概要
汝は人狼なりや?とは、ヨーロッパ発祥のテーブルゲーム、およびそこから派生したTRPGである。
略称は「人狼」。
MMORPG「ウルティマオンライン」(UO)では、システム内に取り入れられていたりする。
あらすじ
ある村に人喰いの人狼がやってきたところから物語が始まる。
人狼は夜ごとに人間を一人襲撃して喰い殺すが、普段は人間になりすましていて正体がわからない。
そこで村の住人たちは皆で話しあって、人狼と思われる者を毎日1人ずつ処刑するという方法で人狼を退治することにした。
役職(参考:人狼BBS、わかめて人狼)
村人サイド
勝利条件:人狼及び第三勢力を全員処刑する。
村人:「何の能力も持たない」ただの村人。けれど能力がないことが一番の強みなのかもしれない。
占い師:毎晩誰か一人を占い、「村人」か「人狼」かを調べられる。
また、第三勢力である「妖狐(ハムスター人間)」を呪い殺すこともできる。
霊能者:日中に処刑されたプレイヤーが「村人」か「人狼」かを知ることができる。
地味だけれど、もし狼が処刑できたと分かったら朝一番に告げたほうが吉。
狩人:夜の間、自分以外のプレイヤー一人を狼の襲撃から護衛できる。
護衛に成功した場合、「狩人GJ!」と賞賛される。だが日中にしゃしゃり出てはいけない。
共有者:二人一組の役職。初日の夜にお互いを確認できる。
お互いに村人という事が確定しているため、村側のまとめ役となることが多い。
猫又:昼間に処刑されると「全プレイヤーからランダムで一人」、夜間に襲撃されると「自分を襲ってきた狼」を道連れにできる。
初日犠牲者:NPC。最初の夜に食べられてしまう。たまに役職もちだったりする。
人狼BBSでは、「楽天家 ゲルト」という少年がこの役割に該当する。彼は役職を持たない。
人狼サイド
勝利条件:村人の数を自分たちと同等またはそれ以下に減らす
人狼:毎晩、村人の一人を殺害することができるが、人狼および第三勢力は殺害できない。
日中はあたかも能力者であるかのように装ったり(騙り)、村人として振舞う(ステルス)ことで処刑を逃れる必要がある。
狂人:人間でありながら人狼に肩入れするもの。だが、肝心の人狼が誰かは分からない。なので人狼に殺害されることもある。
例外だが、人狼BBSではかつて夜の間に人狼と相談できる狂人が存在し、「C国狂人」と呼ばれた。
大狼:占い師に占われても「人狼」ではなく「人間」として判定される。
しかし、処刑された場合の霊能判定は「大狼」となる。
第三勢力
勝利条件:最後まで生き残る
妖狐(ハムスター人間):人間でもなければ狼でもない孤独な獣。最後まで生き延びることが勝利条件。
狼に襲われても死なないが、占い師に占われてしまったら死ぬ。(呪殺、銃殺)
子狐:狐の仲間。占い師に占われても死なないが、狼に食べられてしまう。
その他
死者(幽霊):そのゲーム中で死亡(再起不能)になってしまったプレイヤー。
墓場(幽霊の間、酒場、青ログ、墓下):死者の行きつく先。現世での束縛から解き放たれるのでむしろ楽。
GM:ゲームマスター。村の最初から最後まで責任を持つこと。
旅人:ニコラスではない。いわゆるROM。