クライモリ
くらいもり
概要
2003年のアメリカ合衆国・ドイツ合作のホラー映画。R-15指定。シリーズ化され、6作目まで制作された。
いずれも山奥でバカンスに訪れた若者たちが、その森に住む狂った食人一家に襲われて悲惨な殺され方をするストーリー。
この作品では食人一家たちは「マウンテンマン」という名前で、近親婚の弊害や遺伝子の変異で、生まれてしまった醜い姿をした人間として描かれている。
第一作目で主人公クリスが「サランドラって映画知ってるか?」と言う場面があり、映画サランドラを意識した作りになっていると思われる。
主な登場人物
クリス・フリン
演:デズモンド・ハリントン
医学生の青年。面接に行く途中だったが渋滞に巻き込まれて近道しようとしたことで、マウンテンマンに襲われることになる。
ジェシー
演:エリザ・ドゥシュク
車が立ち往生していたグループの女性。しっかりした性格。
カーリー
演:エマニュエル・シュリーキー
スコットの彼女。ややヒステリック。
スコット
演:ジェレミー・シスト
カーリーの恋人。クリスの足が撃たれたときに、囮となってマウンテンマンたちを引き付けてクリスたちを逃がす等、とてもいい人。それだけに、クリスたちと再会して駆け寄る最中にマウンテンマンに弓矢で射殺される展開に同情した視聴者は多かったと思われる。「プロポーズするのは死亡フラグ」をやってのけた青年。
エヴァン
演:ケヴィン・ゼガーズ
言動から死亡フラグ立ちまくりの青年。グループの中では最初の犠牲者。
フラニー
演:リンディ・ブース
エヴァンと共に車に残ったために、マウンテンマンに襲われて死亡。その遺体はマウンテンマンの家に運び込まれて、カーリー(隠れていた)の見ている前で解体された。
リッチ・ストッカー
演:ジョン・ハリス
冒頭で登場する大学生。ロッククライミング中にマウンテンマンに殺される。
ヘイリー・スミス
演:イヴォンヌ・ゴードリー
冒頭で登場する大学生。リッチの死体を見て逃げ出そうとしたが、罠にかけられて死亡。
州警察
演:デイビット・ヒューバンド
無線を聞いて駆けつけた警官。だがあっけなく殺されてしまう。
老人
演:ウェイン・ロブソン
ガソリンスタンドにいる老人。クリスに「エバマウンテン街道」のことを教えた。だが行けとは言っておらず、クリスが勝手にこの道なら近道できると誤認しただけで、この老人が罠にかけたわけではない。マウンテンマンのことを知っているらしく、ベアマウンテン街道に行くクリスから「それじゃお元気で」と言われた時は、「お前こそ元気でな」と、皮肉ともいえる発言をしていた。