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目次 [非表示]

封印作品となる理由

おおむね以下に大別できる。

  • クレームが来た/A
  • 別作品からの盗作や極端なパロディ、作者に無許可での改変などが問題となった/B
  • 権利問題/C
  • 関係者が不祥事を起こした/D
  • 大規模な災害や事件、事故の被害者などに配慮した/E
  • 公開当時は問題視されていなかった内容が、時代の流れにより問題視されるようになった/F
  • 「出来が悪い作品」と判断された/G
  • 内容に矛盾が発覚した/H
  • その他/I

以下に該当するものは封印作品には含まない。

  • 不人気
  • 内容が古いので現代にはそぐわない
  • 原本、あるいは出版物の散逸
  • 災害などによる原本の破損・消失
  • もともと再公開の予定がない

作品の全てが封印された例

  • 愛の戦士レインボーマン/C
    • 同名の特撮番組のリメイクアニメ。あの原作をアニメにするには無理があるため、宇宙人と戦うロボットアニメとして放送されたが、本放送終了後の再放送や映像ソフト化は全て見送られている。原作とアニメ版それぞれを制作した会社同士の著作権に対する見解の相違が原因となったと見られている。
  • アナと雪の女王/D
  • アラジン(映画)、アラジン ジャファーの逆襲(OVA)/C、D
  • あんぱんまん/C、G
    • 現在も日テレで放送されているアニメ『それいけ!アンパンマン』の原作である童話『あんぱんまん』の映像化作品。
    • NHK版:1979年3月に、NHK総合テレビ「春休みこどものひろば おはなしえほん」の第2回として放送。以降1982年7月まで再放送され、その後NHKで連続テレビアニメ化が検討されるも『アニメ三銃士』に敗れた。そして日テレ版が開始されてからはその存在自体すっかり忘れ去られることになり、NHKアーカイブスにも保存されていない状態となってしまう。
    • 16ミリ版:アレンジの度合いが酷かったため作者が難色を示し、一部の図書館に置かれた程度となった。
  • かいけつゾロリOVA版1993年版/I
    • 前者は天田印刷加工制作。後者はトムス・エンタテインメント制作で、『それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険』と併映された。いずれもレンタル用VHSが発売されたものの、それが廃盤となって以降のメディア展開はない。詳細は不明だが、非売品OVA『かいけつゾロリの恐怖の花嫁作戦!!』も封印扱いとなっている。
    • TVアニメ版が始まった際、制作会社・放送局・スポンサーが変わったことでそちらに権利が統一されたためと見られ、同様のケースにテレビ朝日版『遊戯王』、フジテレビ版『HUNTER×HUNTER』などがある。
    • いずれの作品も公式に言及されることはほとんどなく、原作版『きょうふのゆうえんち』でOVA版の宣伝が入る程度。一応、『かいけつゾロリぴあ』ではわずかながら存在に触れられている。
  • カンフーパンダ/C、D
    • ドリームワークスのメガヒットシリーズだが、主人公であるポーの声優が山口達也氏であるため、山口氏の一連の問題によって地上波での放送など日本国内における各種展開が難しくなっている。なお、2016年の段階で主要キャラクターの声優は全員が変更されている。
  • きょうふのキョーちゃん/A、I
    • フジテレビ系列のバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』内で不定期放送された松本人志原作のアニメ。過激を通り越して凄惨かつ非常に露悪的な内容で、現在の地上波では深夜帯を含めてもとても放送できる代物ではない。このためか、『ごっつ』のメディア展開の際も本作に関しては今日まで除外されている。
    • 最終話となった第7話のラストには「つづく」と表記があるため、打ち切りと考えられている。各所からクレームが多く寄せられたという説がある。
  • 銀河戦国群雄伝ライ/G
    • 作者が自らのサイト内で「角川のバカ兄弟(角川春樹歴彦)がケンカしたせいで身売りされた」と激怒。同時にこのアニメを「クソの様なアニメ」「関係者全てに死刑宣告」と出来を酷評、スタッフを非難した(参照)。VHS発売後は再放送が見送られ、事実上の封印作品扱いとなる。
  • グラップラー刃牙(テレ東版)/C
    • 板垣恵介による有名な格闘漫画『刃牙シリーズ』のアニメ化作品第1作。映像ソフトをリリースしていたCCREという会社が2010年に破産し企業消滅状態となった影響なのか、2023年現在は新規のソフト販売どころか動画配信も実施されていない。
  • 少年アシベ(TBS旧アニメ版)/C
    • TBSでの本放送終了後、2000年代前半迄は普通に地上波やCSで再放送されていたが、2002年に製作会社だったライフワークが倒産し、その後広告代理店だった日本映像が解散、あるいは権利を放棄したらしく、現在ではDVD/BDすら発売されていない。なお、NHK新アニメ版は普通にDVD/BDが発売されていた。
  • ジョジョの奇妙な冒険(OVA)、ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド(映画)/A、C
    • OVA第3部から一部エピソードを抜粋してアニメ化したもの。1993年から1994年にかけて6話、2000年から2002年にかけて7話が制作・発売された。2008年頃、作中でDIOが読んでいる本の文章にイスラム教の聖典コーランの一部が使われていたことが問題視され、映像ソフトの出荷が停止してしまう(参照)。ただし、かなり多く出回っているため比較的容易に視聴可能。
    • 映画:2007年2月17日公開。制作会社は上記のOVAと同じA.P.P.P.だがスタッフは一部を除いて異なる。映画公開後一切のソフト化がなされていない。上記OVA版での問題の影響によるものとみてほぼ間違いない。
  • スーパーマリオブラザーズピーチ姫救出大作戦!/C
    • ピーチを山瀬まみ、クッパを和田アキ子が演じていることで知られる作品。ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー公開によりマリオ初のアニメ映画作品のピーチ姫救出大作戦!が引き合いに出されている。ビデオは発売されたが他のソフト化や配信はなし。マリオの映画は実写の魔界帝国の女神がDVD、Blu-ray化されているため単純に原作のことだけではなく、先の2人が所属のホリプロも含んだ権利の関係かもしれない。
  • 東京BABYLON2021/B
    • CLAMPの長編漫画を原作としたテレビアニメ化企画。2021年4月からの放送を予定していたが、2020年11月にアニメ制作を担当したGoHandsによる衣装デザインが既存のものの盗用であることが発覚。さらにこれ以外にも多数の模倣盗用があったことも判明したため、信頼関係の欠如によってGoHandsとの制作続行は不可能と判断され1話も放送されることなく中止になったことが2021年3月に発表された。
    • 2021年8月に、GoHandsがアニメ製作委員会の幹事社であったキングレコードに対し、制作費が支払われていないとして未払い分約4億5千万円を求める裁判を東京地方裁判所に起こした。GoHands側の主張では「(最初の盗用発覚の時点で)キングレコード側から修正依頼を受け、追加費用の支払いに合意した上で放送に向けて作業中であったが、キングレコードが突如意見を翻し、費用支払いを拒否した」としている。
  • ドンキーコング/I
    • 日本ではDVDが発売されていないため、今後は日本での公式配信は皆無と思われる。
  • 南部の唄/A、F
    • 1946年11月12日公開のディズニー映画(厳密に言えば実写とアニメの合成作品)。全米黒人地位向上協会の抗議により、アメリカでは1986年以降にディズニー側が自主規制した。このため日本でもVHS・LDは発売されたが、以降はリリースされず廃盤となり、Disney+でのネット配信も行われていない(ネット配信については、公式側が配信予定が無いことを認めている)。
    • ディズニーランドのアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」(アメリカのディズニーランドおよびマジック・キングダムと、日本の東京ディズニーランドに設置)はこの作品を元にしていたのだが、2020年にミネアポリス反人種差別デモの発生の余波で題材変更を求める署名が発生し、同年6月25日にディズニー側がアメリカ国内のアトラクションを『プリンセスと魔法のキス』を題材にしたアトラクション(2022年7月に「Tiana's Bayou Adventure」というタイトルで2024年後期にオープン予定だと公表された)に変更することを発表した。なお、東京ディズニーランドに関しては検討中であると運営会社のオリエントが明かしており、今後変更となる可能性もある。
  • 日テレ版ドラえもん/I
    • 日本一有名な封印作品の一つ。原作者の藤子・F・不二雄小学館からも黒歴史認定。出来があまりにも悪かったため作者が抗議し封印された……という説が主流だったが、実際は「制作サイドの都合で勝手にアニメを終わらせた」という不義理が最大の理由とされる。
    • 現場に最後まで残っていた真佐美ジュン(※手元に残った資料を会員制サイトなどで公開している)によれば、放送終了のひと月ほど前、制作会社の日本テレビ動画(日本テレビとは別)社長が突如失踪し経営状態が悪化。下請けからの納品も行われなくなり、経営を引き継いだ人物はアニメにあまり関心がなかったためすぐに解散を決めたのが直接的な打ち切りの理由となっているとのこと。
    • 放送版のマスターフィルムは日本テレビにしばらく残っていたが、保管期間が終了した後に散逸してしまった。原作者サイドが肯定的でない上に制作会社が解散しているため著作権継承者がはっきりせず、いずれの放送版フィルムもほぼ残っていない状態である。先述の真佐美が個人で一部の回のラッシュフィルム(未編集版)を所有している他、現像を担当した東洋現像所(現:IMAGICA)が後半の一部の話のネガフィルムを所有している。
  • ハーバーライト物語〜ファッションララより〜/C
    • 『魔法のデザイナーファッションララ』を原案としたOVA作品。スタジオぴえろセイカノートとの複雑な共同版権作品である故に、セイカノートが2009年にサンスター文具に統合された際、原案の『ファッションララ』を含むほとんどの旧セイカオリジナルブランド作品がサンスター文具に引き継がれず権利の所在が不明な著作物となってしまったため、映像ソフト化やネット配信、グッズ展開が不可能になってしまい、現在に至っている。
  • 爆闘宣言ダイガンダー/I
    • 恐らくは、DVDでのソフト化を取りやめたとのこと。
  • ピグマリオ/G
    • 作者がアニメの出来が芳しくなかったこと、原作ラストまでのアニメ化を約束していたのに途中で打ち切りを持ちかけられたことなどに苦言を呈し、ソフト化が断念された。以降、和田慎二作品はアニメ化の企画自体持ち上がらなくなったという。
  • フランダースの犬ぼくのパトラッシュ/D
    • 本放送当時、編成上の都合で2話カットされたが、此方は後にビデオで収録された。しかし、その後ベルギーでの番組担当者が殺人事件を引き起こした為、完全封印される羽目になった。
  • ホイッスル!(オリジナル版)/D
    • 作品自体は封印されていないが2002-2003年放送ながら2016年に声優陣が刷新される「ボイスリメイク」という珍しいことが行われてネット配信が開始。OPED曲も別の歌手がカバーしたものになっている。元のキャストや歌手のオリジナル版のソフトは既に廃盤、CSでの放送もリメイク版となっている。理由は明かされていないものの、主人公の風祭将役を演じ、OPED曲を歌った小向美奈子が2009年に覚醒剤使用で逮捕、有罪判決を受けた。2011、2015年にも逮捕され前者のときは不起訴となったが後者の事件(リメイク版配信の前年)では懲役1年6か月の実刑判決、服役となっており、これらが原因とみられる。ただ、小向は声優ではなくグラビアタレントであり本放送時は演技経験も乏しかったことらその手の作品にありがちな否定的な見方もあり、同じ考えをもつ者にとって差し替えはよかったかもしれない。
  • MACHINE TO HEART~マシンとハート~/I
    • 2021年4月からテレビ埼玉の番組『トピックマガジン』内のコーナーとして放送予定だったアニメ。2020年末から声優オーディションが行われていたが、これの合格者の知人が「制作会社が出演者にノルマとして約20万円分のDVDを買い取らせようとしている」と告発。公式サイトで放送中止と制作会社との取引停止が発表された。
    • 制作会社はDVDの売り上げを製作費に充てようとしていたとしている。また、製作委員会は本件に一切関与していないとしており、テレ玉の編成部は当初放送予定であることすら把握していなかった(騒動になってから代理店に問い合わせた)という。
  • 水色時代/C
    • 厳密には完全封印ではない。メインキャストとして当時ジャニーズ事務所所属であった秋山純が参加しており、上述の通り所属タレントの肖像権の取り扱いが厳しいこともあってか放送時点でVHSは発売されず、再放送は地上波・BS・CSいずれでも行われていない。
    • 2002年にDVD-BOXが発売されているものの、再販は行われず入手困難となっている。2008年に秋山がジャニーズを退社・芸能界引退した影響もあってか、DVD-BOX以降の商品展開は行われていない。
  • ムーミン(東京ムービー&虫プロ版)/G
    • 内容が話を膨らませる過程で「日本的」になりすぎたため、「出発点、即ち、ムーミン谷、ムーミン的考え方すべてが違って表現されている」と原作者のトーベ・ヤンソンからクレームが付き、その意向を汲んだ著作権継承者の意向で封印。
    • 後に放送された『楽しいムーミン一家』は原作者も制作に加わっており、封印されていない。
  • モンタナ・ジョーンズ/C
    • 放送後にVHSが発売されたものの、後に廃盤。その後のソフト化はされていない上、NHKアーカイブスやNHKオンデマンドによる一般公開も行われておらず、一般人が視聴することは非常に困難となっている。詳細は不明だが、制作が日本・イタリア韓国の共同であることから権利問題が複雑であることが理由とする説が主流。
    • 2003年に『冒険航空会社モンタナ』と改題して再放送されており、此方の紹介ページは現存している。ただし、此方でもソフト化は行われなかった。
  • わたしとわたしふたりのロッテ/C
    • 海外原作者との著作権問題で封印を余儀なくされており、最速でも2045年まで公開出来ない。

一部が封印された例

全体に問題があったわけではなく、ひとつの箇所に問題があったためその部分のみが封印されたもの。

  • 赤ずきんチャチャ - 本放送時のOP(映像ソフト限定)/C
    • OP「君色思い」はSMAPが担当していたのだが、映像ソフト化の際には、映像ソフト側権利者のキングレコードと楽曲側権利者のビクターならびにジャニーズ事務所との間で合意が取れなかったため、前期EDを担当した沢田聖子がカバーしたバージョンに差し替えられた。なお、再放送やdアニメストアのネット配信では、SMAPバージョンを問題無く使用している。
    • デビュー直後のGLAYが前期OP・EDを担当した『ヤマトタケル』や新人アイドルだった嘉陽愛子が前期OP・EDを担当した『ミッドナイトホラースクール』も、諸事情でソフト化の際に全話分OP・EDの差し替え措置を行っている。前者についてはレコード会社の移籍やメンバーの脱退などの影響もあると見られ、後者については嘉陽が自身のブログで「色々あって」としており、詳しい事情には触れていない。
  • おそ松さん - 第1シーズン1話「復活!おそ松くん」、3話「こぼれ話集」の一部/B
    • 映像ソフトへの収録が見送られ、第1話はネット配信停止・第3話は内容差し替えとなった。第1話については公式からは「製作委員会の判断」とのみ公表されているが、数が多い上に際どすぎるパロディがアウトだったのではとの推測が主流。特に第3話の「デカパンマン」は放送後、テレビ東京社長の定例会見で「オリジナルに失礼な行為だった」とまで言われたため、未収録もやむなしと言える。
  • カウボーイビバップ - テレビ東京版第13話「よせあつめブルース」/G
    • 1998年、最初にTV放送された際の最終回。もともと制作が間に合わなかった別作品の穴埋めに使われ、全13話に短縮された上、当時のテレ東側の検閲により暴力・性描写や光の明滅を修正・カットせざるを得なかったため、そんな状況に対する皮肉を込めて制作された。
    • ラストに「THIS IS NOT THE END. YOU WILL SEE THE REAL "COWBOY BEBOP" SOMEDAY!(これは終わりじゃない。いつか本物の『カウボーイビバップ』を見せてやる)」というメッセージを表示して終了。それから4か月後、WOWOWのノンスクランブル枠にて「本物」が全26話の放送を満了したため、役目を終えたこちらは封印となる。
  • 学校の怪談 - 第3話「私キレイ? 口裂け女」/A
    • 口裂け女がテーマだが、口唇口蓋裂の障害者団体からの抗議により未放送となり、本放送ではアフレコまで完了していたにも拘わらず放送中止が決定し、まだ3話目でありながら総集編を流すという異例の事態に発展(つまり他の作品と違って、放送後に問題が発生したり、実際の放送内容を判断しての封印ではなく、次回予告にて判明した「口裂け女を取り扱った回である」という一点のみでの抗議の末の中止である)。同時期・同ジャンルの『地獄先生ぬ〜べ〜』のアニメ版では敢えて口裂け女の回をアニメ化していなかったことを考えると、製作陣の配慮が足りていなかったと言えなくもない(ただし日本において口裂け女は1979年の春から夏にかけて日本で流布され、社会問題にまで発展したこともあるような国内でもトップクラスに有名な怪談のひとつであり、それから20年以上経過して日本全国で浸透してしまっている口裂け女の怪談と実際の障害者を結び付けてアニメの制作会社に抗議をするというのも過剰反応であるという見方もある)。ちなみに作中のあらすじによると本作の口裂け女は登場人物である「恋ヶ窪桃子」にそっくりだったという噂が出たことで調査をするとのことだが、その後のアニメの展開においても桃子は普通にヒロインのひとりとして登場している。予告内で描かれていた両者の見た目の相違もあるが、CVも桃子は佐久間紅美氏が演じているが、口裂け女役は川村万梨阿氏が演じているとのことなので、怪談ではない人間(桃子)が口裂け女として登場したという話ではなかったと思われる(ただし桃子は非常に強い霊感を持っており、その後の話でも宮ノ下さつきの亡き母・佳耶子の霊に憑依される形で仲間を守るという展開もあるため、桃子と口裂け女とで何らかの関係があった可能性も完全には否定できない)。
  • ガンダムシリーズの一部回/B、I
    • 機動戦士ガンダム(北米版) - 第15話「ククルス・ドアンの島:北米でリリースする際に、富野由悠季の指示によって欠番となった。2002年のアニメエキスポに出演した際、海外視聴者からの質問に答える形で「There's a reasion, but since the staff is still alive, I can't talk about it.(もちろん理由はありますが、当時のスタッフがまだ現役ですし私からは話せません)」と回答している(当時の記事のアーカイブ)。あくまで噂程度ではあるが、反戦を訴える内容を北米の配給会社が問題視したという説がある。たびたび言われる作画崩壊については、そもそも他の回にも当てはまることなのでそれほど影響はないと思われる。
    • 機動戦士SDガンダム Mk-IV -「SDガンダム猛レース:VHS時代には収録されていたが、DVD以降は欠番扱いになり収録が見送られた。海外アニメの『チキチキマシン猛レース』を盛大にパロディ化した内容を問題視した為と思われ、著作権に対する意識の変化が背景にあることは想像に難くない。
  • きかんしゃトーマス - 第12期(日本限定)/I
    • 今期から第13シーズンからのフルCG化に向けて乗り物の顔や人間、動物等がCG合成になった。海外では放送されたが実写とCGの合成によるビジュアルが幼児視聴者を混乱させる可能性があるとして日本での放送が見送られた(但し、期間限定で一部エピソードが配布されたことがある)。
  • ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン - 第5シーズン21話「海の守り神ポセイ丼登場」/A
  • サウスパークの一部回/A、I
    • 第3シーズン10話「チンポコモン」(日本限定)タイトルの時点でアウト。内容も「日本がアニメを通じてアメリカの子ども達を洗脳して軍隊化させる」というもので、昭和天皇をモデルにしたキャラも登場してるのが欠番の原因と考えられる。
    • 第5シーズン3話「スーパーベストフレンズムハンマドを「形ある存在」として登場させたことが問題視され、公式動画配信が停止。以降、作中にムハンマドを出す際は黒塗り加工を施して検閲済みであることをアピールするようになった。
    • 放送自体は行われたが、同じくムハンマドをネタにした第10シーズン4話「Cartoon Wars Part II」は抗議を受けることを懸念したコメディ・セントラル(本作を放送しているアメリカのケーブルテレビチャンネル)が一部シーンのカットを要求している。
    • 第14シーズン5・6話「200」・「201」:やはりムハンマドが登場する。「200」放送後に過激派の人物から殺害予告が送られたため、翌週放送の「201」ではコメディ・セントラル側によって作者側に無許可でセリフにピー音が被せられる事態が発生。かろうじて映像ソフトには収録されたが、以降の再放送・動画配信は一切されていない。
    • 第23シーズン2話「Band in China」(中国限定):1話丸ごと使って中国政府とそれに忖度する昨今のアメリカ芸能界を揶揄したため、当局の怒りを買い、中国内での放送・商業展開はおろかファンサイトの閲覧までも禁止されてしまうことに。作者側もさらなる皮肉で対抗し、後日発表された長編エピソード「The Pandemic Special」でもこのエピソードが大きく扱われた。
  • ザ・シンプソンズの一部回/E、I
    • S03E01「マイケルがやって来た!」:キングオブポップの名を冠したマイケル・ジャクソンが登場するエピソード。準主役級の扱いでマイケル本人から出演したい意向の電話がスタッフに届き、夢の共演が実現したが後のCSおよびディズニーが運営する定額制動画配信サービス「ディズニープラス」でのシリーズ放映からは外された(第3シーズンのDVD-BOXには収録されている)。
    • S10E23「シンプソンズ東京へ行く」ホーマーが天皇を投げ飛ばすシーンや、ポケモンショックをパロディしたシーン等が問題となった為、日本では未放送。
    • S11E10「小さなお母さん」:ハンセン病をネタにするシーンがある。此方も日本未放送。
  • スポンジ・ボブの一部回/C、I
    • 第55話「私はクール」:スポンジ・ボブとカーニらが女性の下着を盗む場面があり、子ども向けでないとの制作者側の判断により、放送及び配信中止となった。日本国内ではAmazonプライムビデオで視聴可能(但し、有料ではあるが)。
    • 第92話「スポンジ・ボブとアトランティス、行きたいんデス」:ロックミュージシャンであり俳優の忌野清志郎のゲスト出演回だが、忌野が死去した2009年5月以降は声優の安原義人による吹き替えに変更された。
    • 第111話「スポンジ・ボブとビーーッグウェ〜ブ」:NHKがオリジナルに作成した小栗旬とRIPSLYMEのゲスト出演回だが、DVD版では声優の林和良とレギュラー陣による吹き替えに変更された。
    • 第263話「Kwarantined Krab」(日本限定):流行り病が原因で店内の客が隔離される、感染者が仲間外れにされるなど現実のコロナウイルス騒動を彷彿とさせる回。内容が内容ということもあってか、日本国内では放送が見送られた(似たようなケースにテイコウペンギンの「コロナウイルスに感染するとどうなるのか?」などがある)。
  • 瀬戸の花嫁 - 第拾七話「県警対組織暴力」/B
    • この回に登場するゲストキャラクター「埼玉番長軍団」がとある作品キャラクター集団に酷似しており、著作権侵害の疑いがあったため、AT-Xでの放送時に順番を飛ばされた(参照12)。
    • 後に当該キャラを別キャラに差し替えた修正版を制作して放送。DVDにも修正版が収録されている。
  • ダーリン・イン・ザ・フランキス - テレビ初回放映版/I
    • ゴロー役の梅原裕一郎が病気療養を理由に降板し、第23話、最終回を濱野大輝が演じたバージョン。その後梅原氏の復帰に伴いBDでは台詞もすべて差し替えられた。
  • ダンベル何キロ持てる? - 第6話「新しいライバルほしい?」/F
  • ちびまる子ちゃん - 第1期8話「『花輪君 子供歌合戦に出場する』の巻」、77話「『まる子 百恵ちゃんのコンサートへ行く』の巻」/C、I
    • 実在の歌手の曲を歌うシーンがあるため、権利的にNGが出て2020年発売のBD版には収録されなかった。第77話については、現実に行われた引退コンサートの映像をキネコ(フィルム化)して挿入している(参照)ためHDリマスターに技術的な困難が生じていることや、アニメ側でガヤの音声を収録していることも大きな理由となっている。
  • てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!! - 第2話「キャトルの章」/E
    • 安倍晋三元首相射殺事件の影響と思われる理由で前日に放送中止が決定され、第1話が再放送される形となった。あらすじに「コンヤハチジ ダイトウリョウ アンサツ ケッコウ」という文言があったことが確認されており、これが問題視されたと見られている(一応説明するが、日本における「総理大臣」とアメリカその他における「大統領」は政治に携わるリーダーという役目こそ似ているが全く性質は異なる存在である)。
    • その後9月10日以降に順次放送、配信予定であることが告知された。ただし、Blu-ray収録時の対応は未定となっている。
  • 鉄腕アトム(アニメ第1作) - 第34話「ミドロヶ沼の巻」/G
    • かのトキワ荘メンバーが設立したアニメ制作会社「スタジオ・ゼロ」が制作を担当した回。…なのだが、作画があまりにも漫画的・作家の個性が出過ぎ、モブとして無断でトキワ荘メンバーが出演する等のやりたい放題な内容であり、出来を問題視した作者によって封印された。国産アニメ作品としては最古の封印作品と思われる。
    • 「オリジナルは残っていない」とされていたが輸出用のマスター発見により映像が復元され、音声テープも見つかったためDVD-BOXへの収録が実現した。
  • 東京卍リベンジャーズ第一期 - テレビ初回放映版/D
    • 龍宮寺堅を演じていた鈴木達央が不祥事を起こしたため、第2期の制作決定直後に降板が決定。その後、福西勝也に交代が発表され、第1期の音声も差し替えられる事になり、2022年7月以降の再放送と動画配信・BD-BOXでは再録版が使用されている。
  • ドナルドダックの一部回/A、I
    • 第42話「総統の顔」:ドナルドダック主演のプロパガンダ短編映画。恐怖の独裁国家の兵器工場「ナチランド」で働くドナルドの視点からナチスドイツを含めた日独伊三国側を風刺した内容。思い切り昭和天皇を侮辱する内容であるためパブリックドメイン扱いになっているものの安売りDVDなどとして発売される可能性は今後も皆無であると思われる。動画サイト等を探せば原語版は視聴可能。
    • 第80話「ドナルドの誕生日」:ドナルドがヒューイ・デューイ・ルーイに無理矢理喫煙させる描写がある為か一部の国ではお蔵入りにされている。
  • トムとジェリーの一部回/I
    • 第99話「The Egg and Jerry」第105話「Tops with Pops」第107話「Feedin' the Kiddie」:それぞれ、第41話「いたずらきつつき」、第44話「ここまでおいで」、第40話「台所戦争」のリメイク作品であり、日本では全て未公開。なお、リメイク元になった「いたずらきつつき」「ここまでおいで」「台所戦争」は、日本では全て公開されている。
    • 第100話「赤ちゃんは楽だね」第109話「みーちゃったみーちゃった」:この二つの話は、日本ではTBS系で時折放送されていたのだが、現在では、DVD版・LD版・VHS版のいずれも収録されていない話になってしまっている。
  • トリコ - ジャンプスーパーアニメツアー2010「バーバリアンアイビーを捕獲せよ!」/I
    • イベントで上映されたもので、ココサニースタージュンが初登場。前年に上映されたものはDVD化されたがこちらはされなかった。恐らくTVアニメ版が開始したためと思われるが、TVアニメ終了後も未だにDVD化は実現していない。
  • 忍たま乱太郎の一部回/G、I
    • 第1期28話A「ただのドケチじゃないの段」第2期9話「こりない花房牧之介の段」人身売買を扱っているため封印。
    • 第2期26話「謎の経塚の段」、27話「三百年前の先祖の段」、28話「山田先生怒るの段」:経塚を掘り返す(罰当たり)描写、どもりを馬鹿にする描写があるため封印。
    • 第2期51話「ヒゲ剃りが下手な男の段」、52話「一年生対二年生の段」、53話「苦手と戦えの段」:早食い競争のシーンがあるため、早食い・大食いネタに関する社会問題を鑑みて封印(封印作品の一覧/実写内『フードファイト』の節も参照)。
    • 第17期32話「カラクリ忍器の段」、51話「保健室の昼寝の段」、72話「剣一筋の段」、74話「伊賀と甲賀は嫌いの段」、80話「カメ子と王子様の段」、87話「天竺ガエルを取りもどせの段」:いずれもアニメオリジナルエピソード。原作の雰囲気とずれていると判断され封印。
    • 内容自体は封印されていないが、第1期3話「消えたしんべヱの段」は劇画風に刀や槍で突かれる描写や戦死者の描写が存在するため再放送はされておらず、第2期20話「おとめ心の段」は寛永通宝江戸時代の通貨)を出してしまったことで、原作者の「室町時代に存在したものだと誤解されてしまうような紛らわしい物品を出してはいけない」という意向により再放送時に500円玉に修正された(映像ソフトにも修正版を収録)。
  • ぱすてるメモリーズ - 第2話「ご注文は? と言われても……/B
    • 放送後にネット配信の停止が発表。当初は『ご注文はうさぎですか?』のパロディがアウトだったのではとの推測が挙げられたが、後に背景の無断トレスが発覚。配信停止時点では修正の上映像ソフトに収録されると発表があったが、最終的にこの回だけが封印される形で発売された。なお、2021年10月末から12月上旬にかけて同作が配信サービス「GYAO!」にて無料配信された際、手違いからかこの2話も配信されたことがある。原作のサービス終了から2年以上が経っていたためか、この時はこれといった騒ぎにはなっていない。
  • ビーストウォーズメタルス - 第8話「Bad Spark」、第17話「Cutting Edge」(日本限定)/C
    • DVD-BOX以降は権利問題の関係で未収録となった。
  • びじゅチューン! - 「あしゅらコーラス」「ファッショニスタ大仏」「最後の晩餐サンバ」/I
    • リアルタイムでは放送されたが、公式YouTubeチャンネルでは非公開、DVD・CDにも収録されず再放送も現状では見送られている。
    • いずれも実在する宗教(仏教キリスト教)に関係する事物をモチーフとするため、「見た人が傷つくことがあるかもしれない」との理由で自主規制。ただし、「あしゅらコーラス」と「ファッショニスタ大仏」については製作にあたってあらかじめ宗教側に許可を得ており、今後の動きが変わる可能性もある。
  • プリキュアシリーズの一部回/C
    • 2008年ごろ『ふたりはプリキュア』の北米でのダウンロード配信が開始されたが、14話まで配信されたところで配給会社4kid Entertainmentが東映に版権を返却し配信停止に。その後カナダのYTVで英語吹き替え版が放送されているが、この時点でのソフト化はされなかった模様。
    • 後に『スマイルプリキュア!』の英語版として「Glitter Force」が放送されるまではプリキュアシリーズのアメリカでのテレビ放送やソフト化はなかったが、字幕版はHuluで配信されていたようである。また、2010年代後半のシリーズは正式にソフト化が行われている。
  • 平成ヤッターマン - 限定版! 今夜限りのドロンボーVSドロンボー! 生瀬ケンコバ深キョンにあのヒーローも登場SPだコロン!/C
    • 平成版ヤッターマンで唯一、ソフト化されず、再放送もない回。タイトル通り実写映画版とのタイアップ回だが、実写映画側の権利元や俳優の肖像権に配慮した説が最有力。
    • ただ、「『限定版』『今夜限り』と銘打っているあたり元から収録しない予定だったのでは?」との見方も。
  • ベルサイユのばら - 特別編「燃えつきたバラの肖像」/I
    • 放送3クール目の1980年4月以降よりプロ野球中継の放送時間が変わった影響で、同時ネット局が放送を休止すると遅れネット局の方が先に放送されてしまうことから、遅れネットとなる一部地域ではこのエピソードを第24話として放送し、事実上の放送打ち切りとした。制作経緯が特殊なため、その後の再放送はおろかソフト化もされていない。
  • ベン10 - 第8シーズン(アルティメットエイリアン)6話「パンドルの鎧」(日本限定)/E
    • 東日本大震災被害または原発事故を想起させる描写が含まれていたため、日本では放送中止となった。
  • ポケットモンスターシリーズの一部回/D、E
  • MUSASHI-GUN道- - 9話以降/I
    • 突如として日本でのDVD発売が打ち切られ、8話分までしか発売されないまま事業が凍結。しかもこのDVD、本放送時のバージョンをそのまま無修正で出版している。
    • 単に「収益が見込めない」「度が過ぎる作画崩壊のため修正する箇所が多すぎて匙を投げた」といった(しょうもない)理由では、とも……。
    • なお、共同製作となったフランスでは最終回まで収録されたDVDが発売されている。
  • 妖怪ウォッチ - 第39話「妖怪U.S.O.」/B、E
    • ピンク・レディーの楽曲「UFO」をもじった「U.S.O.」の振り付けとBGMがまずかったのか、一部の地域では放送を一時的に見送られた。後に解禁されるもBGMが差し替えられ、振り付けも変更されている。のちに公開されたスピンオフ映画『妖怪学園Y』ではピンク・レディーが主題歌を担当しているため、すでに和解が成立していると見られている。
    • この回は多数のパロディが用いられていたため楽曲だけが問題であったとは断定しづらく、TVスタッフのカンペに書いてあった「肉汁の大噴火や」という文言が御嶽山噴火直後の放送には不謹慎だという判断だったとの説もある。
  • 令和うる星やつら - 第17話「あこがれを胸に!!」「星に願いを」/B
    • 背景の一部に無断で既存のデザインを転用していたことが発覚し、今後配信される際に該当箇所が差し替えられることが発表された。どこが問題だったかは公式は明かしていないが、ふすまに貼ってあるチラシが問題視されたという説が最有力とされている。

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