<!--［クイーンさま］ト オ呼ビ-->
<!--［概要］ヨ-->
ゲーム「Deltarune」に登場するキャラクター。初登場はChapter2にてノエルを誘拐し、空飛ぶ椅子に座り、高笑いで陽気にリズムを刻みながら登場する。世界征服を目論み、ノエルの顔をロボットに変えようとする（？）今作の悪役の一人。キング曰く「自身よりもはるかに恐ろしい 強敵」。
英語版ではすべての単語の最初の字が大文字で、ピリオドやコンマを使わずに話すのだが、日本語版では基本的に漢字以外はカタカナ表記。
また、日本語版のみの特徴としては、プログラム言語のコメントアウト（<!-- -->）で台詞を囲って話している。句読点は付けず、強調したいところや区別したいところ、「ワタシ」「クリス」などの人称等は［ ］や［［ ］］で囲う。
またネットスラングやコンピュータ関連の言語等を多用したり、女王らしくボイス付きで「オーッホホホホホ」と高笑いを上げたりする。
闇の世界ではスリムな女性の人型の姿をしたダークナーだが実はコンピュータであり、シリアルNo.は 「Q5U4EX7YY2E9N」。長いので皆からは「クイーン」と呼ばれている(キングからは「クインパ」もしくは「魔女」）。
目の部分はランサーやキングのように黒く覆われているが、どうやらモニターになっているようで「ホント」や「ウソ」と様々な文字や記号を赤文字で表示する事ができる。頭の部分は後ろに長く、初代iMacを彷彿とさせる。
これだけを見ると少し変わった悪役といった印象だが、キングと違ってライトナーの存在自体を憎んでいるわけではなく、どちらかと言えば世界中の人々が幸福になる事を願っている。そのためには敵などからの指摘にも素直に応じる時もある。
そのやり方や目的は少々強硬で独善的ではあるものの、ノエルが行方不明になったときは自身の野望より本人のことを心配してクリス達と停戦したり、折角停戦したのだからとクリスとゲームを楽しもうとしたり、最終的に反抗してきたノエルに対して自由にしていいとか、やたら珍妙な発言や行動が目立ったり、自分を追いかけ回すバードリーからあの手この手で逃げ回ったりと、どこか優しさや人間臭さが見られるコミカルなキャラクターでもある。
クイーンはとしょんかのパソコンルームに誕生した闇の世界を統治しているのだが、住民のクイーンに対する反応は分かれている。住民たちを突然ケーブルにつないで、「ケーブロイド」に姿を変化させて敵に差し向けているほか、スイート・キャップ・ケーキのようなクイーンに対する反乱分子もいたり、あまり良い印象は抱かれてない模様。一方で、クイーン派の住人や普通に行動しているケーブロイド、最終的にケーブロイドであることを受け入れる者もいる。他にも執事のパレットラーたちは自由奔放なクイーンに従順であり、彼女の行動の後始末もしっかり行っている。
インターネットと接続することもでき、そこから多くのことを学んでいる。また、光の世界（モンスターやニンゲンが暮らす現実世界）で起こったことも知っており、図書館のパソコンからのものであれば、個人がインターネットで何を検索していたかも調べることができる。
以前は大人しかった(それでも大分アグレッシブだったらしいが…)ものの騎士が闇の世界を誕生させた事と町のインターネットがダウンしてしまった事で、独断で判断して行動するようになり、段々とやる事が過激になっていったらしい事が住人の口から語られている。
<!--［関連タグ］デス-->
Chapter2では（ネタバレ注意）
※<!--［この先はチャプター2に関するネタバレがあります。］-->
世界征服の内容
クイーンの世界征服の内容というものは、簡単に言ってしまえば闇の泉を沢山増やして、光の世界を闇で覆い尽くして闇の世界と一緒にするというもの。光の世界ではインターネットがダウンしており、モンスターやニンゲン達といったライトナーがゲームやSNS等を楽しめなくなっていたため、それらを楽しめるようにこの闇の世界(サイバーワールド)を広げて皆を幸せにしようとしたのである。クイーンは騎士の行動から、「全てのライトナーが闇の泉を増やす力を持っているのでは？」と推測して世界征服の計画を実行に移した。またノエルにこだわったのも彼女の検索履歴に思うところがあったようで彼女が幸せになれる世界を作るという思惑もあった事が示唆されている。
決戦時
そしてクイーンとの決戦時にはバードリーを操り、計画を邪魔されぬようにクリス達を排除しようと襲いかかってくる。彼女はシミュレーションでは3人までなら勝てると考えている。操り人形となったバードリーを「みのがし」、4人で立ち向かえばクイーンに勝ち目はないだろう。(この時戦闘が長引くと…？)
なおこの時グラスで飲んでいるのは酸液らしい。
何とかクイーンを退けたクリス達はノエルを助け出す事に成功したが、クイーンは懲りずに超巨大ロボット・ギガクイーンに搭乗してクリス達に襲いかかってくる。圧倒的な巨体とその破壊力の前に絶体絶命と思った、その矢先バードリーがクリス達の仲間になったサイバーワールドの住人達を引き連れて現れる。
彼らはボコリングマシンを巨大ロボットに改造、それに主人公たちが乗り込んで巨大ロボットvs巨大ロボットのパンチアウト風ゲームで決着をつけることになる。
操作方法は序盤でクイーンと遊んだゲームと同じ。「こうどう」から選択できる必殺技はボコリングマシン制作の際に使ったパーツによって異なる。
このバトルは戦って倒さないとダメという、トビー作品にしては珍しい真正面から殴り合うガチンコバトルでもある。
ただし、相手の攻撃を回避してからのカウンター攻撃も繰り出せるので、やり方によってはこれまでのバトルと同様に「たたかう」コマンドを一切使わずに勝利する事も可能。
決戦後
激闘の末、ノエルの強い意志の言葉を聞いたことで自分の誤りを認めて全ての決断をノエルに託し、クイーンはバッテリーが切れて停止してしまう。だが充電中にラルセイから「咆哮」という災厄の話を聞き…
<!--アラヤダ; ソウナノ ゼンゼン 知ラナカッタ-->
何とクイーンは闇の泉を増やし続けた末に起こる災厄については全く知らずに計画を進めていたのである。彼女曰く自分はコンピュータだから全能じゃないし、騎士の行動に基づいて推測して行動していただけとのこと。
こんな破滅的な結末はクイーンも望んでいないため、世界征服はあっさりと中止。全員と和解し、ラルセイの王国に移住してくる事となった。
ラルセイの王国に移住した後は勝手に住民を下僕にしたり、ランサーのサブサブパパ上/女子パパ/母親として面倒を見ることとなったり、と自由気ままに過ごしている。
Chapter3の予告映像によると自室が完成したらしく、巨大スピーカーに挟まれた(？)状態で相変わらず酸液を飲んでいる。
この先はAルートに関するネタバレあり。
Chapter2ではクリス一行が顔を合わせるのは終盤の一度だけ。
バードリーがノエルの魔法「スノーグレイブ」により氷付けにされたため捜索をしていたが、凍結された影響なのかバードリーの生物反応をキャッチできなかった。
そして、半ば自覚なくクラスメイトを凍結させるに至ったノエルも心が壊れてしまったらしく、通常ルートと異なり「十分過ぎるほど覚醒済みで休息が必要な状態になっているため、自分の助手を務められる状況ではない」と語っており、ノエルへの干渉をむしろ避けている。
クリス一行がやってくると、闇の泉を新たに作れる担い手になれることを期待してギガクイーンを起動させるが、ここで素早くラルセイが災厄について説得を始めたことで、話を聞いたクイーンはすぐに矛を収めて和解。
これはボコリングマシンがバードリー製であることから持ち込める理由がないこと、そして作風面でも「皆殺しルートではバラエティ豊かな楽しい展開を徹底的に排除する」という傾向からバトルが省略されたものと見られる。
その後は通常ルートと同じくキャッスルタウンに移住するが、Aルートの展開上必然的にサイバーワールド組はほぼ全滅。
彼女の足取りはとても重かった。
