翠千
みどちあ
「それがおまえの答えか、高峯。あぁ良かった、安心した」
「報われた。見返りを求めないのがヒーローだが、愛されて、感謝されて、泣き顔だった誰かを笑わせられたのなら……必死に戦ってきた、意義もある」
「みんなの中心で、いつものあんたらしく輝いてくださいよ」
「俺はけっこう、それを見るのが嫌いじゃなかったんです……守沢先輩」
概要
あんさんぶるスターズ!に出てくる高峯翠と守沢千秋の腐向けカップリングタグ
1年生×3年生の後輩×先輩カップリング
呼び方
翠→千秋 守沢先輩・隊長・部長
千秋→翠 高峯・グリーン
後輩×先輩のカップリングであるが、身長175cmの千秋に比べて翠の方が178cmと3cm高く、その後も翠の身長が伸び続けているのがポイントの一つ。それぞれのイメージカラーが翠=緑、千秋=赤と補色になっているように性格もネガティブ×ポジティブと対極的であるが、過去の千秋は翠に似た性格をしていたようだ。その為、翠を放っておけず、バスケ部に流星隊と千秋が翠を半ば強引に勧誘したのが二人の始まりである。部活もユニットも一緒の為、二人同時に登場するストーリーが多い。イケメン後輩×童顔先輩のカップリングでもある。
春の時点で千秋はほぼ毎回朝練等の際に翠を迎えに行っており、夏には平日のみならず休日にも家に行くようになり、秋には遂に翠の親とどんどん仲良くなっている事が翠の口から語られている。一方で翠は度々嫌がる素振りを見せるものの、千秋に何かがあった際には一早く異変に気付き、何でも一人で抱え込みがちな千秋に対してさりげ無く心配やフォローの言葉を投げかける場面が多く見られる。千秋が犬になってしまった時も、そんなに不安そうな顔をしないで、と犬沢先輩を守るシーンがあり、内心では常に千秋の幸せや平和を願っているようだ。
抱き付き癖があり、標準が愛情振り撒き型な千秋に比べて翠の好意は一見分かり難いが(とは言え、周囲にはバレバレである)返礼祭や3年生卒業後のストーリーでは高峯翠の中を占める守沢千秋の割合が非常に大きな物だった事が発覚している。
1000件超
表記ゆれ⇒みどちあ
登場ストーリー(ネタバレ注意)
※季節ごとに一部紹介
高峯翠「朝練/第一話」(個人ストーリー:春)
サボりがちな翠を千秋が迎えに行くストーリー。
手繋ぎ登校をしていると思われるシーンがある。
「おーい、高峯!みんなを待たせるわけにはいかんからな、ダッシュでいくぞ☆」
「わかったから手を引っぱらないでください…」
高峯翠「英雄遊戯」(個人ストーリー:春)
1-A教室にてヒーローごっこをする流星隊のストーリー。
流星レッドの隊服に着替え始めた千秋が、翠に対して言い放った台詞が下記である。
「見るな高峯、エッチ!」
スカウト!ヒーローショウ(2015年後半スカウト:夏)
千秋を肩車する翠。嫌がったり褒められて照れたり嫌がったりとテンションの上がり下がりが激しい男である。なお、千秋は相変わらず翠に対して距離が近い。
「わかっているな高峯、ワイヤーアクションなどはおまえが俺を抱っこして再現するんだぞっ?」
作中にて千秋が熱を出して倒れるシーンがあり、転校生と一緒に千秋を介抱する翠が見られる。
「さっき無理やり風邪薬を飲ませたんだけど…隊長、お薬とか異常によく効くっぽいから…」
何故知っている。
余談だが、かの有名な千秋の「まあ、お前は彼女じゃないけどな」もこのストーリーである。
紅月に入りたかった鉄虎が流星隊に向き合い始めたストーリーでもあり、流星隊P必見。
爆誕五色に輝くスーパーノヴァ(2016年前半イベント:夏)
公園でのヒーローショウ後、遊園地でお披露目された初めての大規模ライブ。成功させたい千秋の奔走や、一年生組と奏汰のやり取り、翠のアイドルとしての葛藤といった事が描かれており非常に良いストーリーである。
何度も翠に抱き付いているおかげで体のサイズを熟知している(千秋談)や、休日にも高峯家へ訪れる千秋等、ポイント満載。
出航!海上の海賊フェス(2015年後半イベント:夏)
夏も元気に朝っぱらから翠を迎えに行く千秋(ピンポンを鳴らしまくったらしい)
流星隊は海軍の衣装でライブをするのだが、その時の翠と千秋がパルメイトシリーズにてフィギュア化しており、肩の位置の違いや身長・体格差がアピールされている。ぜひ二人並べて鑑賞してほしい。
白熱!夢ノ咲学院体育祭(2015年後半イベント:夏)
体育祭に出場するバスケ部のストーリー
「かわいい後輩のために先輩が一肌脱ぐのは当然だ…☆」
「だからってほんとうに脱がないでください…」
スカウト!熱血硬派(2015年後半スカウト:秋)
鬼龍の演技特訓に付き合うため、翠の学ランを借りる千秋。
この秋頃から翠の千秋に対する扱いに変化が見られ始める。俗に言う彼氏面である。
「すみません…鬱陶しいようなら、あのひと縛って口にガムテを貼ってそのへんの物置にしまっておきますからね…?」
「えぇっ、そんな冬しか使わない暖房器具を収納するかのように!?」
千秋の翠に対する態度は相変わらずである「高峯っ、ちゃんと俺の話を聞いてくれ!ゆるキャラよりももっと俺に興味をもってくれ…!」
今回も話の展開的には一見、翠←←←千秋のような展開だが、鉄虎との会話にて「流星隊に所属していると色んな経験ができる」「無理やり引っぱられて、いろんなことをさせられるのって有り難いかも…?」という翠の発言があり、「守沢先輩には言わないでね、つけあがるから…♪」と締め括っている辺り相当絆されているようだ。
なお、鉄虎との会話にて3年生の卒業が近付いている事を翠が初めて自覚する場面がある。
(そっか、『あとすこし』なんだ)
この時は前向きな姿勢をみせる翠であったが、後の返礼祭では千秋の卒業に対して感情が爆発しており、『日常から千秋がいなくなる』ことが相当ダメージであったのであろうことが窺い知れる。返礼祭と合わせて読みたいストーリーである。
暗躍!月影の風雲絵巻(2016年後半イベント:秋)
忍者を題材とした観光地での合同ライブ。忍と紅月の颯馬を中心としたストーリー。ヒーローショウでは鉄虎、スーパーノヴァでは翠の葛藤をそれぞれ描いていたが、風雲絵巻では忍の想いが語られており、今回も非常に良いストーリーである。
作中では忍と転校生が抱き合っている場面を目撃してあからさまに動揺する千秋が登場し、「…恋って、何だと思う?」と鬼龍と蓮巳に質問しては、すかさず翠から「流星キ~ック…♪」をお見舞いされるシーンがある。ひとりで何でも抱え込むなと翠に呆れられるのもこの回である。
後のホリデーパーティ(冬)でも転校生を口説く羽風に遭遇してしまい顔を真っ赤にして動揺する千秋のスチルが存在しており、恋愛話は相当苦手のようだ。がんばれ翠くん。
春から夏にかけて度々翠を迎えに行っていた千秋であったが、秋には遂に翠の親とどんどん仲が深まっているらしい事が翠の口から語られている。危機感を抱いた翠から家に来ないでと言われてしまったようだが、後のストーリーを見る限り、本当に千秋が来なくなったら翠の鬱が加速するのではなかろうか。
お化けがいっぱいスイートハロウィン(2017年後半イベント:秋)
流星隊、Ra*bits、MaMの合同ハロウィンライブ。
眼鏡姿で布団に寝転びながら読書をする千秋のカードもさることながら、一番のポイントは「次はどんな言い訳するのか楽しみになってきた…♪」の翠カード。お化けが怖い千秋をからかいながらも見守る翠、怯えながら翠の服を掴む千秋の映り込みと破壊力満載である。
学院中がハロウィンムード一色になるに連れてどんどん様子がおかしくなる千秋に一早く気付いたのも翠であり、後輩達の前ではなおも強がる千秋に対して(小声)で語りかける、大丈夫かと問いかける、もっと早めに相談しろ等、フォロー力も抜群であった。千秋を気遣いながらもホラーネタで意地悪をする翠の姿や、ホラー映画に怯えて翠にしがみつく千秋といった普段は中々見られない姿が多々描かれており、我々は一体何を見せられているのだろうかという感想に全土が包まれた。
茄子嫌いを公言している千秋に対して度々茄子ネタで意地悪する事もある翠であるが、この回では特に「何だかちょっと意地悪な顔をしているぞ!」と千秋に言われるほど楽しげに千秋をからかっており、その姿はさながら好きな子ほどいじめたいであった。とは言え奏汰からは「だいじょうぶでしょう、みどりが『まもって』くれてるみたいですし」とも言われており、結局の所千秋を見守っている翠である。
序盤では鉄虎から、隊長があんまり構ってくれないから寂しいんスか?と図星を突かれ無言でトンカチを構える翠の姿も見られるが、やはり一番破壊力があるのは下記のやり取りだろう。
「ていうか、べつに恥ずかしがることないのに…好き嫌いぐらい、誰にだってあるし…。むしろ苦手なものを無理して好きだって、嫌いじゃないって言い張るほうが…恥ずかしいっていうかダセぇんじゃねぇの…。好き嫌いがあって当然、ありのままの自分でいい…。どんなお前でも愛してる、みたいなこと、いつもあんたが言ってるんじゃん…」
「?何だ高峯?すまん、布団をかぶってるから声がくぐもってよく聞こえない!」
「べっつに~……。たいしたことじゃないんで、気にしないでください…」
どんなお前でも愛してる…?
(余談だが、後の返礼祭で翠は「口で言っても聞いてくれないから態度で示します」と千秋に言っており、このハロウィン回に通じるものがある。後輩が自分に好意を向けている時に限って聞き漏らす千秋である)
雪花と流星のストリートライブ(2015年後半イベント:冬)
2winkと合同でイブイブライブを行う流星隊のストーリー。
流星隊視点の冒頭では家のお手伝いをする翠が登場し、「なぜか無性に守沢先輩が恋しい…。どっか歩いてないかな、あの暖房器具…?」と一人ぼやく姿が見られる。守沢先輩が恋しい。守沢先輩が恋しい。大事なことなので二回言いました。
この頃(秋~冬)には翠の千秋に対するデレ発言が増え始め、「まったくもう、やっぱり冬でも暑苦しいなぁ…♪」と全く嫌がっていない発言も聞けるようになる。
スカウト!十二支(2017年後半スカウト:冬)
『千秋が犬になってしまい慌てる翠』
(公式スカウト予告より)
全三話。色んな意味で翠千界が震撼したストーリー。
「タカミンはち~ちゃん先輩のにおいがする」(明星スバル談)
バトンタッチ!涙と絆の返礼祭(2017年前半イベント:春)
「お願いだ高峯、俺の大事な仲間たちを助けてくれ!」
「だから急げ!走れ高峯!正義の味方の出番だぞ!」
(クライマックス 未来の英雄/第四話より)
タイトル通り、涙と絆の流星隊クライマックスストーリー。
卒業を迎えても後輩達の前では常に明るく元気に笑っていた千秋。そんな千秋が夜中の体育館の隅っこで、独りぼっちで声を押し殺しながら泣いているのを翠が見付けてしまう所から物語は始まる。
翠・千秋共にシンメトリーの☆5であり、流星隊メンバーそれぞれの葛藤や想いが溢れたストーリーである。また、以前から随所でほのめかされていた翠の千秋に対する想いなども爆発している。
詳細についてはぜひご自分の目で確かめて頂きたい。ハンカチとティッシュを忘れずに。
「あんた、口で言っても聞いてくれないんだもんなぁ…。だから見ててください、俺の変身を」
(クライマックス エピローグ⑤より)
スカウト!苺狩り(2016年後半スカウト:春)
3年生卒業後の春休みで1年生がメインのストーリー。
親戚の手伝いに駆り出されたという理由もあるが、全体的に翠の守沢先輩ロスが激しく「鬱だぁああ、死にたいぃいい…」「俺が何をしたっていうんだろう、みんな死ねばいいのに…」「その口調やめて…誰かさんを思い出して死にたい、ううん殺したい…」「苺の赤い色を見るたびどんより滅入っちゃって…」鬱全開である。なお、このストーリーに千秋自身は登場しないが、後程仕事で合流する流れになっており、口では嫌がる翠であったが、忍に「翠くんも嬉しいくせに~、顔がにやけてるでござるよ」と指摘される場面がある。作中にて「わかる…過干渉は虐待と同じ…。まぁ、でも…『そういうの』がなくなると、わりと寂しくもなるし…大事にすべきだと思うよ」という翠の発言もあり、千秋が卒業してしまったことが相当寂しいようだ。
千秋が登場していないにも関わらずほぼ全体的に翠から千秋の匂わせ発言があり、むしろ口を開けば千秋の話しかしていない。通常プロデュースや曜日別プロデュース、果ては挨拶機能においても飛び出す話題と言えばゆるキャラと守沢先輩と称される翠であるが、この回は特に顕著である。千秋の卒業後の活躍と流星隊1年生の成長が見られる貴重なストーリーでもあるため、流星隊Pはぜひ読んで頂きたい。
その他
春~夏頃にかけては暑苦しい千秋を度々鬱陶しがる翠であるが、秋~冬にかけてはデレ発言が多くみられる。
以下はその発言集である。
※ネタバレ注意
・(恋愛話は苦手だと悩む千秋に対して)「流星キ~ック……♪」「つうか…あんた何でもかんでも自分で解決しようとするけど…余計なお世話だし、ひとりで抱え込むなって何度言わせるんですか…?」
(風雲絵巻/風雲急 第二話)
・(お化けを怖がる千秋に対して)「(小声)やっぱり守沢先輩、普通にホラー苦手なんでしょ…だからお化けがいっぱい登場するハロウィンも好きじゃない感じ…?」「怖くないならどうして俺の服を掴んでブルブル震えてるんですか…?」「だんだん次はどんな言い訳するのか楽しみになって来た…♪」「ていうか、別に恥ずかしがることないのに…(中略)好き嫌いがあって当然、ありのままの自分でいい…どんなお前でも愛してる、みたいなこと、いつもあんたが言ってるんじゃん…」(「?何だ高峯?すまん、布団をかぶってるから声がくぐもってよく聞こえない!」と返答する千秋に)「べつに~……たいしたことじゃないんで、気にしないでください…」
(スイートハロウィン/sweet home第九話)
・「はぁ、クソ寒い…。鬱だ、死にたい…。なぜか無性に守沢先輩が恋しい……どっか歩いてないかな、あの暖房器具…?」
(クリスマスライブ/点と点 第二話)
・「守沢先輩の食事はナスでいいですよね…な~んて♪」
(ガチャ 十二支/先輩が犬になっちゃった!? 第三話)
・「俺がみんなに後ろ指をさされてここに住めなくなったら…守沢先輩、責任とってくださいね…」(「うむ!任せておけっ、俺はいつでもウェルカムだ☆」と返す千秋に)「自分が何を言ってるのかわかってんのかね、このひとは…」
(返礼祭 クライマックス/未来の英雄 第四話)
・(千秋の卒業後、苺の赤い色を見ると鬱になるだの千秋の事を始終「アレ」扱いする翠であったが、千秋が仕事で苺農園に来ると聞いて)「え~…あのひとくるの…?嫌だなぁ…?」(と発言するが忍に「顔がにやけてる」と指摘される)
(ガチャ 苺色の休日 第七話)
新章(ズ!!)以降 ※ネタバレ注意※
高峯翠 第一話(キャラストーリー:春)
早朝、ESに発注された野菜を配達しに来たものの、少し早い時間に着いてしまった翠のモノローグ。
(ちょっと早すぎた気がする、でもこのぐらいの時間にこっちに来ないと学校に遅刻するしーー)
(まぁ遅刻しても、叱ってくれるひともいないんだけど……)
(はぁ……お陰で、通信簿に『近頃生活態度が良くない』とか書かれそう……)
(全部アレのせいだ、アレが昨年度さんざん俺を甘やかしたからそれに慣れちゃって……)
相変わらず千秋のことを「アレ」呼ばわりする翠だが、苺狩り同様、彼の中で千秋の占めていた割合はかなり大きいものであったのだと確認出来る。やはり千秋が卒業してしまったことがかなり寂しいようだ。
メインストーリー
3章123話 Injured
この話はアイドルロワイヤルにおいて、CrazyBの天城燐音が流星隊の(というか千秋の)キラキラメールを捏造、それを暴露するというところから始まる。
バトルロワイヤルを中継で見ていた翠が一緒にいた千秋にそれを伝え、その場を去って結局流星隊Nで現場に向かうという話だ。
ここで2人の恒常カードの開花前スチルが出てくる。
「どうした高峯!」から始まり、「うるせぇ...」で終わる、翠千節満載のスチルである。
ちなみにあんさんぶるスターズ!!になってからはじめのハイレアが全員ぶん実装されたが、そのうち翠千のみがお互いの視点からの開花前スチルイラストであった。
ストーリー展開の内容が内容だけに読んでいるプレイヤー側としてもそれどころではなかったかもしれないが、千秋は卒業後も翠の見送りをしていることが明らかになる。
急いでアイドルロワイヤル開催地に向かおうとする千秋に対し翠は「俺たちを信用して任せてください」と以前であれば考えられない頼もしさを見せる。
(それを聞いた千秋は「立派になったなぁ」「俺はおまえが誇らしいっ♪」と翠の頭を撫でていた。)
3章124話 Emergency
鉄虎「もしかしたら同じ局でドラマ撮影してる守沢先輩と会えるかも~、って喜んでたッスよね?」
翠「喜んではいない!」
「『ホールハンズ』でそういう遣り取りしてたら、あのアホが『じゃあ会いに行くぞ高峯☆』とか大喜びして実際に無駄に挨拶しに来たけど!」
鉄虎「あぁ、会えたんスね。良かった良かった」
鉄虎のスルースキルが成長している。
キャンペーンストーリー「交差するモーターショウ」
微速前進/第五話
流星隊やヒーロー関係以外の仕事に忙殺され、翠いわく「『流星隊』としては死んでる」状態の千秋。
「思っていた以上に急に素っ気なくなった」と話す忍に翠は同調するがその際のセリフが「ふん……。所詮『愛してる』なんて口先だけだよ、そういうひとだよ守沢先輩は……。」というものであり完全に拗ねているのが丸わかりである。
スイートハロウィンの「どんなお前でも愛してる、みたいなこと、いつもあんたが言ってるんじゃん…」も踏まえると翠はどれほどまでに千秋の「愛してる」に心を掴まれていたのだろうかと考えさせられる。
エピローグ④
成長した子どもたち、もとい『流星隊N』が立派にステージに立つ姿を傍らで眺めながら「安心した」と感慨に耽る千秋。
ともすればそのまま満足げに引き下がりそうな千秋を見つけ、お尻を蹴って再び舞台の真ん中へと上げたのは翠であった。
千秋「た、高峯?どうした、何か怒ってないか?先輩のお尻を蹴っちゃ駄目だぞ?」
翠「すみません。事故です、足が長いんで」
「MだのNだのって記号を付けられても別に何も変わらない」「あんたも『流星隊』でヒーローでしょう。ダサい姿を見せないでくださいね」「同じ『流星隊』のあんたがかっこ悪いとこっちにも迷惑なんで」と、煽るような言葉を用いて千秋を奮い立たせようとする翠。
先程の『微速前進/第五話』では千秋について「『流星隊』としては死んでる」と評した拗ね峯であったが、ここでは何度も何度も「守沢先輩も俺達と同じ流星隊」だと伝えていたのだ。