チャロア
ちゃろあ
概要
クロムルートで初めて登場した、クロムの故郷。
チャロアの 隠れ里 。
住居は石造りのようで、里の外観はとにかく白く、神秘的な雰囲気を醸し出している。
民達は臍のない女神を崇拝しており
その女神に仕える巫女姫と呼ばれる血筋を、唯一の心の拠り所として暮らしている。
同じく臍のない白蛇を女神の使徒、葡萄を天空の恵みとして崇めている。
女神の臍を触る事はチャロアにとって最大の侮辱となる。
チャロア族
チャロア族は、遥か昔、豊かな国土を持ち
厚い信仰心と揺るぎない結束で発展を遂げていた。
しかし現在は亡国の民である。
他国に散らばり、土地を持たぬ、幻の一族と言われている。
里の人達は天空になる葡萄を愛し崇め、基本的に地中になる、根菜などは食さない。
チャロアの人達の容姿の特徴として、白髪や銀髪、そして主人公と同じ色の瞳の民達が多いようだ。
亡国になった経緯としては、発展するチャロアを、妬む他の国から、国を奪われたと、里の重要人物から聞くことが出来る。
しかし真偽は不明。
そして他国がチャロア族の信仰が受け入れられなかった事も理由の一つとして、伝わっている。
一方セレンファーレンでは、国民の噂として「どこかの国では、神様の、お怒りを買って土地を追い出された」という話を聞くことが出来る。これがチャロアの事なのかは、正確には分からない。しかし、クロムルートに出てくるものなので、チャロアの可能性が高いと言える。
巫女姫
「ただそこに在るだけで、チャロアの人々の心の拠り所となる存在」
主人公が巫女姫の血筋としてクロムルートでは、半ば無理矢理攫われる。(途中まで主人公はクロムの里帰りの同伴として受け入れていた)
巫女姫は民の希望であり、先代と似ていない主人公に、里の民たちは微妙な反応を示しつつも、盛大に出迎えていた。
実は巫女姫になるには試練がある。
序盤はクロムが雑にこなす、お遊び程度のものだったが、最後の 儀式 は別物。
毒蛇が数多も放たれた部屋に閉じ込められる。
巫女姫の候補者で、この儀式を無事終えられた者は、記録で半数と言われている。
しかも、この儀式で生きて出られたとしても、蛇毒は一生体を蝕むこととなり、神官達が処方する特別な薬を服用する事でしか、痛みを和らげる方法はない。
その為、巫女姫は強制的に、神官や長老の言いなり人形となってしまう。
ネタバレ
主人公は本物の巫女姫の血筋であり、主人公の母であるイナコ王妃が、先代の巫女姫だった。
巫女姫と素性がバレた決定打は、主人公の足の裏にある三連星のホクロ。イナコ王妃にもあったものらしく、ホクロは巫女姫の血筋の印として、物語に関わってくる。
クロムとイナコ王妃が対面するシーンはクロムのエピローグだけであり、イナコ王妃はあの日の事を、クロムに謝罪している。
先代巫女姫の里抜けした理由は、本人からは詳しく語られていない。
しかし里抜けの際に幼いクロムに話していた、もうなくせない大事なものの為と思われる。
そしてクロムからは、先代の巫女姫があのまま里にいれば、死ぬ可能性があった事や、里の外で 己を変えたいと思う程の何か を見つけたのでは?と語られている。
イナコ王妃は、臍のない女神の話を主人公に言い聞かせたり、蛇と仲良くしたりと、少なくともチャロアを嫌ってるような描写は描かれていない。
(主人公はチャロアから抜け出した後、蛇が苦手になっている。)
そしてテオルートでは、イナコ王妃は イナコ に救われたという話もあり。謎が深まっている。
20年前の一連の出来事の全容はまだ明らかになっていない。