概要
カンカン帽とは、帽子の一種である。
麦わらを平らに潰して固く編み、プレス加工した上でニスを塗った耐水性のある帽子で、元々は船乗りが被っていた。ボートに乗る人が被ったことから英語ではボーター。
トップとブリムが平らで、クラウンは円筒形。非常に固く、叩くとカンカン音がすることから、日本ではカンカン帽と呼ばれるようになった。
明治時代末から第2次世界大戦前まで男性の間で流行ったが、21世紀に入ってから若者のファッションとして復活。再び幅広い世代にかぶられるようになり、女性の間でも、かわいらしいと評判になり一般化している。
男子の正装にも用いられるものだったのが、今は普段着に合わせることが多い。