概要
軽巡洋艦「夕張」と駆逐艦「五月雨」という、やや珍しい異なる艦種のカップリングだが、れっきとした史実カップリングである。ゆうさみとなっているが、夕立や夕雲ではなく夕張なことに留意していただきたい(五月雨と夕立のカップリングは「さみだち」もしくは「だちさみ」として別途タグあり)。
1944年3月22日、夕張と五月雨は、駆逐艦夕月(艦これ未実装)と共に、南方への輸送船団を護衛するため横須賀を出発した。4月27日、パラオ諸島ソンソル島への輸送任務完了後、パラオへの帰投中に米潜水艦「ブルーギル」に発見され、夕張が被雷。機関室を損傷して航行不能に陥ってしまったため五月雨が曳航を試みるが、上手くいかなかった。翌28日には浸水区画が広がり沈没し始めたため、重傷者と重要書類を五月雨に、他の生存者全員を夕月に移乗させた上、五月雨が再度曳航を試みるが、やはり失敗してしまう。
同日10時15分、夕張は沈没した。この時、夕張より船体の軽い五月雨が海中に引きずり込まれる可能性があったため、五月雨は曳航索を放さざるを得なかった。
夕張の轟沈セリフは、この時の史実を反映しており、二人の関係性が見出されるきっかけとなった(気になる方は艦これwikiの夕張の項目へ)。
創作の傾向としては、夕張沈没時の史実に関連付けて感動・再会系の創作が作られることが多かったが、健気な五月雨にロリコン寸前の夕張がデレデレ...という創作も目立っている。