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「ワタシは魔女教、大罪司教『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」


「アナタ、怠惰デスね?」


「愛に! 与えられた愛に対し! ワタシは、我々は、勤勉をもって応えなくてはならないのデス! 故に試練、試練を与える。試練をぶつける。この世界、この時代、この日々に、この時間に、この一瞬に、この刹那に、ワタシが魔女の寵愛を受けたことに意味を見出すために、愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛にににににににににににぃいぃぃ!!」





「脳が、震える」





プロフィール

年齢402歳
身長180cm(参考は最初の体)
体重50kg台(参考は最初の体)
名前の由来オリオン座α星ベテルギウス(Betelgeuse)
能力『怠惰』の魔女因子
CV松岡禎丞

概要


魔女教大罪司教『怠惰』担当。


深緑の髪をおかっぱみたいな長さで切り揃え、虫のように無感情な目をした痩せぎすの人物。

首を傾け、腰を曲げ、奇態な体勢で話すことを好み、また時折指を噛み潰したりと自らの肉体を自傷することを好んで行う、見間違える心配もないぐらい完全に変質者狂人

丁寧語で話し、「〜デス」という口癖が特徴的。


Re:Zero Betelgeuse Coloring


最も積極的に活動している大罪司教。

信仰対象の魔女への思いが他の教徒と比べものにならないほど強く、魔女教の経典にあたる予言書『福音書』の記述に従い、他の魔女教徒の誰よりも先駆けて活動することから、魔女教の中でも突出して大きな被害を出しているため『強欲』と並んで世間の知名度が高い。

魔女教の尖兵である。


人物

『怠惰』と冠されているのとは裏腹に『勤勉』であることを尊び、他者にもそれを強制するところがある。


自分を含む魔女教の教徒達は皆、信仰対象である『嫉妬の魔女』サテラに等しく愛された存在であるとしており、その与えられた愛に報いるために『勤勉』に努める事を自らの存在意義とし、ゆくゆくはサテラを完全復活させる事をなによりの悲願としている。


一旦スイッチが入ると、体全体を使って大仰な身振りをさせながら熱の入った演説を声高に叫び、感極まって涙を流し、挙げ句の果てには勢い余って自らの指を噛み潰し始めたり頭を出血するまでぶつけ始め

……たかと思えば今度は急に恐ろしいまでに冷静になり、淡々と的確に部下に指示を下して行動し、また何かの拍子にスイッチが入り狂ったように振る舞い始める……、といった動きを繰り返す情緒がかなり不安定な狂人。


極限まで感情が昂ると「脳が震える」などと発しながら身悶える。


一見まともに考えられなさそうに見えるが、決して思慮は浅くなく、基本的には「勤勉」の理念に則り、あらゆる場面に対して粛々と、効率的に対処している。

自らの前に立ち塞がる障害は「試練」と称し、乗り越えるべき壁と捉え嬉々として挑戦し、場合によっては自らを手こずらせる存在にすら「勤勉」と素直に賞賛し、掛け値無しの敬意を表する…といった一面も見せる。


と、ここまで聞けば奇態を晒しているだけで、経典に忠実な敬虔なる信徒と言った具合だが、問題なのは彼の頭の中にあるのは「与えられた愛に勤勉に報いる事」だけであるという点。


「勤勉を尊ぶ」と言えば聞こえは良いが、実際は悲願成就のために世界中を駆け回り、至る所で殺戮を繰り返す恐ろしくハタ迷惑で無用な働き者であり、彼に抗うために命をかけて戦う者も躊躇なく殺害し、あまつさえ目的を成せなかったことに対し「アナタ、『怠惰』デスね?」と罵る。

(例:ナツキ・スバル救出中にペテルギウスの異能で致命的決定打を受けたレムなど)

そして狂信者らしく自身の行動は称賛されるべき行為だと信じて疑わず、散っていった者たちを「魔女に捧げられた」「魔女復活のための礎となった」などと称して憚らない。


彼の(無駄な)行動力の高さから被害に遭った人々は数知れず、大罪司教の中では最も殺傷人数が多い。


また魔女に愛された教徒たちの中でも、特に大罪司教たる自らは魔女から特別に愛された存在と自負し、後述する『怠惰』の権能を「寵愛の証」と称し、自分だけに与えられた特権として行使できる事を誇りに思っている。

故に権能を看破されることは魔女からの愛を否定されることに他ならず、寄る辺をなくしたように激しく動揺してしまう。



サテラと同じ身体的特徴をもつエミリアを、「サテラがこの世に顕現できる『器』となりうる存在」であると捉えており、度々エミリアを捕らえようと襲撃している。

適合する器であったならば良し、そうでなければ「サテラと同じ姿をとった不敬」として殺害することも厭わない。


自らの盲信のために罪のない多くの命を犠牲にすることに一切の責任を持たず、それだけの事をしておきながら殺されていった者たちには何の価値も見出さない。

『愛』のためならばどんな行為でも全て尊いものと思い込み、どんなに酷い惨劇を生み出そうと何の呵責も感じない『怠惰』な怪物。

それがペテルギウスである。


スバル曰く「勤勉の一言を免罪符に、他者の営みを身勝手な愛で塗り潰す『怠惰』」


怠惰の本質は「理解努力に対する拒絶」であるとも言い得る。

信望する以外の一切の価値観を無価値と断言し、その価値観に依存して他に対する一切の理解を拒絶し、己の過ちを省みて改めることもせず、他者に勤勉を強いるのに自身は他者から新たな価値を学ぼうとせず、自身の価値観の更新を停滞させひたすらに安寧を求める――。

ペテルギウスの言行は、まさに価値観の拒絶を核とした「怠惰」の体現者といえるかもしれない。


また、一見すると人間であるように見えるが、その実態は400年以上前から存在し続けている土の邪精霊。

遥か前から肉体を乗り換えて生き長らえてきており、現在の肉体もただの器に過ぎない。

もともと手足も何もない存在であったためか「肉体を得ていること」に充足感をもっており、自傷行為を度々起こす理由は、痛みによって生きている事を実感できるためである。

このような事情から、基本的に肉体を持つ者らの世俗にはかかわらず気ままに行動することが多い他の精霊を「寿命がない故の莫大な時間を無為に過ごす怠惰の極致」と遍く見下して嫌っており、逆にその時間を有効に活用できると自負する自らを「精霊を超克した存在」と称しているため、一般的な精霊と同列に扱われることには怒りを露わにする。


戦闘能力


魔女因子を保有しており、『怠惰』の権能を行使する。


最も各地で被害を出している存在であるが、彼自身の戦闘力は見た目通り貧弱なもの。

しかし、行使する権能がほぼ初見殺しに特化したものであり、事前情報がなければまず勝つことはできない厄介なものである。


それに加え、彼の正体が形のない精霊であるという特徴を生かした「憑依」を行うことができる。

これによって仮に今の肉体が滅びようとも別の肉体に移すことで不死身とも言える振る舞いをとる。

ほとんどチートのような能力だが、誰にでも憑依できるわけではなく、精霊に適性のあるものにしかできない模様。このためペテルギウスは自らの傘下に「指先」と呼ばれる適性をもった教徒達を侍らせており、有事の際に体を入れ替えている。


また肉体を乗り換える事を前提とした戦略も練られており、仮にペテルギウスを死なせずに意識不明にしたとしても、別の指先がそれを察知した場合、現在の肉体を強制的に自害させることで憑依を誘発させ、乗り移りを実行する仕組みが構築されている。

戦闘中に不利を悟れば自爆特攻を仕掛けてくる事も念頭に置いている。

(指先に関しては後述参照)


また、憑依、権能以外にも土の精霊であるためか土属性の上級魔法「ウル・ドーナ」すら扱うこともでき、油断したスバルを返り討ちにする一幕もあった。


権能


「あぁ、我が身の『怠惰』さに、脳が、震える、思い、デス!」


  • 『見えざる手』

その名の通り不可視の魔手を操り、攻撃する。

この魔手の膂力は凄まじいものであり、森だろうと岩だろうと悉く破壊し、人体を触れただけで容易く抉るほどの威力を持つ。

更に出せる本数も射程距離もなかなかのものであり、あるとわかっていても回避は容易ではない。

また、手に自らをつかませる事で高速で移動したり、欠損した部位を補わせたりと、攻撃以外にも応用が利く。


ペテルギウス曰く「怠惰にして勤勉なる権能」


欠点としては、魔手の速度はそれほど早くはないという点と、不可視ではあるがあくまで実在した力場であるため土煙、水滴などを利用すれば朧げながら確認することができるという点。

見えてさえいれば全く攻略が不可能というわけではなく、熟達した戦闘技術の持ち主には全くといっていいほど効果がない。


  • 『怠惰』

周囲に精神汚染効果をもつ黒い霧を爆発的に広げる。

食らったものは強制的に発狂させられ、戦意を挫かれる。しかし、こちらは相手の耐性に左右されるものであり、スバルには効果がなかった。

なお耐性のある者はペテルギウスの「憑依」の対象になるということでもあるらしく、適性があるかどうかを確認する目的で使用する事もある。

Web版のみで使用した技であり、書籍版、アニメではカットされている。


当たれば致命傷のダメージを与えてくる不可視の腕『見えざる手』、周囲に戦意を挫く霧を広げる『怠惰』、そしてそれらを乗り越えても一度では倒しきれない「憑依」

初見殺しに特化しており、正直言って始めの敵としてはやってられないほどの相手である。

スバルからも「記憶を引き継いでなければ100回挑んで100回殺される自信がある」と評されていた。


『指先』

ぺテルギウスそのものは肉体を持たない邪精霊なので、『指先』と呼ばれる配下に憑依する形で動いている。

つまり邪精霊本体を滅するか指先すべてを潰さないかぎり、ぺテルギウスは滅びない

指先は全部で十人いるそうであるが、作中ですべて登場していない。


女狂人

cv日笠陽子

四回目のループで最初のぺテルギウスを奇襲で倒しても、『怠惰』の脅威が終わってないことを印象付けるように登場をした。剣で地面を抉り、土の雨を降らせることによって見えざる手に対処したヴィルヘルムによって瞬殺された。

ケティ・ムッタート

cv家中宏

憑依される前にも自分の意思で動いている描写がある唯一の指先であり、行商人に化けて『怠惰』の活動をサポートする役割をしていた。三回目のループでスバルにオットーを紹介した人物である。

老年狂人

cv家中宏

四回目のループでケティが自爆し、初めに村へ襲撃した際の肉体。なぜかエセ外国人みたいな話し方をするのが特徴。ヴィルヘルムと戦闘に入り返り討ちに合うも、自爆の道連れにヴィルヘルムを負傷させた。

ちなみに、ケティと同じ声優だからなのか同一人物のように紹介されがち。「老年狂人」というのもここでの仮称。

短髪女狂人

cv金元寿子

四回目のループで老年狂人がヴィルヘルムを道連れに自爆した後、追いうちをかけるように登場。

スバルの挑発によって魔物の巣に誘導されて喰い殺される。

中年狂人

cv飛田展男

四回目のループでエミリアとパック相手に戦いを繰り広げる。

しかしパックの補助を受けたエミリアには敵わず、氷漬けにされる。

ナツキ・スバル

cv小林裕介

無題

厳密には指先ではないが、スバルは精霊との相性が非常に良いので一方的に憑依された。

余談だが、どのループでもスバルに憑依した場合、ぺテルギウスは死んでいる

スバルギウス



なお、ロマネコンティ一族は代々、ペテルギウスに肉体を捧げている関係にあるという裏設定があり、緑髪といった特徴は所々受け継がれている様子。

メインとなる肉体はロマネコンティ一族のもの、有事の際などの補欠として『指先』を用意しているのかもしれない。


因みに一ヶ月に一度くらいの頻度で肉体を交換しているとの事。

あれだけ酷使してたら当然かもしれないが。


余談

  • 実は

物語中で最初に登場する大罪司教であり、魔女教の脅威と狂気を知らしめる強烈なインパクトを残したキャラクターであるが、作者曰く「大罪司教の中では一番まともな人物。」

実際他の大罪司教は己の価値観が凝り固まり、まっとうな会話が成立しないのだが、

ペテルギウスの場合、魔女への狂信と感情の振れ幅が激しいことを除けば、比較的会話のキャッチボールは成立している。

元々魔女の匂いが強く染みついているスバルを魔女教の逸材となる存在となるのではないかと期待しており、彼に素質があれば仲間に引き入れようとしていた。

魔女に対する信仰心は非常に厚いが、逆にそれを利用されると弱い一面もあり、劇中ではスバルは魔女教徒の証である「福音」を持っていなかったが、スバルが魔女に対する情熱を演技で語ると感激してしまい簡単に騙されてしまった。

スバル「ちょろいな、こいつ」


  • 「憑依」について

彼は人に害を為すとされる「邪精霊」に分類される存在であるが、彼はその中でもイレギュラーな精霊らしく、他者の身体に乗り移っていなければ即座に消失してしまうらしい。

実体をもたない精霊は本来、精霊術師と契約を結ぶことで様々な行動を取ることができるが、ペテルギウスもそれは例外ではない。

即ち、彼の行う「憑依」のカラクリは、「なれる素質はあるが、精霊術師ではない者」に対し、「ペテルギウスに無期限に身体を差し出す」という契約を無理矢理結ばせることで成立させたものである。

精霊術師に憑依を行わないのは、当然ながらそんなめちゃくちゃな契約を彼らが結ぶわけがないため。精霊術師でない者に限定するのは「契約をはねのける技術」をもっていないからである。

スバルはユリウスの精霊に懐かれていたように、「精霊術師になれる素質」があったため、憑依の対象となってしまっていた。


  • 読者人気

初登場時のインパクトから、憎むべき敵役ながらかなりの人気を誇っている。時折滑稽にすら見える狂った様子から、半ばマスコット的な愛され方をされることも。

また、作者が初めてもらったファンアートが彼である。

それを喜んだ作者がぺテルギウスを活躍させた結果、スバルの死ぬ回数が予定より2回ほど増えた。

…というかペテルギウスの活躍と死亡箇所を考えるとエミリア達の死ぬ回数まで増えたと言える。

(特にレムはかなり悲惨な死)

後述するが「リゼロとのコラボ!」となると敵役として引っ張りだことなっている辺り、人気の程が窺える。


  • アニメでは

第一期15話に勤勉に登場。ペテルギウスの存在は公式サイトでは徹底的に伏せられていた。

しかも声優は他作品では顔役を務めることすらある松岡禎丞氏。

まともに演じればイケボに分類される御方であるにもかかわらず、その怪演も相まって、

初見の視聴者はもとよりWeb版や書籍版でペテルギウスを知っていたファンに対しても凄まじいインパクトを残したと言える。

ぶっ飛んだ演技が目立つが、ふと囁くように出される低い声は無駄にイケボだったりする。そのギャップがまた恐ろしい。


  • 劇場版リゼロでは

エミリアとパックにフィーチャーした1期の前日談である「氷結の絆」では、ぷちキャラアニメの作画で「劇場マナーの注意映像」にペテルギウスが登場した。

本編にセリフはないのでこのマナー映像のためだけに松岡禎丞氏が起用されたのである。


  • IFルートでは

ゼロカラアヤマツイセカイセイカツでは、スバルが唯一友情を覚えた相手であり、スバルからも「ペテさん」と呼ばれていた。エミリア殺害を口にされ殺害を計画するも、その初見殺しの権能故に400回以上も死に戻りをすることになる。最終的には指先をエルザ・グランヒルテメィリィ・ポートルートに潰させ、憑依対策として火の微精霊と契約することによって討伐される。


  • CMにおいて

リゼロの後期オープニングテーマを担当した『MYTH&ROID』のアルバムにおいて、CMナレーションに予想外とも言えるサプライズで抜擢。

KADOKAWAが提供している番組で見る事が出来る為か、ノーゲーム・ノーライフの再放送ではこちらの人物中の人が同じと言う事で別の意味でも中の人ネタが実現した。

(なお、あくまでCMバリエーションの1つ扱いの為、流れない時もある。他の担当メンバーも相当インパクトの大きいメンバー揃いだが)


  • 異世界かるてっと

原作メンバーと遭遇せず、バレンタインのチョコ作りで何故かアルベド(オーバーロード)と意気投合した。人的被害は出していない。


外部作品関係

セリフを字幕で再現見えざる手を定期的に伸ばして攻撃する、「ウル・ドーナ」を使う、特定の装備で四足の怪物形態として乱入など、やたらと原作再現度が高い。

こちらの使うキャラも、スキルでカットインが入る、レムは専用装備でスキル変化、スバルを連れて行くとステージが有利になる、という特徴があるが、その分キャラの当たり外れが大きい

もしレムがいなくても、武器は「闘士(ヘラクレス)」も装備できる。


まさかのCM担当として大抜擢される事に。

もちろんゲーム内でもボスとしてオルタナ達に立ち塞がる。

2回コラボした作品でもある。


該当イベントのストーリーで彼だけ、ラスピリとリゼロの主人公勢すら差し置いてフルボイスという凄まじい優遇っぷりを受けた。


事件の黒幕として登場。

第三章で死ぬ寸前にこの世界にやってきたようで、ナツキ・スバルをいつか魔女を殺す脅威であるから抹殺するという使命に執着している。

一方でエミリア魔女と誤認しており(冒頭で微かに過去を思い出している描写があるので、ペテルギウスの狂っている頭脳は「『大切な人』だから『魔女』である」と認識したのかもしれない)、

彼女をかいがいしく世話をしていて、親切な人であると思われていた。

2回コラボした作品で、その時はクリスマスの時期であることを意識したのか、

ボス戦では赤鼻を付けて口上もちょっと変えて登場した。


2018年11月末にて参戦。社員になるメンバーに彼はいない中で、何故かコラボCMに抜擢された。

さらに12月7日の更新で「ぺテルギウス討伐クエスト」が追加。

とあるカルト教団によってミステリオに転移し、ボスとして傭兵会社に立ちふさがる。

しかし見えざる手はミステリオのエーテルの影響により実体化してしまっている

期間中イベント画面に行くとまれに彼が出現し、15分間所得経験値が400%上がる期間限定アイテム「ペテルインギウス」を入手できる。

また、何気にかんぱにで2番目に立ち絵グラフィックとボイスが用意された男性キャラクターでもある(初は同コラボのフェリス)。

彼の狂った性格にはロマナも頭をかかえておりアンナも魔女崇拝に関して「趣味の範囲外」と辛辣な評価である。


2019年5月末にて、敵役として登場。

スバル達と共にアストルムに飛ばされ、そこで美食殿と邂逅。

銀髪エルフのコッコロを見てアストルムでも「何か使命がある」と感じ、こちらでも悪事を働いている。

「絶対攻撃・絶対防御」の権能(こちらは乱数調整による賜物)を持つクリスティーナとスバルの活躍により「見えざる手」の存在を暴かれ美食殿達に倒された。

複数部位を持つ「マルチターゲット」を持つボスであり、強力な範囲攻撃がないとダメージを与えにくい。

また、戦闘開始後50秒後に魔法攻撃力を大きく上昇させる


スバル達リゼロキャラに混じってこのすば世界に登場。

怪しい登場からめぐみんのエクスプロージョンの標的にされかかり、止めようとしたカズマも彼の言動のヤバさに感づいてむしろ殺れといったほど。かくしてエクスプロージョンの餌食に…だが果たしてこれでやられただろうか?


CMで抜擢。

以前にCMで一緒に登場したアルベドとも邂逅。

異世界かるてっと2でも、バレンタインデー回でまさかの登場

異世界かるてっとに登場した事で、過去にアルバムCMで登場したオーバーロード幼女戦記とも共演する事になったのである。


クエストボスの一体として登場し、クエストをクリアすることで入手可能。攻撃力ダウンなどの厄介な攻撃もしてくるが、周回が前提となるクエストということもあり難易度はさして高くない。

入手したときの性能はそれなりに優秀で、特に友情コンボのスクランブルレーザーLは降臨キャラクターにしては高い破壊力を誇る。また、このゲームの必殺技となるストライクショットでは「見えざる手」を使用する。


関連イラスト

ペテルギウス・ロマネコンティ
ペテルギウス・ロマネコンティ


『怠惰』

関連タグ


Re:ゼロから始める異世界生活

脳が震える


魔女教 , 怠惰

サテラ(リゼロ) - 心酔する信仰対象

レグルス・コルニアス - 同じく大罪司教


ナツキ・スバル - 彼の特異性に興味を抱く

エミリア(リゼロ) - 魔女サテラ復活の器となるか見定めるため、その身を狙う


セクメト(リゼロ) - 過去の『怠惰』の魔女因子の保有者


不可視なる神の意志(インビジブル・プロヴィデンス)


キリト - リゼロの後に白猫プロジェクトとコラボした「ソードアート・オンライン」の主人公で、

中の人が同じ

その後リゼロコラボが復刻したせいで、一部のプレイヤーによってその身をズタズタにされる羽目に…

また上述したモンストではリゼロコラボ前にSAOコラボが先に行われていた為、キリトを入手していればペテルギウスのクエストにキリトを連れて直接対決させる事も、或いはパーティーを編成して二人を共闘させることも可能。


ディーノ(転スラ) - 別のなろう出身作品における怠惰担当。こちらは数百年間ニートを続けていた文字通りに怠惰なヤツなので、その点ではペテルギウスと見事に対照的。そして中の人はスバルと同じ


上杉風太郎 - 五等分の花嫁の主人公にして中の人繋がり。こちらは作中屈指の秀才にして、常に勉強のことしか頭にない文字通りに勤勉な男。また、5人姉妹の末っ子がレムと同じこともあって、こんなイラストが投稿されている。

上杉さん


ビートルジュース - 外見・名前のモデル


紫咲シオン - ペテルギウスの二つ名をオマージュした二つ名が登場している。イメージカラーが紫であることも同じ。

活躍


第3章において、ペテルギウス率いる『怠惰』は、

『嫉妬の魔女』サテラ復活の『試練』を決行すべくエミリアを狙い、メイザース領の襲撃を企てた。


スバルは一度目、『試練』に巻き込まれる形となり、レムを始めとする関係者、エミリアまでもが殺害され、メイザース領の人々は全滅。スバルもエミリアが殺害されたことによって覚醒したパックに殺害されてしまった。


二度目は『試練』から逃すべくエミリアに避難を促そうとしたが、『死に戻り』を口にしてしまったために、サテラの呪いによりエミリアを死なせてしまい、

その後の自身もペテルギウス共々覚醒したパックに殺害される。


三度目は『試練』開始前にペテルギウス本人と接触することで時間稼ぎ。その間の不意をついてヴィルヘルムが討伐に成功した…かに思えたが、

ペテルギウスが『憑依』により「指先」の肉体に乗り移ったことで失敗してしまう。

(Web版ではこの時点でヴィルヘルム共々殺害される)


ヴィルヘルムが即座に斬り伏せるも、ペテルギウスは別の「指先」へ次々と乗り移り、まんまとメイザース領村への侵入を許してしまう。

フェリスユリウスと共に必死に抵抗し、『試練』は阻止できたものの、

人々の多くを巻き込んだ挙句、最終的にスバルの肉体にも乗り移ってきたため自害するハメに。



1. 『見えざる手』は何故かスバルにだけ見える。ヴィルヘルムなら対応できないこともないが、確実性に欠ける。

2. ペテルギウス率いる『怠惰』チームは『憑依』を前提とした立ち回りを行なってくる。現在の肉体の異変を察知すれば即自決、別の肉体に乗り移りすぐさま『試練』の決行に移る。

3. 「指先」を失ったペテルギウスは最終的にスバルに乗り移る。身体に入られたが最後、自力の抵抗は不可能。



四度目、ペテルギウスの本質を漸く掴んだスバルは今度こそ全てを救うために作戦を立てた。

まずスバルが『試練』決行前のペテルギウスと接触、友好的な芝居を打つことで気を引き、その間に各所に点在する「指先」を抑える事に成功。


更に土の邪精霊たるペテルギウスに直接攻撃を加えられる「精霊術師」ユリウスと協力、彼の意思疎通魔法「ネクト」を利用することでスバルの視界を通し、『見えざる手』に対処した。


『見えざる手』を見破られたペテルギウスはなすすべなくユリウスに圧倒され致命傷を負う。

ならばとばかりにスバルの肉体を乗っ取ろうとするが――


ここでスバルは、『死に戻り』を口にした。


敢えてサテラの呪いを受け、呪いの激痛をペテルギウスと同調させたのだ。


激痛に耐えきれず…というより、今まで盲目的に信じてきた魔女からの『愛』を、他ならぬ魔女自身に否定されたショックによりスバルから離れるペテルギウス。


センシティブな作品


元の肉体に咄嗟に戻るが、既にその肉体は死に体。

もはや戦う気力すら無くした彼はうわ言のように『愛』を語りながら、

呆然と『見えざる手』を天に向かって伸ばす。



「ワタシは、愛されて――」



『見えざる手』は岩肌を抉り、落石が降り注ぎ、

彼は呆気なく押しつぶされる事となった。



「お前が捧げたのは信仰でも愛でも、ましてやお前自身でもない。ただ、お前の周りを歩いていただけの通りすがりの人たちだ」


「ペテルギウス・ロマネコンティ」




「――お前、『怠惰』だったな」




『怠惰』を討伐し今度こそ魔女教の脅威を払い除けたスバルは、ユリウスらに別れを告げ、エミリアの元へ帰還するのだった。








『怠惰』の末路














ところが



竜車に揺られる帰路の途中、後方から異変を感じる。

まさかと思い後ろを確認したその先には――





「――体ァをォ、ワタシィの、肉のォ体をぉぉぉぉぉ!!」


「魔ァ女ォ……サテラぁ……! ワタ、ワタシを、愛、愛、愛し、愛して、愛を、愛が、愛で、愛され、愛す、愛、愛愛愛愛愛愛愛愛アイアイアイアイアイアイアイアイアイアイアイアイイイイイイイィィィ!!」



「何回最終局面やらせんだよ!お前のどこが怠惰だ、この無用な働き者がぁ!」



ただの死体と化した肉体を、『見えざる手』によって無理矢理に動かし、妄執と怨嗟を撒き散らしながら追い縋るペテルギウスの姿があった。


あまりにも悍ましく歪な生命力だが、こんな状態ではそのまま自壊するのが目に見えていた。

が、その最期の悪あがきは凄まじく、自壊するより先にスバルを殺害せんばかりの勢いで攻め立てる。

荷台にある油壺を投げつけまくり、ユリウスの準精霊の力で火だるまにまでして抵抗するスバルだったが、なお止まる気配すらなく竜車に取り付くペテルギウス。

狂気的に言葉にもならない絶叫をあげながらスバルへ襲いかかるが…



「お前が化け物のままだったら、俺の負けだったろうぜ」



スバルはかつてペテルギウスから奪った彼の『福音書』を投げつける。




「ぁ……サテラ」




彼は、寄る辺とした愛しい魔女からの寵愛の証に手を伸ばし――

竜車にかかる『風除けの加護』の範囲から出てしまった。


高速で動く竜車の風の抵抗をモロに受けたペテルギウスは大きく態勢を崩し、さらにそれを見たスバルの追撃を受け、完全に竜車から投げ出され、法衣が車輪に巻き込まれる。



「終わ、終わり、終わら、終わらない、終わって、ない、デス、デス、デス!?」



そんな状態となってなお、しぶとく持ち堪え、福音書を求めるペテルギウス。

そんな彼を見たスバルはふと彼の福音書の白紙のページに血で文字を書き、



「――いや、もう終わりだ」



そしてペテルギウスに『福音書』――

今まで彼を導き、彼の行いを肯定し、彼が最後に縋る存在となった『福音書』の、その内容を見せつけた。



「ここでお前は、『おわり』だ――!」







「――ナツキ・スバルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」







ペテルギウスは法衣の端から竜車の車輪に巻き込まれ、肉体が引き裂かれ粉々になっていく。

そして肉体が完全に失われたと同時に、精霊としての存在が霧散。

今度こそ完全に、消失する事となった。





妄念に縋り、独りよがりを貫き通し、身勝手に暴れ回り、只々ひたすらに「愛」を求めた『怠惰』な怪物は、

何も得られず、誰にも理解されず、「愛」を求めた相手にも愛されず、

誰の心にも何も残さないまま、孤独な「終わり」を迎えたのだった。





彼の真実(4章&アニメ2期のネタバレ注意)






























































歪んだ愛に狂う狂信者、恨まれて当然の行いを繰り返す化生として登場した彼であるが、実は最初から狂っていたわけではなく、元はまともな人物であり、それどころか100年ほど前の過去にエミリアとその叔母であり母代わりの人物、フォルトナと親交があったことが判明した。


愛称は「ジュース」

(英語表記ではGeuse、ペテル「ギウス」から取られたか)


平家星の笑った日ジュース


その姿は柔和な顔立ちをした精悍な青年といった具合であり、現在のような目をむき出した痩けた凶相ではない。

性格も温和で物腰も柔らかく、今では考えられないほど落ち着いた雰囲気をもつ人格者

当時から激情家でもあったようで、幼いエミリアの姿を見て感激したり、フォルトナとエミリアの仲睦まじい親子愛を見て感極まり号泣していた。

よく泣く人


どういった目的か、あるいは現在で完全に形骸となってしまったかは不明だが、魔女教の設立者の一人であり、魔女教徒として活動していた様子。

しかし教徒とは言ってもその中では穏健派であったらしく、少なくともフォルトナ達が嫌悪するような行動は起こしていなかったと思われる。

ただし本人は自らを「罪人」と評しており、当時から世界からは好ましい集団とは思われていなかった模様。


魔女教での立ち位置も設立者の一人であった功績から、この頃から司教の座に就いていた。

が、魔女因子には適合できなかったため、レグルス曰く「正式に選ばれた司教」ではなかったとのこと。


詳細は不明だが、森にある「封印」の鍵となる存在であるエミリアを守るために森での生活を余儀なくされていたハーフエルフ達へ、志を同じくした教徒達と共に物資の供給などの支援をしていた。

エミリアの叔母で母代わりであるフォルトナ、そしてエミリアとの関係は良好であり、まるで本当の家族のように穏やかな生活を送っていた。


…しかし、そんな彼らに悲劇が起こる。

魔女教の過激派である『虚飾の魔女』パンドラが『強欲』担当の大罪司教レグルス・コルニアス、更に三大魔獣の一柱である黒蛇を引き連れ森の封印を暴くために強襲したのである。


過激派は森に手を出さないと教会での協定で確約されていたようであるが、それを完全に無視したパンドラの強行手段に覚悟を決め、適性のない身でありながら『怠惰』の魔女因子を無理やり身体に取り込み、エミリアを守るために『怠惰』の権能『見えざる手』で対抗しようとした。



ジュース


「あの二人は、追わせない……ここから先へは、絶対に通さないの――デス!!



適性のない身であったため身を滅ぼすような苦痛を味わい、更に因子適合者としての質と経験の差からレグルス相手に圧倒的な劣勢を強いられながらも、それでもフォルトナと共にレグルスの足止めに成功していた彼であったが、出来る限り時間を稼ぎたいジュースの頑強な抵抗と、それに乗せられてダラダラと甚振るように戦うレグルスに業を煮やしたパンドラの権能に騙され、自らの手でフォルトナを殺めてしまう。

命を賭してでも守りたかった者を目の前でしかも自分で殺してしまったショックで、元々魔女因子により発狂寸前だった心は完全に崩壊。

その後自我を失った状態でパンドラに何事か吹き込まれ、パンドラと共に森を後にするのであった……




「私は――何のために!?」


「全て、愛のためです」

「あなたは、愛する人を救うために自らの魂すら捧げたのです。並大抵のことではありません。長く長く、魔女教を支えてきた日々も、全てはその愛のため。あなたの行いの全ては、愛の賜物。いと素晴らしき、愛の道標」

「そうですよ。何も恐れる必要も、悔やむ必要もありません。全ては必然。運命の導きだったのです。こうなるよう、道はここへ続いていた。『全て、愛のために』


の、ために……ぃ」





ジュース









この事件から、おそらく現在の盲目的な愛に狂った異常者、ペテルギウス・ロマネコンティが誕生。

パンドラの権能の影響によるものか、あるいは精神が崩壊してしまったことが原因かエミリアのことは全く覚えておらず、それどころかサテラ復活のためにその命すら利用しようとする怪物となってしまった。

(エミリアもパンドラによって彼の存在を思い出せずにいた)


紆余曲折の末、ペテルギウスはスバルに倒されることとなる。

『怠惰』の大罪司教としての彼は倒されて当然の外道ではあったが、

かつてエミリア達を守ろうとした彼としては、やりきれない最期であったと言わざるを得ない。


このような境遇からpixiv内でもしばしば「哀しき悪役」のタグをつけられることが多い。

が、作者曰く彼は「実はいい奴だった」系の悪役には当てはまらないとしている様子。

話ぶりから、あくまで過去と現在のペテルギウスは別の人物であると割り切られているのかもしれない。















ペテルギウス打倒後、『怠惰』の魔女因子は討伐したスバルへ移譲。

スバルは『怠惰』の権能『見えざる手』を行使できるようになった。

が、射程距離はペテルギウスが行使していた様に長いものではなく、人並みに腕を伸ばした程度。しかも一本しか出せない。

おまけに発動させると血反吐を吐く勢いの凄まじい苦痛が襲うという副作用付き。


しかしこの権能はのちに、様々な場面で波乱を呼び、そして大活躍していく事となる。


数は一本、射程は極短、可能性は未知数。

スバルは不可視のこの技を不可視なる神の意志(インビジブル・プロヴィデンス)と名付けた。


自身の権能が、「かつて自分が守ろうとしていた大切なものを救う為の力」としてスバルに受け継がれたのは、彼にとってはせめてもの、そして唯一の救いだっただろうか。








フリューゲル(リゼロ)…ペテルギウスが『怠惰』の因子を取り込む時、フリューゲルに対する謝罪の言葉を述べていた。

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