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「私は護衛でもあるわ 私の式神に酷い目を負わすような人を ご主人様に会わせる訳がない」


「私は橙とは桁が違くてよ、色々と」


概要

種族妖獣(九尾の狐)
二つ名すきま妖怪の式・珍しい動物・策士の九尾
能力式神を使う程度の能力
危険度
人間友好度普通
主な活動場所何処でも
登場作品妖々夢 Extraボス、Phantasm中ボス・文花帖 LEVEL 8・秘封ナイトメアダイアリー 悪夢水曜 東方獣王園 自機
テーマ曲少女幻葬 ~ Necro-Fantasy

※ただし危険度や人類友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。


八雲藍は、東方妖々夢のExtraボスである九尾の狐。

八雲紫式神であり、さらにを式神として使役する。


八雲紫の「式神」であり、稗田阿求曰く「最強の妖獣」。ここで言う「式神」とは既存の妖獣等に式神という術を被せ、強化・制御したものを言う。パソコンソフトウェアを次インストールするようなものである。藍の場合は九尾の狐という妖怪を媒体として、藍という式神を憑けている。


九尾の狐は数々の伝説にあるように、それ自体が最上位に位置する力を持つ強力な妖怪である。そこに藍という式神が憑くことによって超人的な頭脳(後述)まで併せ持っているため、その実力は計り知れない。そんな強力な妖怪が式神の身に甘んじているのは、ひとえに主人である八雲紫の強大さによる。彼女と組めば力づくで逆らえる者は殆どいない。


ただし完璧でもなく、の敵討ちに臨んだ事を式神として不適切な行動という事で紫から仕置きを受けたり、自分の式神であるはずの橙も今一言う通りに動かない等、間抜けな部分も見られる。


藍は主人である八雲紫の屋敷に同居しているが、その式である橙は妖怪の山に住んでいる。なお、「八雲藍」と言う名前は式神を憑けるに際して八雲紫が与えた名前なので、式神が憑いていない状態では藍とは呼ばれない。


と、思われていたが「藍」という名前自体は八雲紫に仕える前から名乗っていたらしい事が『東方獣王園』で語られている。


スペルカード 式神「八雲藍」では

東方妖々夢』Phantasmステージのボス、八雲紫が使用するスペルカードに、式神「八雲藍」がある。自身の式神である八雲藍を召喚して攻撃させる。


藍は決められたパターンに従って高速移動と停止を繰り返す。また、移動する瞬間に全方位に蝶弾を放つ。そのため藍が発進する際には藍から距離をとる必要がある。一方で、紫は画面上部で密度の薄い自機狙いの全方位米弾を撃つだけ。ゆかりんの慈悲に感謝。


『東方妖々夢』Extraステージにて八雲藍が使用する式神「橙」がこのスペルカードと対になっている。どちらかと言うと式神「橙」の方が難しい。慈悲。


グリモワールオブマリサ』における解説によると、

「二人で攻撃している様な気もする」(霧雨魔理沙評)とのこと。


東方萃夢想』、『東方緋想天』、『東方非想天則』、『東方憑依華』でも八雲紫の使用するスペルカードとして登場する。『萃夢想』では壱符、『緋想天』と『非想天則』ではCost3、『憑依華』ではCost800の式神「八雲藍&橙」に登場。式神である八雲藍を呼び出して攻撃する。発生の早さも特徴のひとつ。萃夢想では上位の【式神「八雲藍+」】、CPU専用の【符の参「八雲藍」】というスペルカードもある。【式神「八雲藍+」】や、高難易度時の【符の参「八雲藍」】では、式の式である橙も登場する。


秘封ナイトメアダイアリー』では主の八雲紫とではなく、なぜか別の作品ペットとタッグを組んでいる。


来歴

かつては畜生界に住んでおり、詳細は不明だが昔は饕餮尤魔と行動を共にしていたらしい。しかし、畜生界の畜生的なイデオロギーに嫌気が差して逃げ出して、やがて式神として紫に仕えるようになったようだ。


『獣王園』の時点では、尤魔は今でも藍を「昔の仲間」と認識している他、藍も饕餮の事については詳しく知っていることがうかがえる。藍のストーリーで饕餮に敗北すると、饕餮が「弱くなった昔の仲間を見ることほど惨めなもんは無いな」と涙目で語っている(基本的に涙目になるのは敗北した側であり、勝利側である饕餮が涙目になるのは異例である。)


種族

妖獣(九尾の狐に憑く式神)

十二神将の宴

九尾の狐とは、中国の妖怪、9本の尻尾をもつ妖狐。つまり、の妖怪である。九尾の妖狐、九尾狐(きゅうびこ)、単純に九尾、または複数の尾をもつ狐の総称として、尾裂狐(オサキ)とも。


万単位の年月を生きた古狐が化生したものだとも言われ、有名な存在としては「傾国の美女」とまで呼ばれた妲己、華陽夫人、玉藻前など。ただし九尾の狐自体はそこまで珍しい妖怪ではなく、その実力もピンキリ。「封神演義」に登場する妲己は、一説では仙人の弟子(なりそこない)を恐れていたとある。


また本来は「平安な世の中を迎える吉兆であり、幸福をもたらす象徴」として、信仰の対象ともなった。その信仰の対象となって神霊化したのが、いわゆる天狐空狐である。一説では妖獣は階位が上がる毎に尻尾の数が増え、神霊化すると階位が上がる毎に減っていくとされている。


容姿

藍様立ち絵 オプション&表情差分らんぽっぽ!

金髪のショートボブに金色の瞳を持ち、その頭には角のように二本の尖がりを持つZUN帽を被っている。この尖がりの中には狐耳がしまわれているが、空洞部の割合が多い(『妖々夢』で藍に勝利したときのボロ絵で確認できる)。


服装は古代道教の法師が着ているような服で、ゆったりとした長袖ロングスカートの服に青い前掛けのような服を被せている。漢服のような中華風の服を着ているのは、主人である紫の戦闘服が中華風だから。腰からは金色の狐の尾が九つ、扇状に伸びている。よく古代中国の官職などがやる、腕を交互の袖の中に隠した格好をする。


身長はやや高めで、公式設定で紫よりも低い。漫画版でもおおむね、八雲紫未満・博麗霊夢と同程度に作画担当が描いているのが確認できる。


性格

穏やかで真面目で礼儀正しく、こちらから嫌がらせでもしない限り襲われる事はまず無い。

人里にもしばしばやって来るらしく、自身の好物の油揚げを含めた色々な買い物もするようだ。

らんさま


二次設定によって霞んでいる節があるが、紫との関係は至って真面目で忠実。

雑用のほとんどを押し付けられているのは事実。しかしながら主人である紫を単なる使役者と扱うだけでなく、大妖怪として純粋に尊敬・畏怖し、自身がその式神であることを誇りに思っている。

Desktop Museum


しかしその所為か、式神であることからか、その思考は受動的。紫の命令以外では自発的に考えることや行動することも少なく、良くも悪くも式神に徹しようとしている。また式神らしく、既存のものを計算することに長けている代わりに創造性に乏しい。


八雲紫と西行寺幽々子のやり取りを理解できなかったり、本質も見抜けぬまま決め付けてかかるなど思慮の浅い面も持つ。主である紫自身はそのことに多少不満を感じているようで、いつかは自身の式神から自力で抜け出せるように成長して欲しいと、親心に似た期待を寄せているようだ。

紫やその仲間(幽々子など)には畏まった敬語を使い、取引相手などの頭を下げる必要のある相手にも基本敬語で喋る。だが、それ以外の人物を多少見下している節があり、タメ口で話す事が多い。


ちなみに式神によって制御されてはいるが、橙を見るに式神の有無によって人格が変わることはないようだ。


能力

式神を使う程度の能力

式神「十二神将の宴」

式神の身でありながら、強い妖怪の特権である式神の行使が出来る。

ただし、紫ほどの力が無いせいなのか、媒体にした妖怪の力が足りなかったのか、自分と違って橙は子供程度の知恵しかない。また、自分は紫の言う事に逆らう事が出来ないが、上記の通り橙は藍の言う事を完全に聞いている訳ではない(主である紫曰く、バグだらけ)。そのためマタタビで釣ることで言う事を聞かせている事がたまにある。


また、頭脳は紫には及んでいないものの、超人レベルに相当する。『文花帖』の記述によると、三途の川の川幅を求める方程式の開発・証明に成功したとも言われる。ただ、この頭脳は新しい事を生み出すよりも、決められた計算を処理して行く事の方が得意らしい。故に、幻想郷における式神は外の世界で言うパソコンに例えられる事が多い。


スペルカード一覧

東方妖々夢


東方文花帖


秘封ナイトメアダイアリー

*藍はいずれのスペルでも式神「八雲藍」に似た、自機めがけた突進を行う。ただし放つ弾は蝶弾から御札に変更されている。


二次創作

二次創作による設定付けが盛んで、現在ではかなりアクの強いキャラクターに変貌。

以下の設定は二次創作において一部のファンが使用するものであり、好き嫌いが激しく分かれる設定であるため要注意。


【四コマ】八雲家の団欒お正月

一時期では二次創作でのデフォルト的な性格になっていた程で下記の特徴がなくてもこれだけは共通していた事が多かった。

紫の式神使いの荒さ、あるいはその自堕落さに嫌気が差したのか、紫のいない所で悪態を吐いたり橙に構って主人の存在をないがしろにする。

かつては描かれている藍の殆どは忠誠心の欠片すら存在していないことが多かった(同様のことが八意永琳にもあったりした)。

逆に元の忠義者の藍は驚かれる程の希少種だったが最近はようやく少しずつながら元の設定通りに増えて来ている。

摩多羅隠岐奈という更にタチの悪い黒幕キャラや鬼人正邪宮出口瑞霊の様な東方における悪役キャラが増えた為、紫側がトラブルメーカーの役から脱却出来たのが大きいと言える。

なお、これに対する皮肉として摩多羅隠岐奈の配下である二童子が藍より明らかな格上の存在として描かれたり不忠義がエスカレートした結果、紫に叛逆する為に正邪や瑞霊と手を組むという物もある。

比那名居天子のドMと同じく原作設定と誤解されやすい二次設定である。

なお、その天子とは不思議の幻想郷シリーズの「ロータスラビリンス」にて同陣営にいる為、コンシューマーで配信されているゲームでこの設定に近い物が用いられた珍しい例と言える(当時は似た者同士と言われていた鬼人正邪との組み合わせとも言えるが)。

なお、その後のロータスラビリンスRでは天子ルートの仲間から外されている。

ロータスラビリンスはスタッフが関与していなかった為、この二次創作を参考にしてしまったと思われる。


裸で何が悪い!

藍が全裸になる事。以前2ちゃんねるの東方スレに突如出現した「垂れ目かーいいよー!アイナブリッジ大佐のガイドライン」の改変に、偶然藍が抜擢されたことでかつて広まった。


らんちぇん

自身の式神であるの一挙一動に過剰に反応してしまう。

橙を可愛がるのは公式でも見られるが、二次創作においては度を越して強調されている。もし橙の身に何かあった場合、即座に彼女が橙の名前を叫びながら飛んで来る。場合によっては主である紫にも手を上げることがある。

橙の微笑む等の動作を見ると鼻血を流す等。橙から引かれている(煩わしいと思われている)こともある。

上記の「忠誠心が無い」と合わさっている事も多い。


  • 伝説の大妖怪

式輝「四面楚歌チャーミング」

「九尾の狐」から、藍も妲己など同じく強大な存在だったのでは?という推測から生まれた二次設定。公式ではあくまで「九尾の狐」としか書かれておらず「白面金毛九尾の狐」だったのかはファンの憶測の域を出ていない。主に藍の過去話などのネタに使われる。

なお、現在は二童子が藍より格上として扱われる事が多いので減って来ている。


獣王園ラクガキ

東方獣王園』での饕餮尤魔とのやり取りから、かつてはタッグを組んで畜生界でブイブイ言わせていたという二次創作が作られている。

現在は所帯を持って落ち着いた藍に対して、尤魔は今でも未練があるように描かれる事が多い。→尤藍


まみらんもふもふステッカー

要は狐と狸の関係。『神霊廟』おまけtxtではマミゾウが幻想郷の狐とひと悶着起こすことが示唆されていた。

『獣王園』のVSモード会話ではマミゾウは狐に対抗意識を見せている。

マミ藍


タイトルが決まらんっちゃけど

原作での絡みはないが、同じく主従関係にあったり、ケモノ属性持ちであったり金髪だったりと近いものは感じる。→藍星/星藍


藍×典

九尾の狐管狐、つまり狐同士の組み合わせである。原作に於いて藍は典の事を「下賎な狐(フルネームのルビで呼んでいる)」、典は藍の事を「尻尾を隠せない狐さん」と罵っている。反面、藍は典を情報通な妖怪として認識している。

二次創作においては

「一見丁寧で有効的だがその本性は不忠義者の藍」

「相手を小馬鹿にした態度を取るが主君への忠誠心は高い典」

という対極的な描かれ方をする組み合わせでもある。→つからん


関連イラスト

藍しゃま傾国の美女

八雲の式神八雲藍

週刊藍さま57もふもふ

式弾「ユーニラタルコンタクト」八雲藍と無限の部屋

らんロング藍


関連タグ

登場作品・本人関連

東方Project東方 東方妖々夢妖々夢  狐娘 九尾の狐 すきま妖怪の式

八雲紫  八雲  らん 藍様/藍さま/藍しゃま/らんしゃま マヨヒガ

イラスト関連

けしか藍らんぱい) 乱射魔 淫藍/八雲淫藍 スッパテンコースッパ) 白藍 藍タード ご藍心 前掛けだけ藍 藍しゃまホイホイ いつもの藍様 訓練されたコメント藍 ちぇえええええええええん 国を傾ける程度の能力 幻想郷一位の藍さま たま藍 あぶりゃーげ/あぶりゃげ 幼藍/ちび藍しゃま/ちびらんしゃま ちびらんしゃま量産計画(東方企画)

カップリング関連

ゆからんらんゆか) らんちぇん

らんれいむ らんみょん 藍星星藍) マミ藍 純藍 藍霖 八雲一家八雲家) 尤藍 つからん 東方中華娘 東方お稲荷娘 EXボス 東方妖獣組


妖々夢ボス

西行寺幽々子八雲藍/八雲紫


EXボスの系譜

フランドール・スカーレット八雲藍/八雲紫藤原妹紅

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