「当然よ!わたしはなんでもできなくちゃいけないの!」
プロフィール
英語表記 | Astrea・Anthem |
年齢 | 13→15 |
誕生日 | 8月26日 |
身長 | 143㎝ |
体重 | 35㎏ |
出身地 | ブラッドレルム 旧帝国領 帝都 グロズヌイ |
趣味 | 財にものを言わせて買ったゴルドニアファミリーを見せびらかすこと |
好きな食べ物 | 桃のタルト、甘酒(飲むと酔う) |
嫌いな食べ物 | フォアグラ、イモムシ |
好きなアイドル | スウィートレルムズ エヴァ |
苦手なもの | 動物(特に犬) |
CV | 貫井柚佳 |
周年人気投票 | 4位→7位→1位→1位(殿堂入り) |
概要
ブラッドレルムで7大諸侯のアンセム家の一人娘であり、次期領主にあたる13歳の女の子。
母であり、旧帝国領の領主であるアンセム、教育係であるオラトリオをはじめに、多くの民たちから愛され、暖かく見守られてきた。そして13歳の誕生日に母であるアンセムからアンセム家に代々伝わる魔装を引き継ぎ、新たな秩序の体現者としての道が始まった。
それが、彼女の物語の始まりだった。
人物
身長143cmと小柄な体格で、母譲りの銀髪のロングヘア―と、紫がかった目をしており、容姿だけで言うならば母である領主アンセムそっくりな美少女。
母は旧帝国の皇帝であり現領主である先帝アンセム。アストレア専属のメイドであり、ボディーガート兼教育係にはかつての帝国の宰相であるオラトリオがついており、時には厳しく、時には優しく正しい方向に導いてくれている。父親はヒューマレルムの御用商人から成りあがった貴族の長男であり、すでに婚約しているため婚姻はできないが、帝国との取引実績もあり、質のいい商品を提供している信用にたる人物であったので、家業への優遇措置と引き換えに子種を提供してもらった(ビジネスライクなのはいい)。また、その際にお互い不干渉の契約を結んでいる。
アンセム家の一人娘の女の子で、プライドが高い性格で高飛車な振る舞いが目立ち、「当然よ!わたしはなんでもできなくちゃいけないの!」と豪語する彼女だが、実際はできないことばかりであり、次期領主として一つでもできることを増やそうと日々努力し続けているかなりの努力家である。
その努力は学業でよく見られ、テストでは常にトップといった形で結果が出ている。
また、幼いころから剣の鍛錬を積んでいるため剣の才能があり、学校内の剣の模擬戦では一位の戦績を収めている。また、その剣の鍛錬の成果か、ヒューマレルムにて餅つきを行った際は堂に入っていた。
しかし内面は同年代の女の子と同じで、休みや買い物を楽しみにしており、明るくて無邪気な性格であり、そこそこの面倒くさがりであり、授業では居眠りをよくしており、赤っ恥をかくことも多い。
そして、普段は表には出さないが、家族や友人を人一倍愛しており、彼女の戦う動機にもなっている。
彼女の高飛車な振る舞いやプライドの高さはアンセム家としての重圧、そして内に抱える寂しさをごまかしているなど色々な要因がある。
ちなみに煽り耐性は殆どなく、そのおかげで問題を引き起こすことも多く、トラブルメーカーな一面も多くみられるが、乗り越える度に大きく成長している。
そんな彼女にも苦手なこともある、いや苦手なものばかりである。
その一つは歌を歌うことである。
彼女は隠してはいたが(オラトリオにはばれていた)音痴であり、歌のテストが近づいて追い詰められた際はオラトリオに頭をさげて音痴を治すためにお願いしていた。
その時は“たまたま”家に侵入していた歌人に歌を教わった。その際、アストレアは非常に熱心に歌の練習に取り組んでいた。
朝起きることも苦手である。彼女は朝に非常に弱く1人で起きれない為、いつもオラトリオに起こされている。最初は優しく起こそうとするオラトリオではあるが、全く起きようとする気がないため、頭を揺らしたり、大声で叫んだりして起こしている。その際、オラトリオに対して非常に激しく激昂する(自分が悪いと思うんですが・・・)。
あまりに大金持ちであるためか世間知らずなところがあり、間違った知識などを持っていることも多々あるのだが、その中でも特にひどいのが動物や獣人に対しての偏見などであり、一時期は見るのも無理というほどひどかった。
修学旅行の際は獣人の恰好している(限定アストレアの服装がそれである)。さらにフリージアにもさせた。強引に着せていたのだが、これは彼女なりにフリージアを護ろうとしているのかもしれない。
動物の中でも特に犬を嫌っている。アストレアは犬とイモムシならイモムシの方がましというほどである。
しかしイモムシは口に合わなかった。何ならアニマルレルムの人ですらめったに食べない生で食べた
ちなみに親子そろって朝起きることが苦手であり、オラトリオ嫌いと同じ文句を言っている。
こんな彼女ではあるが、母であるアンセムやオラトリオを始めとした多くの民からも愛され、温かく見守られており、今日も母の背中を追い掛けて成長している。
そして13歳の誕生日、母から魔装「Murakumo」を引き継ぐこととなる。
関連人物と関係性
- アンセム
現在の旧帝国領主でありアストレアの母親。非常にクールで落ち着いた性格をしており、性格はまったく似なかったと思いきや、金銭感覚の破綻だけはそっくりである。
オラトリオにアストレアの教育係を任せたはいいものの、オラトリオばかりアストレアと仲良くしていること、お嬢様吸いなど自分だけできないことをしていることに嫉妬しており、距離感があることをかなり気にしてる模様。
容姿はアストレアに瓜二つで、アストレアが成長して大人になったような姿である。そのためか非常に若く見られてしまうため、親子と知らぬものからしたらアストレアのお姉さんにしか見られない。その代わりオラトリオがお母さんのように見られてしまうため、オラトリオは不服な模様。
また、買い物に出掛ければ幼いころにショッピングを楽しんだ経験がないからか一人でふらふらしてしまい、アンセムを知らない者から「そこのお姉さん」と声を掛けられて色々購入してしまう。
しかし、元旧帝国皇帝ということもあり、わかる人からしたら非常に威厳のようなオーラが出ている模様。
いまでは温厚な性格になったものの、秩序を守るために自身の感情を生贄にしていた経歴がある。幼い頃はアストレアのように明るく、笑顔が可愛い女の子だった模様。
怒るとかなり怖いらしく、アストレアへの説教の脅し話で獣人への苦手意識を作ってしまった張本人でもある。
- オラトリオ
領主アンセムとは古い付き合いで、幼い頃から当時の帝国の秩序のためにともに活動していた。アンセムが母親となってからは、厚い信頼から彼女の子であるアストレアの教育係を任されており、ときに優しく、ときに厳しく容赦ない意見を交えつつアストレアを導く立場となっている。アストレアが生まれたときから傍に控え、成長を見守ってきたため、アストレアがアンセム家の色眼鏡から抱える孤独や重圧を理解しているが、その上で厳しくせねばならないと努めて振舞っている。また、アストレアが魔装に乗っ取られ暴走してしまった時は体を張って助けたりした。素直ではないアストレアのせいで誤解を生まないためにアストレアの本心を通訳したりしている。
しかし、アンセムからもアストレアからも非常に信頼されており、アストレアも常に自分を正しく導いてくれる存在であると認めている。ただ、アストレアが思春期のためか反発をすることも多い。それでもたとえ憎まれ役となろうと、アストレアが公の場で恥をかくことがないように厳しく接している。それは常に冷静沈着でクールな彼女なりのアストレアへの心からの愛情の表れである。
ちなみにアストレアと母親のアンセムの二人のストッパーになっている苦労人で、アンセム達とヒューマレルムへ初売りに行った際はアストレアが妙なものを買い漁るのを止めたり、アンセムが一人でふらふら歩きまわるのを辞めるように言っている。
もっとも、これはアンセムがいないとオラトリオがアストレアの母親のように見られてしまうためであるが、一緒にいたところでアンセムとアストレアは姉妹としか思われない。アンセムからどうすれば親子だと思われるか聞かれた際はかなり怒っている様子だった。
- フリージア
自称アストレアのライバル。アストレアの数少ない友人の一人である。アストレアに対して殆どの同級生は媚を売ったりしているが、フリージアはアストレアを一方的にライバル視し、度々勝負を挑んでいる(なおアストレアには常に1歩先をいかれてしまっている模様)。言い争いや張り合いなどを良くしているため、一見仲が悪いように見えるが、二人とも心の底から親友であると認め合っている。と言ってもどちらも本人の前では絶対に言わないが・・・要するにどっちもツンデレである。
限定化イベントでは、アストレアと一緒の班で修学旅行を楽しむことになった。甘酒で酔ったアストレアを介抱したり、アストレアが寝ているときに見張りをやったりしたため、飲み水が無くなり脱水症状になった。
また、アストレアと一緒にサバイバルをする最中、イモムシを食べたり(アストレアを煽って一緒に食べた)、一緒に泣いたり、逃げたり…とにかく仲のいい二人である。
人形焼きイベントではエメラルドがいないため代表して先陣をきったアストレアに続いて儀式を行った。
余談だが限定版のフリージアのアナザーカラーはアストレアと同じ配色になる。
- イヴ
ブラッドレルム及び、六大国のすべての人々を虜にした伝説の元スーパーアイドル。あまりの人気からブラッドレルム最大の人口を誇る旧連邦領の民にほぼ100%の得票率で選ばれた旧連邦領の領主。規格外のカリスマから、ブラッドレルムでは『暁を告げた光の鶏』と呼ぶ者もいる。
彼女は応援されてるならとんでもない力を発揮することが可能な魔法を使える。そこに彼女のポジティブな性格も相まって、とんでもない力をもって殴る戦闘スタイルをとる(アイドルなのに殴る戦闘スタイルなのか…)。
ツッこんでもツッコミ切れないのが彼女の良さである。
アンセム家の治める旧帝国領とは昔から親交が深く、アストレアからは「イヴおばさま」と呼ばれており、非常に仲がいい模様(元スーパーアイドルをおばさま呼び出来る数少ないキャラクターである)。
- エヴァ
国際的アイドルグループのスウィートレルムズのブラッド担当のメンバー。
伝説のアイドルであるイヴを母に持つ少女であり、彼女自身も母にあこがれアイドルになったが、母ほどの人気を得られず悩んでいたところをスカウトされる。
母との差を知ったため少しひねくれているが、根は真面目な性格である。
アイドルは体力仕事とイヴから聞かされたため、イヴに負けないように毎日厳しい筋トレをしている。筋肉という形で努力が結びつくのが嬉しいようで、ますます筋トレをしているためか、「筋トレアイドル」として徐々に人気が高まっている(本人は恥ずかしい模様)。
しかし、イヴとの力比べでは負けてしまう模様(あいつは強すぎた)。
アストレアとは幼馴染であり、アストレアにとっては良き姉であり、エヴァにとっては可愛い妹である。
アストレアはエヴァのことが大好きであり、エヴァの一番のファンであると豪語している。
アストレア曰く、エヴァのダンスはキレがよく、かっこいいらしい。
名家のお嬢様としてではなく一人の女の子として、姉が大好きな妹としての貴重なアストレアがみることができる。
登場ストーリー
以下ネタバレ注意
秩序の後継者 -Anthem Generation-
母から魔装を受け継いだアストレアの最初の物語。
帝王女学院に通うアストレア、「アンセム様」と賛美されるアストレア、しかし、誰もアストレアのことをアストレアと名前で呼ぶものはいなかった。アストレアは誰も自分の名前を呼んでくれないこと、知らないこと、自分の顔色ばかりうかがっていることに怒りを募らせ、とある女学生と衝突してしまう。そんな時、彼女の名前を叫ぶ少女、フリージアが現れた。
自分のテストの点数自慢を行い、アストレアのテストの点数を聞こうとするフリージアと、迎えに来たオラトリオと共に下校するアストレア。一向に応えようとしないアストレアに、フリージアはオラトリオに自分の点数を言い、アストレアが話さざるを得ない空気にする。
しかし、アストレアは魔装を引き継いだことにより、今のテストでは満点しか評価できないと言われ、そもそも受けさせて貰えなかった。それに圧倒的敗北感を味わったフリージアは「学校の評価なんてくだらないですわ!ブラッドレルムの魔女として、これから何をするかが重要ですのよ!」、と手のひら返しをし、フリージアはアストレアに「魔女狩り」の調査をしていることを話す。
魔女が眠ったように動かなくなってしまう噂、その話を聞いたアストレアは、最初はでたらめだと思っていたが、オラトリオから実際にそのようなことが起きていることを知る。
誰も自分をアストレアとして見てくれないこと、どこに行ってもアンセム家としてしか見られないこと、自分の力を証明するために、アストレアはオラトリオと共に調査を開始する。