概要
立川駅と書いてあるが、目と鼻の先は昭島市との境で、地理的に昭島駅にも比較的近い。西武立川駅西バス停から昭島駅までは立川バスにて2つ目。北へ少し脚を延ばせば武蔵村山市に入る。
一方で曙町二丁目にあるJRの立川駅からは、陸上自衛隊の駐屯地を挟む形で遠く、玉川上水駅で多摩都市モノレールに乗り継ぐか拝島駅でJR線に乗り換えなければならない。池袋や新宿のような感覚でJRの駅も近いだろうと思って当駅に来ても徒歩1時間以上も離れているため立川の中心街が目当てならこちらに来る意味は全く無い(所沢駅・東所沢駅などと同様)。
これは開設時玉川上水~拝島間には当駅しかなく、たまたま立川市内にあったからであり、いわゆる名前負けの類。かつてはドラマなどでローカル風景の演出に使われていたほどの寂れ具合であった。
北口開設前は南口に広大な空き地があったが、路線建設以来の旧駅舎の代替としての、再開発を伴う橋上駅舎開設にともない、急速な勢いで整備、南口にはロータリーが建設され、周辺の道路もバスが乗り入れるなどの拡幅増強がなされ、それに伴い商業施設や住宅・マンションが多数建築され入居するなど再開発が進み、かつての光景が嘘のような変わりぶりである。
特にヤオコー西武立川店が開設された際に路線沿いの消費者層を吸収し、一気に利便性が増した点が大きい。
しかし、同時に交通量も比例するように増え、かつての寂れた印象しかない感覚でいくと交通事故に遭う危険も結構多くなっているのでくれぐれも注意。
このあたりの住人が都心に行くには交通費が安く済むが、新宿方面から下り方面に帰る際は、夜間時間帯を中心にマナーの悪い客も多く不快になるおそれがあるので要注意(特に泥酔客と遊び歩いている女子高生が性質が悪いツートップ)。
2018年春のダイヤ改正より座席指定列車「拝島ライナー」が運行されている(※拝島線内の乗車は追加料金不要)ので、手持ち金に余裕があれば夜間帯はそれを利用するのが吉だろう。
駅構造
島式1面2線の地上駅。近年橋上駅舎化されエレベーター・エスカレータも設置されるなどバリアフリー化が進む。
拝島側が単線(複線分の用地は確保されているものの未施工)、武蔵砂川側が複線で、交換設備があるので遅延などが発生した時は下り列車を抑止したうえで上り列車を先に通すなど、列車交換を調整する時がある。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、11,329人である。
- かつては新宿線・拝島線で利用者が少ない部類だったが、近年の増加で1万人を突破した。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 7,709人 |
2009年(平成21年)度 | 7,813人 |
2010年(平成22年)度 | 7,840人 |
2011年(平成23年)度 | 7,821人 |
2012年(平成24年)度 | 8,116人 |
2013年(平成25年)度 | 8,736人 |
2014年(平成26年)度 | 9,555人 |
2015年(平成27年)度 | 10,396人 |
2016年(平成28年)度 | 11,129人 |
2017年(平成29年)度 | 11,650人 |
2018年(平成30年)度 | 11,977人 |
2019年(令和元年)度 | 11,705人 |
2020年(令和2年)度 | 8,953人 |
2021年(令和3年)度 | 9,661人 |
2022年(令和4年)度 | 10,623人 |
2023年(令和5年)度 | 11,329人 |