軌跡シリーズ(空の軌跡など)に登場する組織である。作中では結社、等とも呼ばれる。
現在までの作品(閃の軌跡Ⅱまで)では全容は不明であるため明らかな点のみを記述する。
組織構成
組織としては盟主(マスター)を中心としており使徒(アンギス)と執行者(レギオン)と続いている。国家に属さない組織ではあるが非常に高い技術力を誇っていることが明らかにされている。
盟主
現時点では姿は登場していないが空の軌跡the3rd(以下3rd)によると女性の声である。慈悲深いようであり(本心はわからないが)ワイスマンやレーヴェの死を自分の責任と言っていた。実際に盟主というだけあってカリスマ性は高いのではないかと思われる。
使徒
七人いることが明らかになっている。
第一柱
3rdでは使徒の中ではそれを取りまとめるような会話が聞かれたが詳しいことは不明。
第二柱
3rdによると深淵の別称を持っている女性。
閃の軌跡に登場「蒼の深淵」の名を持つ女性。ヴィータ・クロチルダの項目を参照。
第三柱
白面ワイスマンである。ワイスマンの項目を参照。
第四柱
3rdによると荒々しい口調であるが詳細不明。
第五柱
3rdによると老人の口調であるが詳細不明。
第六柱
F.ノバルティス。ノバルティス博士と呼ばれる人物であり結社の技術所「十三工房」を率いていることが明らかになっている。ヨシュア曰くは「得体のしれない人物」。レーヴェやワイスマンのことよりもレンが組織を出て行った(というよりはパテル=マテルを連れて出て行った点)ことについて嘆いていた。碧の軌跡で登場した。
第七柱
鋼の聖女アリアンロード。3rdでは会話のみで登場。かつてレーヴェと手合わせをしたことがあるという凄腕の剣士でありワイスマンの死よりもレーヴェの死を嘆いていた。碧の軌跡で登場。「人間の身では勝てないことが分かっているような強さ」と言われあらゆる武術に精通している。全身を白色の鎧で覆っている。星見の塔で戦闘した時は非常に高い実力を持って襲い掛かってくる。推測としては250年程前の人物のようであり本人も肯定しているが詳細不明。
執行者
何人いるかは不明であるが大アルカナのようにローマ数字で番号を持っている。一応使徒の手足となって動くようであるが本人の自由はあるようであり絶対服従というわけではないようである(空の軌跡SC(以下SC)などを見ればわかりやすい)。
No.0
道化師カンパネルラ。SCで登場。ワイスマンの部下といっていいのかわからない行動をとっているが実際にはワイスマンの福音計画を監視するために組織から派遣されていたようである。戦闘力はあまり高くないと本人が語っており空の軌跡シリーズでは直接対決をすることはないが碧の軌跡では対決することになる。なお、年齢は不明でありヨシュアが組織にいたころから年齢は変わっていないとのこと。
No.II
剣帝レオンハルト。SCで登場。詳細はレオンハルトの項目を参照のこと。
No.VI
幻惑の鈴ルシオラ。SCで登場。鈴の音を用いて相手に幻影を見せる技を持つ。シェラザードとは浅からぬ縁を持っており、シェラザードにとっては姉貴分といえる立場であった。SCの終盤でかつてシェラザードと共に属していた一座の解散の理由をシェラザードに告げるとリベル=アークより飛び降りる。その後the3rdでも登場するがそもそもパラレルワールドのthe3rdで登場しただけなので生死不明。……であったが、碧の軌跡によると生存しているようである。
No.VIII
痩せ狼ヴァルター。SCで登場。サングラスが特徴的である。リベールの王城の城門を素手で破壊したり四輪の塔から飛び降りたり、という体術を得意とする。ジンとは兄弟子でありキリカとは恋人の関係であった。the3rdでもルシオラ、ブルブランとともに登場する。
No.Ⅸ
《死線》の異名を持つ。閃で登場。シャロン・クルーガーの項目を参照のこと。
No.X
怪盗紳士ブルブラン。SCで登場。怪盗Bとして大陸でも名が知られている。自称・美の探究者。クローゼの美しさに対して密かに狙ったり、美の探究者としてオリビエを狙ったりと変態の行動が目立つ。物を盗む(狙う)際にはかならず挑戦状を出すというお決まりもあり挑戦状という意味ではFCでもすでに登場をしていたといえる。しかしながら変装については達人でありそれを見破ることはほぼ不可能に近い。他の執行者がSCの終盤には出自や正体がほとんど明らかになっている中においては唯一、不明な点が多く、the3rdでは彼の出自に対する解釈がなされる扉が存在する。
No.XIII
漆黒の牙ヨシュア。ヨシュアの項目を参照のこと。
No.XV
殲滅天使レン。殲滅天使の項目を参照のこと。
目的
目的などは具体的に明らかになっていないが「人の進化を促す」ための計画であるようである。空の軌跡ではその一環として「福音計画」が実行され3rdで第二段階として「幻焔計画」が存在することが明らかになっており、碧の軌跡ではそれが実行されていることが描写されている。