概要
奈良県橿原市にある近畿日本鉄道の駅。標準軌(1,435mm)系統の橿原線と狭軌(1,067mm)系統の南大阪線・吉野線が乗り入れている。駅番号は橿原線からの通し番号で、橿原線はB42、南大阪線・吉野線はF42。
皇室神宮でお馴染みの橿原神宮の最寄り駅でもある。
橿原神宮前駅長は奈良南管区支配人を兼務しているため、副駅長も配置している。駅長としての管轄は南大阪線・吉野線の坊城駅-葛駅間。
駅構造
島式ホーム合計4面8線。橿原線ホームと南大阪線・吉野線ホームは少しずれた位置にある。
0番のりばの線路は南大阪線・吉野線の狭軌である。皇室の行幸啓や貸切・臨時列車で使用される程度であり、普段は発着する列車はない。
南大阪線系統の車両が大阪線五位堂駅に隣接する五位堂検修車庫へ検査を受けるため、0番のりばの東側に「ダウントラバーサー」を設けて狭軌台車と仮の標準軌台車との履き替え・狭軌台車を電動貨車に積む作業を行っている。
橿原線のりば
のりば | 路線 | 行き先 | 備考 |
---|---|---|---|
0 | 貸切・臨時列車のみ使用 | ||
1~3 | B:橿原線 |
有効長は6両。0番のりばはかつて8番のりばと称されたが、2017年4月に特急「青の交響曲」の始発・終着列車設定とともに0番のりばの看板が設置された。
構内踏切がある。1・2番のりばに到着した急行と普通電車は到着後そのまま折り返すため、踏切を通らない。近鉄御所駅や弥刀駅などで見られるような、オーバーランに備えて電車がホームに入る時に通過しなくても踏切が閉まる、ということもない。ただし特急と一部の急行・普通電車は到着後踏切を越えて南にある引き上げ線に入るため、その場合は出入りのタイミングで構内踏切が閉まる。
大和西大寺・京都方面行き特急の発車メロディとして、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの「水上の音楽」第2組曲より「アラ・ホーンパイプ」が流れる。
南大阪線・吉野線のりば
有効長は8両。
ラッシュ時間帯を中心にこの駅で増結と切り離しを行う。吉野線の駅に4両分の長さのホームしかないため。橿原神宮前止まりの準急と普通電車が、普通電車として吉野線に直通する電車がある。その逆もある。
平日朝の大阪阿部野橋行き特急のうち、この駅からさくらライナーを2本つないで8両編成で運転するものがある。前に車庫から回送されたさくらライナーが待機し、吉野から来たさくらライナーが近づいて連結する。
利用状況
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗降人員は19,256人である(奈良県統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 22,079人 |
2009年(平成21年)度 | 21,177人 |
2010年(平成22年)度 | 21,011人 |
2011年(平成23年)度 | 20,427人 |
2012年(平成24年)度 | 20,090人 |
2013年(平成25年)度 | 21,054人 |
2014年(平成26年)度 | 19,758人 |
2015年(平成27年)度 | 19,857人 |
2016年(平成28年)度 | 19,554人 |
2017年(平成29年)度 | 19,410人 |
2018年(平成30年)度 | 19,256人 |
隣の駅
南大阪線・吉野線
- 急行
- 高田市駅(F24)-橿原神宮前駅(F42)-岡寺駅(F43)
- 区間急行
- 橿原神宮西口駅(F27)-橿原神宮前駅(F42)
- 準急・普通
- 橿原神宮西口駅(F27)-橿原神宮前駅(F42)-岡寺駅(F43)
橿原線
- 急行・普通
- 畝傍御陵前駅(B41)-橿原神宮前駅(B42)