祝融とは
1. 中国神話の神。祝融神。
2. 小説『三国志演義』に登場する架空の人物。上記の神と区別するため祝融夫人と
呼称されることもある。
中国神話上の祝融
炎帝の子孫とされている。祝融は南方の神で火を司る火神である。
その容姿は獣面人身であるという。
『三国志演義』に登場する祝融
南蛮王・孟獲の妻。帯来洞主の姉。火神・祝融の末裔を自称する。飛刀の名手。
諸葛亮の南征で、夫である孟獲が度々捕らえられた。そのことに業を煮やして自ら出陣した。
蜀将である張擬と馬忠を見事に一騎打ちで捕らえるが、諸葛亮の策を授かった魏延と趙雲に
捕らえられてしまう。夫と同様に祝融夫人もまた諸葛亮に降伏しようとせず、張擬と馬忠
との人質交換で孟獲の元に返された。その後も夫共々何度か捕らえられるが、なかなか克服
をしなかった。しかし、最終的に孟獲が心服すると祝融夫人も降伏した。
登場作品ごとの祝融
『真・三國無双』シリーズにおける祝融
声:米本千珠
『真・三國無双2』から参戦した。性格は情熱的な姐御肌で、他の陣営の女性キャラに比べサバサバしたところがある。
その扇情的な姿から誤解されがちだが惚れた男には操を通す健気な女性であり、夫・孟獲を心の底から愛し、信頼している。
火神の末裔を自称するだけあって炎を纏った攻撃を得意とし、無双OROCHIシリーズでは必殺技として火神を召喚することができる。
容姿は、ほぼシリーズを通して金髪もしくは黄色みかかった白髪で褐色の肌をしている。
髪の長さは作品ごとにまちまちで『4』が一番長く腰のあたりまであり、『3』が一番短く肩に少しかかる位で、『2』はその中間にあたる。
衣装はゲームに登場する女性キャラの中でも屈指の露出を誇っている。作品ごとに差異はあるが、基本的に水着のような衣装をしている。
『5』において夫ともどもリストラの憂き目に遭い、現在も復活していない。ただし、『5 Empires』で夫が復活した他、彼女を意識した装飾品がエディット武将に用意されている。
SDガンダム三国伝における祝融
演者:ノーベルガンダム(機動武闘伝Gガンダムより)
孟獲ガンダムの妻で、夫ともに南方の地を守るべく戦う勇敢な女性。
古代赤流火穏(あるびおん)の血を引き、怒りが頂点に達した時その髪は逆立ち暴走する。これは演者であるノーベルガンダムの『バーサーカーモード』を再現したもので、暴走時の表情はノーベルガンダムに偽装していたウォルターガンダムをモチーフとしている。
実は夫から『融こりん』と呼ばれていたりするが、本人は恥ずかしいらしくそのことを口にした者の命はまずない。
それにしても「尚香(しょこ)たん」といい「融こりん」といい、三国伝スタッフにはアイドル好きがいるのだろうか。
武器:夜叉撃剣<やしゃげきけん>
投げる事を前提に作られた、祝融のみが使いこなせる飛刀。
羅刹飛翔輪<らせつひしょうりん>
夜叉撃剣を合体させ、巨大なブーメランのようにして投げる武器。切れ味・威力は凄まじい。
必殺技:飛翔大閃華<ひしょうだいせんか>
羅刹飛翔輪をブーメランのように飛ばし、自在に操ることで、全方位から敵を切りつける技。
毘沙門曼陀羅<びしゃもんまんだら>
怒りが頂点に達し、表情が一変し、髪の毛が逆立った状態での乱舞。その状態での戦闘力は計り知れないという。