KOF2002UM
ざきんぐおぶふぁいたーずにせんにあんりみてっどまっち
概要
2009年2月26日にPS2で発売した後、同年7月9日にアーケード版の稼動が開始。
KOF98UMに続く、UMシリーズ第二弾。KOF2002をベースに、キャラクターや新技の追加、システムの再構築、それに伴うゲームバランスの再調整などが行われている。ステージやBGMも一新されており、演出面も強化されている。
登場キャラクターは格闘ゲーム史上最多の66キャラ（ボスキャラクター含む。プレイヤーキャラクターは58キャラ）。しかしながら対戦バランスは比較的良く、近年のKOFの中では評価が高い。
家庭用が先に発売され、後に調整が入った上でアーケードに移植されたため色々違いがある。行われた調整は主にバグの修正や一部キャラの弱体化など。
『'98UM』以上の新技が用意され、『'98UM』のように一部の技にダウン追撃判定が付いている。また一部のキャラクターはMAX2が新技に変更され、従来のMAX2はMAX超必殺技（一部超必殺技）に格下げされている。
なお、無印で目押しタイプだった超必殺技、MAX2のコマンドは多少簡単なものに変更されたが（一部を除く）、それらに該当する技は無印同様全ての通常技をキャンセルして出すことが可能である。
新グラフィックを採用した『XII』の発表により、『'94』から長年使われてきた旧グラフィックを使用した最後のKOFである。
ネオジオモード
『'94RE-BOUT』や『'98UM』と同様、ネオジオモードとしてオリジナル版『2002』がプレイ可能となっており、K9999もこのネオジオモードでは使用できる。ただしあくまでネオジオROM版そのままの収録であるため、先に発売しているPS2版を始めとした移植版の追加要素は一切ない（フリーズに繋がるようなバグは修正されている）。
ただし、ネオジオ版をそのまま移植したわけではなく、順番セレクト画面や勝利メッセージの文字の書体、MAX2の発動SEなどPS2版用にアレンジしたものもある。
その他
『'98UM』と同様に、条件を満たすことで「SAME CHARACTER」オプションが追加され、ONにするとチーム内で表裏関係なしに同キャラクターでのチーム結成が可能になる。
システム
■『'98UM』と同じく、パワーMAX発動中でなくともゲージ3本を消費することでMAX版超必殺技、さらに条件を満たすことでMAX2がそれぞれ使用可能。
■MAX2の使用可能体力の上限が上がるとともに、使用後は一定時間再使用不可となった。また発生時にはキャラクターのカットインが入り、背景が元に戻る際にガラスのように割れる演出がある。また全体的にコマンドが簡単になっている。
■パワーMAXの仕様が一部変更。
■発動モーションの硬直が全キャラクターで均一化されている（無印におけるキムと同等）。
■超必殺技・MAX版超必殺技は全てどこでもキャンセル対応技になった。
■タメが必要な必殺技（一部のMAX2含む）は、キャンセルをかける技がヒット・ガード時のみタメなしで出せる（例えばタメならで済む）。
■連続技中は2段目以降ヒット数が途切れるまでさらにダメージ補正がかかる（超必殺技は除外）。
■通常投げの投げはずし猶予時間が短縮。また強攻撃以外のボタンを押していると投げはずしを受け付けなくなり、移動技や当て身技（返し技）の動作中も投げはずし不可。
■ガードゲージが体力ゲージの下に表示されるようになった。
■コマンド投げの投げスカリモーションや対空技のモーション全体にもカウンターヒットを受けるようになった。
■『'98UM』と同様に防御力は全キャラ共通となった（プレイヤーキャラのみ）。