドが高いかと言うと、家柄や次期領主としての重圧、何をしてもどこに行ってもアンセム家の娘としか見られないこと、母から授かった大切な名前を誰にも呼ばれないことなどに苦しんでいること原因である。
彼女の高飛車な振る舞いは内に抱える寂しさをごまかすためである。
そんな彼女を時には厳しく、時には優しく正しい方向に導いてくれているのがオラトリオである。
ちなみに煽り耐性はほぼない。
何でもできないといけないとは言うものの・・・
彼女は褒められたりした時に「これくらい当然よ!私は何でもできないといけないの!」と言うことが多い。
実際、彼女はいろんなことができる。
しかし、こんな彼女にも苦手なこともある。その一つは歌を歌うことである。
彼女は隠してはいたが(オラトリオにはばれていた)音痴であり、歌のテストが近づいて追い詰められた際はオラトリオに頭をさげて音痴を治すためにお願いしていた。
その時は“たまたま”家に侵入していた歌人に歌を教わった。その際、アストレアは非常に熱心に歌の練習に取り組んでいた。
また朝起きることも苦手である。彼女は朝に非常に弱く1人で起きれない為、いつもオラトリオに起こされている。最初は優しく起こそうとするオラトリオではあるが、全く起きようとする気がないため、頭を揺らしたり、大声で叫んだりして起こしている。その際、オラトリオに対して非常に激しく激昂する(自分が悪いと思うんですが・・・)。
さらに母親であるアンセムに叱られること、部屋の掃除や整理整頓をして綺麗にすることも苦手としてる。
さらに、アストレアが限定化した際のイベントにて動物、獣人が超苦手であることが判明した。
原因は、小さいころに子犬に追いかけまわされ、噛まれた(甘噛み)ことがトラウマとなっていること、母のアンセムから悪い子を森に迷わせて食べてしまうという獣人の話を聞かされたためである。しかもそれをいまだに本気で信じている。
そのためか修学旅行の際、獣人の恰好している(限定アストレアの服装がそれである)。さらにフリージアにもさせた。
強引に着せたか、これは彼女なりにフリージアを護ろうとしているのかもしれない。
動物の中でも特に犬を嫌っている。アストレアは犬とイモムシならイモムシの方がましというほどである。
しかしイモムシは口に合わなかった模様。
甘酒は好きなのだが、3杯飲んだだけで酔っぱらってしまうほど弱いのである。
恐らくまだまだ苦手なものがあると思われる・・・・・・。
こんな彼女ではあるが、母であるアンセムやオラトリオを始めとした多くの民からも愛され、温かく見守られており、今日も母の背中を追い掛けて成長している。
1部、イベントストーリーの関連人物など
以下イベントのネタバレが多く含まれております。それでも良いという方のみお読みください。
- アンセム
現在の旧帝国領主でありアストレアの母親。非常にクールで落ち着いた性格をしており、オラトリオにアストレアとは容姿はそっくりだけれど性格はまったく似なかったといわれるほど。また、アストレアと距離感があることをかなり気にしてる模様。
いまではママセムとユーザー、そして公式から呼ばれているが、秩序を守るために自身の感情を生贄にしていた経歴がある。幼い頃はアストレアのように明るく、笑顔が可愛い女の子だった模様。
怒るとかなり怖いらしく、アストレアへの説教の脅し話で獣人への苦手意識を作ってしまった張本人でもある。
アストレアが修学旅行に行っている際、イヴ、シャーロットと共に温泉旅行に行っていた。
- オラトリオ
領主アンセムとは古い付き合いで、幼い頃から当時の帝国の秩序のためにともに活動していた。アンセムが母親となってからは、厚い信頼から彼女の子であるアストレアの教育係を任されており、ときに優しく、ときに厳しく容赦ない意見を交えつつアストレアを導く立場となっている。アストレアが生まれたときから傍に控え、成長を見守ってきたため、アストレアがアンセム家の色眼鏡から抱える孤独や重圧を理解しているが、その上で厳しくせねばならないと努めて振舞っている。また、アストレアが魔装に乗っ取られ暴走してしまった時は体を張って助けたりした。素直ではないアストレアのせいで誤解を生まないためにアストレアの本心を通訳したりしている。かなりの苦労人ではあるものの、アストレアからも非常に信頼されており、アストレアも常に自分を正しく導いてくれる存在であると認めている。ただ、アストレアが思春期のためか反発をすることも多い。それでもたとえ憎まれ役となろうと、アストレアが公の場で恥をかくことがないように厳しく接している。それは常に冷静沈着でクールな彼女なりのアストレアへの心からの愛情の表れである。
- フリージア
自称アストレアのライバル。アストレアの数少ない友人の一人である。アストレアに対して殆どの同級生は媚を売ったりしているが、フリージアはアストレアを一方的にライバル視し、度々勝負を挑んでいる(なおアストレアには常に1歩先をいかれてしまっている模様)。言い争いや張り合いなどを良くしているため、一見仲が悪いように見えるが、二人とも心の底から親友であると認め合っている。と言ってもどちらも本人の前では絶対に言わないが・・・要するにどっちもツンデレである。
限定化イベントでは、アストレアと一緒の班で修学旅行を楽しむことになった。甘酒で酔ったアストレアを介抱したり、アストレアが寝ているときに見張りをやったりしたため、飲み水が無くなり脱水症状になった。
また、アストレアと一緒にサバイバルをする最中、イモムシを食べたり(アストレアを煽って一緒に食べた)、一緒に泣いたり、逃げたり…とにかく仲のいい二人である。
人形焼きイベントではエメラルドがいないため代表して先陣をきったアストレアに続いて儀式を行った。
余談だが限定版のフリージアと限定版アストレアはスキルの相性が極めてよい。
- シャーロット
名前だけ登場。
アストレアの教育に悪いとママセムは言っている。アンセム大好きのヤンデレであり、かなりグロテスクなことをしている。
心を読むことができるため、彼女の前で隠し事はできない。
- イヴ
ブラッドレルム及び、六大国のすべての人々を虜にした伝説の元スーパーアイドル。あまりの人気からブラッドレルム最大の人口を誇る旧連邦領の民にほぼ100%の得票率で選ばれた旧連邦領の領主。規格外のカリスマから、ブラッドレルムでは『暁を告げた光の鶏』と呼ぶ者もいる。
彼女は応援されてるならとんでもない力を発揮することが可能な魔法を使える。そこに彼女のポジティブな性格も相まって、とんでもない力をもって殴る戦闘スタイルをとる(アイドルなのに殴る戦闘スタイルなのか…)。
ツッこんでもツッコミ切れないのが彼女の良さである。
アンセム家の治める旧帝国領とは昔から親交が深く、アストレアからは「イヴおばさま」と呼ばれており、非常に仲がいい模様(元スーパーアイドルをおばさま呼び出来る数少ないキャラクターである)。
- エヴァ
国際的アイドルグループのスウィートレルムズのブラッド担当のメンバー。
伝説のアイドルであるイヴを母に持つ少女であり、彼女自身も母にあこがれアイドルになったが、母ほどの人気を得られず悩んでいたところをスカウトされる。
母との差を知ったため少しひねくれているが、根は真面目な性格である。
アイドルは体力仕事とイヴから聞かされたため、イヴに負けないように毎日厳しい筋トレをしている。筋肉という形で努力が結びつくのが嬉しいようで、ますます筋トレをしているためか、「筋トレアイドル」として徐々に人気が高まっている(本人は恥ずかしい模様)。
しかし、イヴとの力比べでは負けてしまう模様(あいつは強すぎた)。
アストレアとは幼馴染であり、アストレアにとっては良き姉であり、エヴァにとっては可愛い妹である。
アストレアはエヴァのことが大好きであり、エヴァの一番のファンであると豪語している。
アストレア曰く、エヴァのダンスはキレがよく、かっこいいらしい。
名家のお嬢様としてではなく一人の女の子として、姉が大好きな妹としての貴重なアストレアがみることができる。
- リシェ
退屈な社交パーティー会場に突如現れた幽霊。大暴れをし、パーティーが中止となってしまった。しかし、会場がハロウィン風になってしまったため、ハロウィンパーティーをフリージアとすることとなった。ある意味救世主である。
- オルフェ
音痴であるアストレアに対して歌を教えた人物。Amaterasuの歌も作った(内容は壊滅的である)。しかし非常に歌がうまく自由な人間である。そのせいで借金まみれである。
- カトルス
オルフェの取立人の少年。数時間歌を教えただけで100万ゼルを支払うアンセム家のお金の使い方に唖然としていた。
- ちょこ
アストレアと一緒に相席をして座っていた。生まれながらのあふれ出る貴族の輝きを自慢していたらキラキラしているのは指輪とオラトリオと一緒に突っ込まれ「その子もオラトリオも嫌い。」と言われてしまった。また、アストレアはちょことルビーの大食いを見て意地を張って満腹になるまで食べていた。
- クロエ
アストレアに特別に許可を得て相席をしていた。アストレアについてオラトリオから聞いた際、皇帝の気品を感じるような…?と言って驚いていた。またキラキラしたオーラも輝いていた。実際キラキラしてたのは指輪だけど。しかし、クロエが地上に降りてきた理由がはっきりしなかったため、怪しいと疑われた。その後すぐオラトリオに止められ、ちょこには早く食べれと言われた。
- フラウ
スイパラの臨時店長。アストレアが戦っていた姿を見ていたため、「小さいのにすごいね!」と言われ、小さいは余計と怒っていた。料理の味はアストレア曰く「まぁまぁだったわね!」と言っていたが、オラトリオの通訳によると大変おいしかったとのこと。
- 先生
アストレアの通う帝王女学院の先生。中々にキャラが濃い人である。
- ティピカ
おいしければ人すら食べてしまう食人鬼の獣人の女の子。イベントの1枚絵で泣きながら走るアストレア、慌ててるフリージアと一緒に目を光らせて食べにかかってきた。
- クォン
遭難していたアストレアたちを見つけ、ポポカテ村まで運んだ少年。
ろくに観光できていないアストレアたちをネケレレ遺跡に連れていき、妖精の光を見せた。
怒るとアストレアでさえ普通に謝る。
なかなかに怖い風貌だが、根は仲間思いの良い奴である。
アストレアのアニマルレルムでの初めての友人の一人である。
- ラパンテ
アルル大好きの少年。最初から呼び捨てでなれなれしいとアストレアに言われていた。
同じくアストレアのアニマルレルムでの初めての友人の一人である。
ちなみにラパンテのせいでスパイラルに一行は襲われる羽目になった。
- シャロン
ラパンテに思いを寄せている少女。
同じくアストレアのアニマルレルムでの初めての友人の一人である。
以前のイベントでのお嬢様言葉の伏線をフリージアが回収した。
- アルル
かつて霊廟の古き神に生贄としてささげられたが、貧相だからと言って「破乃仮面」「護乃壺」「智乃書」に「贄の刻印」を与えられ、「食べ頃になるまでの間は面倒を見られている」獣人。ちなみに神々は完全に下界生活を楽しんでいるため、すでに約束は忘れている。そのため育ちすぎるほどに育っている。なおそのことはアルルはまだ知らない。
アストレアたちを看病し、モコロロエンドに連絡してくれたが…
- シェパルド
モコロロエンド所属の犬の獣人。
アストレアたちをムササビの里に連れて行こうとしたが、アストレアの犬嫌いのせいでアストレアに逃げられてしまったなんとも言えないオジサンである。
また、色んなイベントでも苦労人であるなんとも可哀想なオジサンである。
- アリシア
ブラッドレルムの中でも有数の名家であるリリスベル家の新しい家主。
リーザの姉であり、非常に明るい性格をしている。
- アマネ
いつかマイ神社を立てるために一つ1万2千ゼルでお守りを売る女の子。
イベント内でアストレアにもお守りを売ろうとして、あと少しでの所でメリダに連行されてしまった。
- ムゥ
始まりの魔女の一人であり、月間マジョマジョのトップモデルである。アニメでアストレアが遊びでカメラマンをやっている時、仕方なくではあるがモデルをやっていた(撮影時は結構ノリノリだった)。
- ダイヤ
魔女協会総帥。仕事をさぼってパフェを食べに行ったり、ワガママで国全体を休日にしたりと中々のクソガキである。
エイプリルフールのイベントでは口喧嘩をしていた。
- サファイア
魔女協会十輝石の一人。ルビーとタッグを組んでいる。ダイヤが逃げた際はよく探しに出かけている。
- エメラルド
魔女協会十輝石の一人。人形焼きにてアストレアごとスパイラルを攻撃し、見事に殲滅した。
なお巻き込まれたアストレアは傷だらけになったためぶち切れた。
- アクアマリン
魔女協会十輝石の一人。人形焼きにてアストレアたちがスパイラルと交戦中にサポートをしていた。エメラルドの攻撃で傷だらけになったアストレアの傷を治し、旧帝国領と魔女協会の関係悪化を何とか防いだ。
- トレーク
大罪の魔女の一人で末っ子の怠惰担当の魔女。とにかくだらけている。人形焼き会場を襲撃したスパイラルをアストレアとともに迎撃した。
- グルーミージ二ー
別名魔女狩りと呼ばれるスパイラル。恐らくレベルIVクラスのスパイラルである。魔女などの魔力を急激に吸収し自身の壺(本体)にため込むため、魔女の天敵ともいわれる。急激に魔力を吸われてしまうと魔力攻撃をするものはたちまち昏睡状態に陥ってしまう。劇中ではオラトリオほどの魔法使いの魔力を吸収して戦闘不能にしてしまうほどである。魔法使いの形状はため込んだ魔力を大きく消費してしまうため滅多に取らず、ただの壺に擬態したり、飛んで逃げたりと戦闘を好まない性格をしている。最後はAmaterasuを使役したアストレアによって三枚おろしにされた模様。
- ミコトガミ
アニマルレルムのネケレレ遺跡の奥深くに古くから鎮座し、「遺跡の守護神」として言われているレベルVのスパイラル。大地を操る特性を持ち、精霊と深く関わりのあるとも考えられていて、アニマルレルムのドルイドからは「生命」を司るスパイラルと言われている。縄張りにはいっても危害を加えない温厚なスパイラルであり、運が良ければ「妖精の光」と呼ばれる美しい光景を見ることができる。
レベルVスパイラルのため、スパイラルが集まってきてしまう。しかしミコトガミは臆病なため、人がいるとわかるとすぐ隠れてしまう。ミコトガミの前では大人しいものの、ミコトガミが隠れてしまうと狂暴になり、近くにいる人間に襲い掛かる。クォンやアストレアは、ラパンテの声がでかいせいでミコトガミが隠れてしまい、実際に襲われることとなった。その時はアストレアがしんがりとなり皆を逃がした。アストレアは強く無傷で帰ってきたので良かったが、一般人ならひとたまりもなかっただろう。
また、普段は臆病だが、遺跡を荒らすものには大地の怒りともいえるほどすさまじい攻撃を仕掛けてくる。
- リュストメーテル
エイプリルフール限定イベントのポケットアートにてアストレアの相棒アートとして登場。鳴き声は「ふめーど」。二回戦でダイヤに勝ったハルのアートであるミウの体力を回復していた。ちなみにバージョンが違うとアストレアと戦うことも。
メインストーリー ※ネタバレ注意
2部4章 無限煉獄の陽牢
生も死も、希望も絶望も、すべてが無意味
無駄で、無用で、無価値なただの陽炎
ここは心を折るための牢獄
すべてを絶望させるための煉獄
赤き月は絶望へと姿を変え、希望をむしばんでいく
紅き月は一度地に堕ちた。
連邦領主のイヴが紅き月が落ちた龍の尾へと向かうが戻らず、数日後再び浮かんだ紅き月から大量のスパイラルがブラッドレルムに降りてきて蹂躙を始めた。
魔女たちは一人残らず魔法が使えなくなり、旧連邦領、レイデシア領、スウィンス領、カルディラ領、そして魔女協会領は瞬く間に壊滅し、その勢いは止まることを知らず旧帝国領へと押し寄せる。
旧帝国領
民を守るために、そして一人でも多く逃がすために領主アンセムはスパイラルを抑えるべく応戦する。そこにアストレアがやってくる。
オラトリオ、フリージアはアストレアを守るために亡くなっており、アストレアは母のアンセムに共にリリスベル領に逃げようと提案するが、アンセムはスパイラルを抑えるためにしんがりを務めると言う。それが秩序を背負う者の責務であり、領主として背負うべきものであるからこそ・・・・・・。
それを聞いたアストレアも戦うというがアンセムはだめだと一蹴する。アストレアはもう目の前で大切な人たちを失ってしまうのが怖くて精神的に追い詰められてしまっていた。
しかしアストレアは母を失うことを恐れていた。そんなアストレアにスパイラルが襲い掛かる。不意を取られ、絶体絶命の危機だったがアンセムがアストレアを庇い致命傷を負ってしまう。
死ぬ間際、帝国は壊滅するがアストレアが生きている限り秩序は残ると言い残し、アストレアに秩序を任せて亡くなった。
しかしアストレアは大切な人達を目の前で失い、心から絶望してしまい戦う気力すら残っていなかった。そしてスパイラルに襲われてしまうが・・・・・・。
リリスベル家 諸侯会議
帝国領の悲劇から数日後、アニマルレルムから来たウィンター達から話を聞くため、そしてスパイラル対策のために臨時で諸侯会議が行われることとなった。
奇跡的に生還していたアストレアは領主代理として参加していた。
自己紹介中にアストレアはヒューマレルムのレベルVIのラビュリントスの力を試そうとした。
その際はエヴァが何とか収め、ダイヤの口から語られる非常な現実をウィンターたちは聞かされる。
ダイヤ、アリシア以外の領主は全滅、そしてかろうじて代理を建てられた旧帝国領と旧連邦領以外は代理すら建てられなかったこと。諸侯は僅か4人となってしまっており、ブラッドレルムの壊滅は目前まで迫っていた。
ダイヤは輝石たちが身を挺して逃がしてくれたため生き残ることができた。輝石たちの最後を、そして皆が命を懸けて逃がしてくれたからこそ皆の思いに報いようとしていた。
エヴァは連邦にある龍の尾に紅き月が落ちた際、イヴが先にリリスベル領に逃がしたため生き残ることができたのだった。
しかし、イヴは行方不明となってしまい、連邦領は壊滅、エヴァは自分だけが助かったのを気まずく思い、「生き残るなら・・・・・・私より母様の方が絶対に良かったのにね・・・・・・。」と言ってしまう。
彼女は自分に対して卑屈であるためよく母と比べてしまう悪い癖があるのだが、このことにアストレアから強く反発を受ける。そしてアストレアはまだイヴおばさまも母もまだ生きており戦っているといい、「お母様たちが死んだなんて・・・・・・わたしは絶対に認めない・・・・・・!」という。目の前で母親が死んでしまったのを受け入れきれてないのである。
アストレアは勿論、エヴァもそしてダイヤも皆心の整理がついておらず、かなり追い詰められてしまっている。
それでもダイヤはあきらめておらず、ウィンター達にレベルVIをどのように倒したのかを聞く。
レベルVIとの戦いは一筋縄ではいかないこと、そしてラビュリントスからレベルVIは世界の反転をしようとしていることを聞いた。
しかし、アストレアはラビュリントスが信用できず、騙そうとしているのではないかと疑う。
再び揉めるアストレアとラビュリントス。その際ラビュリントスは、「生意気なのはそっちでしょー?お母様お母様ってぴーぴー言ってるだけだし。お母様に甘えたいだけのお子ちゃまなんじゃないのー?」とアストレアの核心をついてしまい、アストレアは酷く動揺してしまう。
その場もエヴァがアストレアの姉のように立ち回り、ラビュリントスを筋トレ勝負を仕掛けて退席することで収めた(ちなみに筋トレ勝負はエヴァの圧勝だった)。
諸侯が退席したこと、ウィンタ―が夢で見た炎の魔法を使う魔女のことをムゥに聞くために退席したことで諸侯会議は終了となった。
ダイヤとアリシア、リーザは書庫においてある禁書や魔道具の中から使えそうなものを見つけるために退席する。
残されたアストレアとガジェル。アストレアはガジェルに対して2つ質問する。
まず、人を食べたりしないか質問した。まだ完全に獣人への恐怖心は抜けていないらしい。勿論、ガジェルは人を食べたりしない。
そしてもう一つ、帝国領には本当に誰もいなかったのか質問した。ガジェルは誰もいなかったと答える。
アストレアは答えを聞き、ガジェルに「わたし、しばらく帰らない」と伝言を残して屋敷の外へ出た。
勿論、ガジェルは放っておけずアストレアを追いかけて外に出る。
アストレアはついてくるガジェルに反発するが、心配になったガジェルはアストレアを一人にするわけにはいかないと聞かない。
余計なお世話だといい、一人で何でもできるというが、ガジェルは「何でも一人でしなくちゃいけねぇわけじゃねぇだろ?」と言い、「アストレアが何と言おうと、俺は一緒についていくぜ。」という。
流石に折れたアストレアは旧帝国領に行き、母であるアンセム、オラトリオ、そしてフリージアを探しに行くといった。
しかし、このままいくと夜になって危険だとガジェルは言うが、アストレアはそれでも行くという。また、Amaterasuがあるから戦えるといい、心配しなくていいというが、ガジェルは帝国領にはもう誰もいなかったという。
その言葉に酷く動揺しながら強く反発し、ガジェル達が見つけられなかっただけだという。さらにアストレアは母が自分より強くて立派な領主であり秩序の体現者だからこそ約束を破るはずがないという。
ガジェルはアストレアの意志を尊重してアストレアとともに帝国領に行くという。なぜここまでしてくれるのか気になったアストレアにガジェルは放っておけないと答える。
また、ガジェルにはアストレアが妹のミモザみたいに負けず嫌いなところ、辛いのに強がったりするところ、そして家族思いなところが似ているといった。
流石のアストレアも気持ち悪いと思ったが、ガジェルに心を開いていく。しかし、頭をなでられ髪が乱れたり、妹扱いされたりしたため会心の一撃を見舞う。
しかし、兄弟のいないアストレアはまんざらでもなく少し嬉しそうでもあった。
アストレアの魔装「Amaterasu」
MurakumoとAmaterasu
かつての帝国を守護するアンセム家の皇帝が所持していた魔装である。また、形態変化をすることがオラトリオによって示唆されている。
非常に強力な魔装であるMurakumoは自我を持ち使い手を選ぶ為、魔装が認めた相手以外が使用しても本来の力を引き出せず、その者が精神的に同様したり、弱っている場合、容赦なく心を喰らってしまう性質がある。これをオラトリオは劇中にて魔装の呪いと言っている。
2回アストレアと会話するシーンがあり、侵蝕(後)ではアストレアの“力”に対しての理解の未熟さをそのまま写し出し、オラトリオを切ってしまう。
魔女の天敵(後)での会話シーンは少し難解であるが、分かると非常に奥が深いシーンである。
そしてこの会話の後、アストレアの意志にMurakumoが呼応して武器そのものの存在が変わってしまったものがAmaterasuである。Amaterasuをオラトリオに見せた時、形態が変わるのは聞いたことがあったが、存在そのものが変わるなんて聞いたことがなく想定外であり驚いていた。そのせいかアストレアは母親に怒られると怯えていた。それが原因でアンセムが帰宅した時にアストレアと目が合った瞬間気まずそうな顔をして逃げてしまった(アンセムは精神的にかなり傷ついた)。しかし実際はMurakumoが戦乱の時を戦う役目を終え、新たな秩序の体現者となったアストレアを主と認めただけだった。
Murakumo同様に形態変化をすることが公式Twitterにて判明した。
Type-ScapegoatというAmaterasuの剣の鞘をくっつけた感じの形態である。この形態の時には名前がScapegoatなだけに、後ろにいるのが羊のような外見に変化している。
アストレアの意思に従い、地面からAmaterasuの剣を突き上げたり、そのまま叩きつけてかちあげたり、双刃刀にして振り回したり、虚空から何本も出現させて落としたりと様々な攻撃手段がある。
Amaterasuの中の女の子はアストレア曰く、そっくりではあるものの「ちょっと白っぽい」らしい。
修学旅行でスパイラルに襲われAmaterasuを使用した時に、フリージアに以前より強くなっているとの発言がある。恐らくアストレアはあの事件の後どうAmaterasuを使えば効率的か研究していたと思われる。
ラストレガリアとの関係性
実は魔装「Amaterasu」の設定はラストレガリアの設定と共通点がある。
-アストレアの心が弱っていた時、精神を乗っとり狂気にとらわれたまま絶望のエネルギー(血)をもとめたこと
-レガリアなのに精神世界に魂がいること
-アストレアを新たな主と認めた際に存在そのものが変わったこと
これらの設定がラストレガリアの設定と非常に酷似している。
しかし、ラストレガリアではない。
メインストーリー2部4章にて明らかになった。ぜひ進めて確認してほしい。
Amaterasuの歌
歌詞
世界にはびこる 黒い影
絶望より来る スパイラル
二刀の斬撃 食らえ Amaterasu
スラッシュ! ソード! ピンチパワー!
輪廻の絶望 打ち砕け
オーオー Amaterasu Amaterasu
(間奏)
…といったように内容が壊滅的な歌である。しかしアストレアからはかなり好評だった模様。
ボイスセリフ
アストレア・アンセム
戦闘開始 | 私は秩序の体現者、アストレア・アンセムよ! |
通常攻撃 | やぁぁ!/それっ! |
スキルゲージMAX | これがわたしの護りの力・・・・・・ |
スキル攻撃 | 貴方の力、借りるわよ! Amaterasu! |
ガード成功 | ふっ! |
ダメージ | いたっ! |
クエストクリア | これくらい当然よ!わたしは何でもできなくちゃいけないの! |
クエストリタイア | 嫌い・・・・・・こんなの…絶対認めないんだから・・・・・・! |
ウルフ・アストレア
戦闘開始 | ガオー!・・・・・・これで動物こないわよね…? |
通常攻撃 | ガオー!/はあっ! |
スキルゲージMAX | これ以上好きにはさせないっ! |
スキル攻撃 | 行くわよ!Amaterasu! Scapegoat! |
ガード成功 | 甘いわっ! |
ダメージ | キャッ! |
クエストクリア | これくらいどうってことないわ!余裕よ、余裕! |
クエストリタイア | もういやぁ・・・・・・(グスッ)なんでわたしがこんな目にあうのよぉ・・・・・・ |
天照アストレア
戦闘開始 | ア「もう逃げたりしない!いくわよ!『Amaterasu』!」A「ええ、いつでもいいわよ、わたし!」 |
通常攻撃 | ア:これでどう!/A:どうかしら? |
スキルゲージMAX | A:託された思い・・・・・・それがわたしの力・・・・・・ |
スキル攻撃 | ア:今こそ示す!わたしの秩序を! |
ガード成功 | A:この程度? |
ダメージ | ア:んぐっ!? |
クエストクリア | ア「ふんっ!」A「おバカな私にしては及第点かしら。」ア「何様なのよあんた!?」 |
クエストリタイア | A「秩序はここまでみたいね・・・・・・おバカなわたし・・・・・・」ア「まだよ・・・・・・わたしはまだ・・・・・・」 |
ア・・・アストレア A・・・Amaterasu
余談
- オラトリオは秩序の後継者にてどうやら朧のザクと接点を持っていたかのような描写がある。
- アプリの二代目スタート画面にブラッドレルム枠で登場。今後メインストーリーで活躍するのではないかと期待されているが、11章で登場したのは彼女の母親であり、まだ本人は登場していない。
- 公式からアクキーが発売され、母親に頭を撫でられ満更でもない様子のアストレアをオラトリオが笑ってみていると言う非常に微笑ましいアクキーで多くのユーザーから好評だった。
- 彼女は1年と6か月+αイベントに出演していなかったが、スイパラ記念コラボでついに出演してファンを喜ばせた。
- アストレアは人気こそトップではあるものの、何かと不遇な扱いを受けやすく、1年半イベントに出して貰えなかったり、スイパラコラボでは人気投票一位なのに最後の打ち上げの際にいた純星5キャラの中で唯一書下ろしイラスト、着せ替えがないという何とも言えない扱いの悪さ、さらにボイスを生放送内にて先行公開されたキャラの中で何故か1人だけ大規模なボイス追加の第1弾で追加されないといったかなり酷い仕打ちを受け続けている。
- ついにウルフ・アストレア(ウルトレア、ウルアス)として限定化した。
- 本当に動物、獣人を苦手としており、子犬の声が聞こえただけでも恐怖し、さらに子犬に噛まれた際、プライドなんか完全に捨てて本気で助けを求めていた。
- ついにボイスが実装された。声優はアニメと同じで貫井柚佳さんである
- 人気投票では全て入賞している数少ないキャラの1人で、特にブラッド枠ではスタンプ以外では全て1位と言った快挙を成し遂げている。また、3周年人気投票ではついに1位となった。
- 4周年人気投票で再び一位となり、殿堂入りを果たした。ラスピリ人気投票において殿堂入りしたキャラはこれで二人目である。また、メインストーリーでの活躍がある事が明言された。
- 更にドラマCDにも出演することが決定した。