ナックルヘッズ
なっくるへっず
1993年3月にナムコが開発・販売した対戦格闘ゲーム。
概要
21世紀のアメリカのテレビ番組『ナックルヘッズ』が舞台で世界各地から様々な理由で莫大な賞金を賭けて参加するも猛者たちを操作し、優勝を目指す内容となっている。
ナムコ初の格闘ゲームであると同時に史上初の全員武器を装備した格闘ゲームもある。更に本作より登場キャラクター全員に専属の声優が当てられており、開発スタッフに声優を当てたカプコンのストリートファイターllや当初開発スタッフを当てるもあまりに下手さから橋本さとし・橋本じゅん・生瀬勝久といった舞台俳優を迎えて開発された『龍虎の拳』『餓狼伝説2』などのSNK作品とも差別化が図られた。
ナックルヘッズを皮切りにタイトーの『カイザーナックル』などプロの声優を起用する作品が出るようになりカプコン・SNKもプロの声優を雇って行くようになる(それでもSNKは舞台俳優の起用をやめなかった)。
しかし、半年後にSNK『サムライスピリッツ』に客層を奪われ、大ヒットには至らず、ナムコ製の2Dのオリジナル対戦格闘ゲームは本作限りとなってしまったが、ナムコは『鉄拳』を登場させ3D路線にシフト。そして本作に携わった者たちは『ソウルエッジ』を開発。続編の『ソウルキャリバー』の大ヒットへと繋がっていく。