パニッシャー
ニコラス・D・ウルフウッドのメインウェポンにして彼の代名詞。
梱包された状態では原作漫画「トライガン」から登場しているが、兵器としての姿が描かれたのは「トライガン・マキシマム」からである。
普段の外観は、大きな白布とワンタッチで解ける無数の黒ベルトで梱包された巨大な十字架。
使用時には梱包を解き、各部装甲を展開して砲身を露出させる。 中心に骸骨を模した銃把がある。
総重量は不明だがレガートのゲルニカの重量を考えると数トンでは済まない程なのは確か。
縦のアームの長辺側が機関砲になっており、一瞬(作中主要登場人物の一瞬の感覚で)で数百発の砲弾を発射可。砲弾の威力は一発一発が、厚さm単位の巨大な壁に人間大程の風穴を開けるほど。
また、短辺側には数百mの大爆発と巨大な炎を上げる焼夷能力をもったミサイルランチャーも搭載している。
これだけでも対人兵器としてはあまりにも過剰すぎる威力を誇る描写だが、設定上では作中最高レベルの兵器(パニッシャーやネイルカノン、ゲルニカなど)の砲弾は戦車砲と比べて文字通りまったく桁違いの弾速を持ちバンカーバスターを軽く超える貫通力等があるとされている(※)。
ロストテクノジーであるシップの構造材の材質を応用したボディを持つ最上級のサイボーグ(戦車等と比べ桁違いの強度)であっても一瞬で粉々にする事も可能(※)。
またトライガン世界の銃器兵器類はプラント技術により現実の物と比べ文字通り桁外れの初速や威力を持っている(※)。
本体も自身の機関砲弾の直撃に耐えられる程の異常な堅牢さを持っており、劇中ではこれを盾にして敵のパニッシャー×3の一斉砲撃を完全に防ぎながら接近する描写があった。
超人暗殺集団「ミカエルの眼」における最高の栄誉の証であり、その133年の歴史上、製造・運用されたのは僅か13丁のみ。
その重さと堅牢さにより、鈍器として近接戦闘にも用いられる。取り回し難い重量や大きさから近接戦闘では不利とされているらしいが、ウルフウッドはその巨大な物体をリヴィオ(ラズロ)の反応を超えて振っているが
そのシーンを見ると
到 底 信 じ ら れ な い
(しかも普段ニコラスはこれを片手で扱っている)
ちなみに連載当初、中盤あたりまでこれほどの超兵器の設定が存在しなかった。
劇中ではすさまじい破壊力を誇り、巡回牧師ニコラス・D・ウルフウッドと共に、多くのならず者たちやGUNG-HO-GUNSと死闘を繰り広げた。
物語後半には、背中に義腕を配し、それぞれの腕で一本ずつ、合計三本ものパニッシャーを操るGUNG-HO-GUNSも登場した。
というより、登場人物がザコですらどいつもこいつも人間を超越(未来技術のサイボーグやら身の丈5m以上ある人外人間など、TV基準の映画版続編ですら一個師団の火力を持つサイボーグがいる)しているので、人間のものさしで比べようとする方が間違っている。
ここはノーマンズランドである。
物語当初はトンデモ兵器としての設定やウルフウッドの人外的能力、ミカエルの眼は存在してなかったが、後半にその設定が作られその破壊力を発揮した。
ちなみにアニメ版(アニメ版を元にされた劇場版も含む)とは設定が違う。
アニメと原作ではキャラ造詣や設定がまったく違い、ニコラスが生体改造された人外ではなく素の人間である設定(アニメ製作時には原作でも「ミカエルの眼」や人体改造といった設定が出来上がっていなかった為。パペット達によるシップ襲撃頃の描写から推定するなら無理のない設定である)。
パニッシャー自体のデザインや内臓されている兵器の特徴も原作と大体同じではあるものの、 アニメ版では機関銃とランチャーを持つ原作準拠の物とは別に横のアームに大量の拳銃が格納されている物も登場している(原作ではパニッシャーの姿が判明していない「トライガン」の時期にあたるエピソードで使われた)。
なおpixivにおいては、その外見のインパクトからか、他作品の様々なキャラクターにパニッシャーを持たせたイラストが多く存在する。
※アニメージュ、本人BBS、漫画の森特集など