「らんちぇん」とは
東方Projectに登場する八雲藍と橙のカップリングである。
原作における、橙が藍の式神であるという主従関係を基にしたものが「らんちぇん」のスタンダードである。原作『東方妖々夢』等においても、藍が橙を可愛がったり大切にしたりする様子が描かれている。
「藍の様に立派な妖獣を目指す橙と、橙を我が娘の様に溺愛する藍」。
「らんちぇん」にはそんな二人の姿が描かれる。
二次創作において「らんちぇん」は親子愛のような形で描かれることが多いが、それはただの親子愛ではなく、藍においては多方面に向かって暴走気味の、時には常人には理解できないほどの深すぎる愛として描かれることもある。得てして、二次創作における藍の橙への溺愛ぶりは他の関係におけるそれを遥かに超越したものである。東方Project随一の親バカであるといえるだろう。
橙のためならば自身の主人である八雲紫さえも足蹴にできるという藍の橙への執心の様子は、二次創作の藍におけるパーソナリティの一部分ともなっている。
だが、深すぎる愛は時として苦痛である。
二次創作によっては、溺愛されすぎた橙が藍に呆れそっぽを向いたり他者に助けを求めたりと、橙の苦悩の姿が描かれることもある。
それでも橙にとって藍は大切で尊敬する存在であり、決定的な断絶には至らないことが多い。
やはり最終的にたどり着くのが「らんちぇん」なのであろう。
橙の尊敬する主である藍と彼女が愛する橙は、不器用ながら愛情を深めていくのである。
今日も幻想郷に藍と橙の愛の叫びが木霊する。
らんしゃまー！！
そしてそんな二人の傍らで紫が呆れているのが、八雲一家の日常なのであった。
※ただしこれは二次創作における様式の一つなので、それぞれの作品ごとに多様な「らんちぇん」や「八雲一家」の姿が創作されている。
関連イラスト
- らんちぇん
- 主従逆転的らんちぇん
関連タグ
八雲藍の溢れる愛の叫びの数々
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