概要(Sleepy Hollow)
アメリカ合衆国のニューヨーク市郊外に伝わる妖怪(亡霊)伝説。
独立前の植民開拓時代のアメリカに渡ってきたある残虐なドイツ人騎士が、首を切られて殺された後に頭部を失くしたまま復活し、夜の森の中で眼が光る馬に乗りながら次の獲物となる生者を待ち構えているというものである。
作家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した、短篇集『スケッチ・ブック』内の『スリーピー・ホロウの伝説』として小説化されたことで米国内でも広く知られるようになり、後年になってから騎士の頭が顔の彫られたカボチャにアレンジされるなど、現在はハロウィンシーズンの題材としても扱われる様になっている。
1999年のアメリカ映画など、当伝承を原作にした創作についてはスリーピー・ホロウを参照。