公立市立を問わず、愛知県地方の中学高校で広く見られる、襟や胸当てが大きいセーラー服。襟の上に白い襟カバーを付ける場合が多いのも特徴。愛セラと略される。従来は名古屋襟セーラー服と呼ばれていたが、名古屋という狭い地域に限ったものではなく愛知県全域にわたって広く分布することから、こう呼ばれるようになった。厳密には岐阜県や三重県の愛知県に近い地方にも存在するが、分布状況的に愛知型セーラー服と定義するのが想定的には最も妥当とされる。
身ごろは太めで短く、裾に向かって太さが一定である。胸当てと胸ポケット、袖カフスにはセーラー線が入らないことがほとんどで、学校によっては本襟にすらセーラー線が無い(つまりセーラー線が一切無い)こともある。