アトロ
あとろ
人は今も生き続け 子供たちも笑顔を浮かべている。 私の行為は正しかったと信じたい。
概要
『グランガイア』の大戦期に活躍した《六英雄》の一人。ヴェーダ剣術を扱う金髪の若き剣士。一人称は「私」。愛用武器は《光剣ユリアス》。
来歴
修道院で育てられた孤児であり、当初は修道士となる事を望んでいた。が、修道院が盗賊団に襲われた際、木の枝で敵を撃退してしまった彼を見て、修道院の長は彼にヴェーダ剣術の大家に向かう事を提言。恩人の言葉に従い、アトロは剣士としての道を歩み始める。
ヴェーダ剣術の大家に身を置いた彼は早々にその才能を開花させ、かつ修道院の教養による清廉さも兼ね備えていた事から周りに剣聖と呼ばれるようになる。本人は特に意に介さず鍛錬を重ねていたが、ある日聖蹟に刺されていた不動の光剣ユリアスを抜いた事で名実ともに剣聖となる。そんな彼の所には同じ剣聖の名を求め剣士達が挑んでくる事もあったらしいが、彼らとの戦いでアトロがユリアスを抜く事は無かったと伝えられている。
本来は戦いを好む性格ではなく、神々との戦いが始まっても彼は戦う事が正しいのかと苦悩していた。侵攻してきた神々によってかつて暮らしていた修道院が破壊された事でついに彼の怒りの火が灯り、徹底抗戦を決意。絶大な威力を持つ光剣ユリアスを手に、次々と神々を斬り伏せていった。しかし、憎しみのままに剣を振るっていた彼は、暗殺者クダとの戦いで光剣ユリアスを折られてしまう。そのショックで彼は我に帰り、未熟な己を恥じて、再び民衆の為に剣を振るう事をユリアスに誓う。その瞬間、ユリアスは光を放ち、より神々しさを増して修復した。
そんな彼の前にある騎士が現れ、その者の言葉にアトロは苦悩の表情を浮かべながらも剣を振るい続けた。しかしクダに子供達を人質に取られた事でアトロは抵抗をやめ、騎士の刃を受け入れた。瀕死になりながらも彼はクダの油断をついて光剣を投げ、クダを殺害。そして騎士に「子供達に明るい未来を」と言い残し、息を引き取ったという。
性格
合成時や進化時のセリフからは生真面目な優等生といった印象が強く、剣聖と呼ばれているからといって自惚れている様子は全く無い。常に敬語で話すのも教養の高さの現れ。
しかし一部には「神々を倒す力を私に!」「神など超えてみせます!」といった発言もあり、神々への怒りが相当なものだった事を伺わせる。キレると怖いタイプなのかもしれない。
余談
性別ははっきり男性であるものの、端正な顔立ちと長い三つ編みに束ねた金髪という容姿から性別を間違われることが多かった。
海外版に至っては初期は実際に女性ユニットにされていたらしく、アップデートの際に男性に修正された模様。
更には《フロンティアハンター》のあるパターンでは女性ユニット集団の中に一人だけ紛れ込んで登場し「私は男なのですが…」と突っ込むという、公式からもネタにされる始末。
ブレフロの公式LINEアカウントでは「アトロきゅん」と打つと普通に名前を読んだ時とは違う反応を返してくれるという徹底ぶりである。