概要
「その着せ替え人形は恋をする」の登場キャラクターで、水族館で開催されたコスプレイベントで登場したコスプレイヤー。
実はれっきとした男性で、本名は「天野千歳」(あまのちとせ)。年齢は20歳で、女装メイクを落とした普段の姿は、新菜達が思わずどぎまぎする程の美男子である。
呼び名については、普段は「あまねさん」、女装コスプレイヤーと知る人の一部では「あまね君」と呼ばれている。
コスプレした姿や立ち振る舞いは完璧な女性であり、女性らしく見せるために自身のケアも欠かしておらず、男性と気付かずに驚かれることはしょっちゅう。中には写真で一目惚れしてしまう男子も出るほど。
一からコスプレ衣装を製作する新菜達とは異なり、コスプレ衣装やウィッグは完成品を購入している。
コスプレのきっかけは高校2年生の時に、姉の思い付きで女装してから。それまでは「男らしくない」自身の容姿を嫌っていたが、好きなキャラクターのコスプレをする事で自分以外の誰かになれる気がして少しずつ自信が持てるようになった。その後も姉や母親から女装メイクのアドバイスを貰いながら、女装コスプレを続けていた。
大学に入学してから付き合いはじめた彼女を自宅へ招いた際にコスプレ衣装が見つかり、浮気を疑われたため、女装が趣味であると正直に答えるが、彼女に「気持ち悪いから捨てて」と言われた結果、そのまま当時付き合っていた彼女の方を捨てた経験がある。
活躍
コスプレ会場となった水族館でスカートのホックを落としてしまい困っていたところ、五条新菜と喜多川海夢に助けられる。新菜達との接点ができてからは、海夢に女装メイクの注意点やお勧めの店を教えるなど交流を深める。
話の流れの中で大学の時の彼女の話をしたところ、海夢は「自分の好き」を否定された天野の辛さを慮って号泣、新菜はあまねの趣味を「絶対に気持ち悪くない」と肯定。コスプレ会場の人も優しい人ばかりだったことから、少しだけ心を救われる。
帰り道では、自分の気持ちに寄り添ってくれた二人が仲良くコスプレを続けてくれることを願った。
学園祭後に行われた別のコスプレイベントで再登場。ここで海夢と懇意の涼香と、その友人である緒方旭、都と交流を持つようになる。会話の中でホラーゲーム「棺」の合わせの話になり、数が足らずに困っている涼香を見て参加を表明。当日は登場キャラクターの一人「エマ」のコスプレを行った。