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妖ノ宮

あやしのみや

工画堂スタジオの乙女ゲーム。愛に生きるもよし、政治に生きるもよし、黒く生きるもよしの、恋愛要素以外の自由度が高い作品。
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概要

2008年9月19日に工画堂スタジオから発売された全年齢乙女ゲーム

登場人物が全部で80人以上、ED数が約70個、スチル数が約75枚。

前作『パレドゥレーヌ』同様、攻略キャラは美青年はもちろん年配者、果ては人外まで多種多様である。キャラクターED以外にも国を崩壊させるEDや後ろ盾を全員殺すEDなど、攻略の仕方によっては様々なエンディングが存在する。


他の乙女ゲーより恋愛要素はあっさりしているが、愛に生きるもよし、政治に生きるもよし、黒く生きるもよしの、恋愛要素以外の自由度が高い。

例えば、主人公を慕う二人を互いにけしかけて(Aに「Bって素敵ね」と言って、Bに「Aが怖い」「あなたが守ってくれて嬉しい」と言う)、二人を表舞台からいなくさせるなどの修羅場を作ることも可能。


物語

人と妖の住む国「八曼(ハチマン)」。


人と妖とのせめぎ合いや人間同士の権力闘争が相次ぐ中、ひとりの英傑が台頭した。

彼の名は神流河 正義、通称「覇乱王」である。

絶対的なリーダーシップで人と妖の間を取りまとめていた覇乱王であったが、突如として不慮の火災により長男ともども死去してしまう。

混乱する神流河国をわが手に治めんと動き出すものたちがいた

覇乱王が最も重用した4人の家臣「四天王」。


彼らの思惑は様々だが、採った手法はただ一つ。

覇乱王の4人の遺児たちを祭り上げ、その遺児を通して実権を握ること。


そこには覇乱王と強大な妖との娘で、「半人半妖」の姫であると噂されている「妖ノ宮」の姿もあった──。


登場人物

主人公

妖ノ宮(あやしのみや) CV:ボイスなし

プレーヤーキャラクターである麗しき姫。十六歳。

箱入り娘として人々の目にはほとんど触れずに育てられた。

強大な妖を母に持つという噂から、世の多くの人々からは「半人半妖」の姫、「妖ノ宮」と呼ばれて恐れられている。

姫として権力を振るうも、妖術を駆使して人や世を操るも、はたまた愛する相手を見つけて恋を育むも、すべてはプレイヤー次第。

ドS度、腹黒度が高いセリフも多い。


四天王

覇乱王の治世を支えた4人の有力な家臣。覇乱王の死後、後継者の後ろ盾として実権を握ろうとする。

プレイヤーはまず彼らから後盾を一人選ぶ。


神流河本紀(かんながわ・もとのり)

「フゥム……どいつもこいつも、自分で結論を出せぬというのか。猿以下の連中めが」

CV:中田譲治

乱世を生き抜いてきた、覇乱王の叔父。

覇乱王亡き後も極めて強い権力を有しており、「神流河の後継者にもっとも近い位置にある」と目されているが、高齢であるため、不安視する者も少なくない。

内政安定を重視するため、外征重視の鳩羽とは対立関係。

妖ノ宮のことは身内として庇護するが、その存在を快くは思っていない。もし彼を後ろ盾に選んだ場合、辛辣な彼の言葉に悩まされることになるだろう。


加治鳩羽(かじ・はどば)

「諸君の力があれば、私は負けぬ。力を貸してくれ」

CV:置鮎龍太郎

かつては神流河を苦しめた敵国・艶葉の名将。

祖国滅亡時は、自らの兵たちの命を救うことと引き換えに覇乱王に降伏。

功績も多く、その能力に定評もあるが、「かつての敵」としての遺恨は大きく、神流河内部での人望はあまり高くない。現在は神流河の国境地帯で、防衛に当たっている。

また、国土防衛を重視するため、軍事力を軽視しがちな本紀とは対立関係。

妖ノ宮のことはよく知らないため、特になんの感情も抱いてはいない様子。


五光夢路(ごこう・ゆめじ)

「……今回みたいなオイタをしたら、今度は僕が軽く炙っちゃうかもしれないしねぇ……アハハッ!」

CV:松本保典

人間たちに救世主として崇められる、対妖組織「赤月(あかつき)」の総長。

気まぐれで冷静、敵だけでなく身内にも容赦がなく傍若無人な性格だが、その強さも傍若無人。

今の彼は政治的な野望を持ってないが、覇乱王との縁で神流河に残留し、その影響力を発揮している。

彼は妖を忌み嫌っており、「森の長」である伽藍とは対立関係。

妖ノ宮に対しても、当然のようにきつい態度で当たりるが、その「態度」には何か理由が……?


伽藍(がらん)

「誰かが、覇乱王が繋ぎかけた人と妖の共存の架け橋を完遂せねばならん」

CV:中井和哉

「森の長」として、八蔓の森を守り支配する獣人

森を通行可能にすることで、神流河の拡大に一役買ったこともあり、彼の神流河に対する影響力は極めて大きなもの。しかし、人々の多くは、妖である彼をあまり信用してはおらず、恐れてさえいる。

彼は、「人と妖は共存できる」という夢を抱いており、その共存をより推し進めようとする。

そのため、両者の隔絶を是とする「赤月」と、その頭である夢路とは対立関係。

妖ノ宮に対しては、「理想の体現者」として極めて友好的。


若四獅

亡き嫡男・継義と親交の深かった、将来を有望視されている四人の若者たち。

彼らはその能力を高く評価されており、「次代の四天王」と呼ばれている。


御月佐和人(みつき・さわと)

「あなたと過ごしたあの幼き日より、僕はあなたをお慕いし、おそばに上がれる時を待っていました」

CV:宮野真守

実直で真面目、仕事熱心な内務官僚の青年。幼き日から妖ノ宮を慕いつづける。

仕事熱心なのは、出世することでか弱き姫の身を守ることができるようになるからであり、あわよくば姫との結婚を許してもらえるのではないかという淡い期待も抱いているため。


積興之介(せき・こうのすけ)

「行かねばならぬ場所があるんだよ。行ってもなにもできないんだけどさ」

CV:森久保祥太郎

未来を「読む」ことのできる、世上に長けた無頼の自由人。自称「神流河の一番星」。

その自由な風体で妖ノ宮にも接近してきて、姫の護衛役をやると言い出しては姫の傍に居つく。

未来が「読める」理由、軽いノリの裏に隠した目的、そして姫に近づいてきた真意は……


数奇若(すきわか)

「姫のいるところには、兵の一人も、矢の一本だって入れさせない!」

CV:高木俊

明朗快活な青年。民間の出ながら、軍事的資質を持つ奇才。

覇乱王の死後も、彼は気まま妖ノ宮にのもとを訪れ、姫の要望でやはり気ままに内外を歩き回っては話題を見つけてきたりする。そうこうしている間に、思いもよらない変事に巻き込まれ、呑気で無邪気な彼は、自らを取り巻く環境の激変の中で、悩み苦しむ。

狐塚聖(こづか・ひじり)

「妖ノ宮の妖力に影響されたのか? 奴の近くにいると、心がざわめく……」

CV:近藤隆

人間の父と妖狐の母のもとに生まれた、天才肌の陰陽師

人々から恐れられ、彼もまた人に対して心を閉ざしてきた。

妖ノ宮の力を危険視し、姫こそ覇乱王を殺した存在であるとして、姫を術によって調伏しようとしてくる。はたして姫は、閉ざされた彼の心を開き、その心にあたたかい光を灯すことができるのだろうか…。


四花撰

神流河家に恨み妬みをもった者たちが噂に挙げる、当代の英雄。

噂を広めるのがもっぱら女性たちのためか、なぜか美男揃いである。


伊磨利(いまり)

「あなたはお優しい方だ。まつりごととは、力弱き者のためのものでなければなりません」

CV:三宅健太

かつて妖を討ち果たした人間界の英雄。130歳。妖の呪いで不老の存在となった。

現在はとある地方の領主で、領地を平和に治めている。

人々から頼られれば断れない性格で、そこにつけこみ彼の力を利用しようとするものも多く、初めは妖ノ宮からの接触を邪険に扱う。姫が彼に誠意をもって接すると、彼もまた姫に心を許し、とても頼もしい存在となってくれるだろう。

交流を深めているうちに、彼は彼の苦い過去と直面していくことになる、そのとき姫は彼に何をしてあげられるだろうか。


土岐典三(とき・てんぞう)

「貴方がその道を定めた時、貴方の隣には相応しい人間が現れることでしょう」

CV:宮田幸季

異国伝来の人々がより永く豊かに人生を送れるように──「死是流の教え」を説いて回る心優しい青年。

妖ノ宮と出会い、新たな運命に巻き込まれていく。姫は彼の優しさや、信念の強さの理由を知っていき、彼もまた、姫の中に強さや優しさを見出し、二人は互いを尊重するようになっていく。

彼は自ら進むべき道をしかと定めているが、その道は決して平坦なものではない。信念のもとに苦しみを享受するとき、姫は彼に何をしてあげることができるだろうか。


御船幸之進(みふね・ゆきのしん)

「いつかアンタに、あんなもんじゃない、本当の歌舞華錬を見せてやるよ」

CV:高橋直純

「歌舞華錬(かぶけれん)」という、舞いかつ歌う先鋭芸術の提唱者。

自分の生き様をもって歌舞華錬をつくりあげていこうとしている。いわば自分そのものを世に表現しているのですが、それは彼がとても不器用にしか生きられず、他に自分を表わす術を持たないからかもしれない。実際に彼はさまざまな苦境に自ら陥っていくようなところがある。

妖ノ宮はそんな気難しい彼と二人の歌舞華錬を見出すことができるのでしょうか。


六条院御影(ろくじょういん・みかげ)

「愛していますよ、妖ノ宮。こんな経験をくれる人は、この世にあなただけです」

CV:小西克幸

恋愛と風雅を仕事とする貴族。特に女性との関係については、恋愛に始まり恋愛に終わると考えている恋愛至上主義者。

そんな彼ですから、人々に恐れられる「妖ノ宮」に対しても、怯むことなく笑顔で接してくる。共に過ごす優雅な時間、ささやかれる愛の言葉──しかしその笑顔は、実はどの女性にも向けられるものであり、姫が彼にとって特別な存在である、というわけではない。

姫の後ろ盾は、帝の補佐役を務める御影と姫が懇意になれば自分に有利──という「不粋」な思いを押し付けてくる。こうした中で、姫は恋の駆け引きに達者な彼の心手に入れ、純粋な愛を育んでいくことができるのでしょうか?


観察者

夜光

CV:丹沢晃之

覇乱王に仕え、第一級の情報間諜として内外の情報に精通する熟練の

黙で、常に冷静沈着。派手な術を使う忍者ではなく、権力者の目となり耳となる第一級の情報間諜。内外の情報に精通しており、覇乱王の死後、自分を使いこなせる主を探している。


久米川輝治

CV:樋口健太

狡猾で計算高く、自分の立場を利用し、己が権勢を高めようとしている内務官僚。

天下太平への志などなく、世の動乱を前にしてむしろ利鞘を稼ごうと暗躍する。


その他

彼らにもキャラEDが有る。


銀朱

「沈蛇湖」に住まう妖。雨露長。


法縁

治療師。「余酪」地方の領主であり、「慈院」の党首。


黒耀

五光夢路の配下。


辻占い師の女性。


火炎車

妖怪。


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