概要
安価かつ未整備の悪路にも強く、小回りが利いたことから1930年代から1960年代にかけて日本中の道路上でその姿がみられたが、道路事情の改善と四輪車の普及により姿を消していった。
また、三輪貨物自動車の分類番号だった「6」は、ナンバープレートの分類番号2桁化(昭和48~49年ごろ)の際に「4」と同義の分類となる小型貨物に変更された(ちなみに「7」元は乗用三輪車の分類番号。現在は「5」同様に小型乗用車に分類)。
ただし、その後も実質的には三輪車に「6x」・「7x」を、四輪車に「4x」・「5x」を割り当てていた。平成元年頃から3桁化までの一時期のみ、ナンバーが不足した品川ナンバーなどで「66」・「77」のナンバーが四輪車に割り振られたが、3桁化により再び「暗黙の了解」の取り扱いに戻った。
また、オートバイの後輪にデフを取り付けて3輪化した「トライク」は車庫証明が不要の「自動二輪側車付」の扱いになる(免許は普通以上の自動車免許)。
海外ではインド「オート・リクシャー」(「リキシャ」は人力車(=力車)がなまったもの)やタイ「サムロー」(トゥクトゥク)といった三輪タクシーに使われている。また中国の地方都市や農村部では三輪トラックが今でも使われている。
Pixivでは上記の時代に関するイラストやレトロ感を表すイラストでその姿をみることが多い。