概要
本作の主人公。花丸小学校6年生。愛称「カンニン」。
テストはほぼオール100点で、トップクラスの成績を誇るが、それはあらゆる「カンニング」のお陰である。一方、運動神経は抜群である(ただしなぜかバスケットボールは苦手で自力でのシュートが一本も入らない)。将来の夢や進路は不明だが、カンニングのプロフェッショナルを目指しているらしい(本人もカンニングでは生活していけないことは理解している模様)。また、他者にカンニングがばれた際にカンニングをばらさない代わりにこき使われることもある。
なお、自力で勉強している努力家な描写(第1巻など)があり、テスト当日にカンニングなしで自力でほぼ回答を埋めていることから、全てにおいてカンニングのみで満点を取り続けているわけではないようだ。ただし作中で何度かカンニングッズを忘れるなどの失態を犯し極端に低い点数を取ったり(抜き打ちテストや事故なども含む)、「dog」=「猫」、「cat」=「犬」と思い込んでいる描写があることから、どちらにしても素の学力は低いようである(最終回で一時的にカンニングをやめた時は全てのテストで0点を取っていた)。また、時の神との対決時には「本気出したら解けない問題なんかない」とも言い張る度胸を持ち合わせている。
小4の時、偶然にもポケットに入っていた「漢字の書き取り練習用紙の切れ端」を見たのがカンニングを始めたきっかけで、それまでは劣等生だった。ちなみに、普段頭に巻いている「百点満天」のハチマキはゆいの手作り。なお、完人のカンニング技術は祖父や父の血筋であるといえる。
完人が使用するカンニングの道具は作中では「カンニングッズ」と呼ばれ、その中でもカンニングの道具としては定番と言える答えが書いてある消しゴムである「ケッシーくん」は最も代表的なものであり、1号、2号、3号・・・と数多くのバリエーションが生み出された(ほとんどは1話限りしか使用されないが、1号は完人が作中で初めて使用したカンニングッズであるためか最終回で再登場を果たした)。
趣味は作中の描写から察するにテレビゲームや外で遊ぶことである様子。愛称の「カンニン」の由来は、入学当時、担任の金内から名前を「まんてん かんにん」と読み間違えられ、クラスメイトにもその名前でからかわれ嫌味になるも、ゆいにその名前が好評だったことから、「カンニン」の愛称で通す事にした。
ちなみに、明らかに普通に勉強して満点を取るより手間がかかるようなカンニング(マックじいとの通信をおこなうためにモールス信号を会得するなど)を行うことがあり、そのことは単行本のカンニングッズの解説でも触れられたことがある。