「先生、先生。ん、私ともあっちむいてホイをやるべき。」
"シロコは参加者じゃないでしょ、めっ"
概要
ブルーアーカイブ公式YouTubeより2022/10/29の20時に配信された、『晄輪大祭「障害物競走」』に登場した砂狼シロコによる何気ない一セリフだった。
全ての始まり
二年に一回開催され、2022年はミレニアムサイエンススクールが主催を務める晄輪大祭。
その中の一つの競技である、障害物競走で事件は起こった。
「先生とあっちむいてホイをし、勝つ」という障害が参加生徒4人の前に立ち塞がった。
4人の生徒たちは順調に勝利を収め次の障害へと向かったが、
ここで参加者ではない砂狼シロコが目の前に現れたのである。
目的は、先生とあっちむいてホイをやること。
先生はこの要求を断り、参加者ではないシロコを諌めた。
彼女の顔はどことなく不満気であった。
ちなみに、このやり取りは全く本編に関係のない出来事である。
※その様子は上記動画の17分30秒頃を参照。
第一次ホイブーム
同年11/3、この何気ないほのぼのとした一幕が動画投稿者、水割アセロラドリンク氏によって「ん、私ともあっちむいてホイをやるべき」という音MADとしてニコニコ動画に投稿される。
その後何故かニコニコ動画投稿者、サクラ◯ヨノオー氏が「ん、私ともKICK BACKをやるべき」を皮切りにこの「ホイ」を使った妙にクオリティの高い音MADを何本も投稿するようになる。
そして何故かこのMAD郡に感化され、僅かだが他投稿者もホイMADを制作するようになっていた。
そしてまさかの
ブルーアーカイブ公式youtubeよりライブ配信された二周年記念イベント、
「ブルアカらいぶ!せかんどあにばSP!」でまたもや事件が発生した。
同内企画、「ブルアカ流行語大賞」での出来事である。
この企画はブルアカ公式twitterで募集されたブルアカの流行語を
放送を見ていた先生全員で決める、というものであるが、
なんと「ん、私ともあっちむいてホイをやるべき」が6つの候補の一つになったのである。
この後会場賞を決めるため、イベント会場の先生方による拍手が行われた。
その結果、なんと拍手した先生の数が0人。
0人。
このため「ホイ」はぶっちぎりで最下位。
その後ゲスト賞、年間大賞を決めたが「ホイ」は全く太刀打ちできなかった。
だが逆にこの公式生放送拍手0人という事態ら、「ホイ」がゲーム中には登場しない公式動画内の出来事であること等の理由からまだ「ホイ」を知らなかった先生にとって、中々鮮明なインパクトを与えた事だろう。
※その様子は上記動画の58分20秒頃を参照。
第二次ホイブーム
公式生放送拍手0人という事件後、ニコニコ動画やtwitterでもすもす氏による
「ん、私ともウィーアー!をやるべき」が大きな注目を集める。
これによりサクラ◯ヨノオー氏が実質一人でホイMAD人気を担っていた構造に変化が生まれた。
Theas氏による「ん、私ともファッとするべき」を筆頭に、新規ホイMADerが急増したのである。
またGBや音声素材も完備され、新規ホイMADerに優しい環境になりつつある。
この構造がいつまで続くのか。期待は高まるばかりである。
専門家による見解
ニコニコ大百科で「ななしのよっしん(ID:+CR2SAXNhn)」氏はこの件について見解を発表している。以下ニコニコ大百科からの引用。
- 実は「シロコは参加者じゃないでしょ、めっ」は最適解で、もしあそこでシロコ可愛さにあっち向いてホイをやると、ほかの参加者・観戦者から「次は私が」「その次は私が」となり生徒の暴走に歯止めが利かなくなってしまう。
- かつ、「そんなにいっぱいできない」とかなんとか理由をつけて断ろうにも多くの人々の目の前で例外(参加者じゃない生徒、シロコのこと)を出してしまった手前、何故シロコだけ特別扱いするとなって先生が他の生徒の要求を断ることはできず、最終的に光輪祭は先生とのあっち向いてホイ大会と化してしまっていた。
- 更にキヴォトスは力こそパワーな世界なのであっち向いてホイの順番を待たされる生徒が暴力に訴え始めれば会場が物理的に無茶苦茶になる可能性もありその原因が結局の所「シロコにあっち向いてホイを許した先生」に回ってきてしまう…と実はシロコの無垢な要求にはかなりのリスクが隠れていた。
- 更に言えば、エデン条約編にて特に描かれた二大マンモス校であるゲヘナ学園とトリニティ総合学園の対立のように、学校間で険悪な感情を抱いてしまうことは珍しい話でもないため、「先生とのあっち向いてホイの順番争いから、ゲヘナ派とトリニティ派(下手すればさらに第三者第四者のグループ)に分かれての大戦争」に発展するという最悪の可能性もあり得る状況であった(本来ならば諍いを止めるべきゲヘナ学園の風紀委員会と、トリニティ総合学園の正義実現委員会ですらその副リーダー格同士の仲でさえ険悪であるため、諍いが起こればそれを止めるどころか率先して相手を攻撃しかねない)。
- なので、あの場での選択肢は「ただのシロコいじり」だけではなく、突然の乱入者に謎SEを出す程困惑しても「(あっち向いてホイは大会種目であるという)ルールと名目をしっかり守り、いち生徒を特別扱いしない」という先生としての正しい姿を魅せたシーンだったりする。
- つまり先生は教員の鏡。Q.E.D. 計算通り、かんぺき〜
研究による発見
謎SE
先生がシロコを見つけたときに鳴る謎のSE、通称「謎SE」の正体が
あっちむいてホイMADを作った元凶である水割アセロラドリンク氏によって判明した。
その正体とは、効果音ラボ様によって配布されているフリー効果音、「驚く」。
フリー効果音である事が判明したホイへの驚き。今後その扱いはどのようなものになるのだろうか。
多分誰も知らないし誰も気にしてない気もするが。
余談
2022年8月のコミケの広告で国際展示場駅にブルアカの広告が出された際もシロコだけの横断幕が掲げられ、「ん、先生はもっと私のことを見るべき」と堂々と掲げられていた。
2023年11月22日に『ネット流行語1002023』のノミネートが発表された際、50音順で並べられたノミネートワードのラストを飾った。
(同大賞でノミネートされたワードにはブルーアーカイブ関連で、作品タイトルや先生、BGMも入っている)
関連タグ
アクセスコード・トーカー︰遊戯王カードの一枚だが、最初に投稿されたMADに登場した指の向きがこのカードのリンクマーカーの向きと一致しており、このカードを筆頭に同じマーカーを持つリンク4モンスター名がコメントされるようになる。その後、サクラ◯ヨノオー氏の動画内でも度々ネタにされるようになった。このカード絡みのネタではアビドスゴートー・トーカーと呼ばれることもある。