概要
『逆転裁判4』の主人公。『逆転裁判5』では主人公のひとりとして登場。公式のPV及び『5』の声優はKENN。『逆転裁判4』時点では22歳で、成歩堂よりも若い。
「牙琉(がりゅう)法律事務所」に所属していた新人弁護士だったが、最初の法廷後に成歩堂龍一の事務所で働くこととなる。事務所移籍後の、最初の法廷で、「人の動揺をみぬく能力」が自身にあることに気付き、以後、尋問時にこの能力を活かしている。みぬきも、同様の能力を持っているが、王泥喜のほうがそのチカラは強いようである。なお、捜査の際には、みぬきや希月心音と行動し、事件の調査を行う。
性格は、成歩堂とは違い、熱血で多少直情型、まじめな性格。捜査の際には、優れた洞察力と、冷静な対応を見せている。口ぐせは「大丈夫です!」であり、それが原因で、初対面の成歩堂に名前を「大丈夫くん」と間違えられたこともある。王泥喜のこの口ぐせは、親友の葵大地との「合言葉」だったことが『逆転裁判5』で明らかにされた。
どこか頼りなかった『4』の頃と比べ、『5』では新米弁護士である希月心音に先輩として助言するなど、弁護士として成長した一面を見せている。一方で、みぬきには相変わらず雑用係としてコキ使われている。ふだんから、成歩堂親子にはからかわれやすいようだ。また、色恋沙汰には鈍感なようで、心音の親友である森澄しのぶから好意を抱かれているが、王泥喜はそれには全く気付いていない様子。
容姿の変遷
逆転裁判4(22歳)
メイン画像参照。
髪の色は深い茶色。角のように尖った二本の前髪がトレードマークである。ゲーム中でも、その特徴的な髪型が原因でしばしばいじられているが、本人はこの髪型にはこだわりがあるようで、髪がほつれているとすぐにその場で直したりしている。また、眉毛の先が2つに分かれている。服装は、スーツカラーの燃えるような紅色が特長。常にワイシャツの袖をまくっており、装飾品として左手首に《腕輪》をはめている。なお、ジャケットは着用していない。
逆転裁判5(23歳)
ベストなどの基本的な衣装は前作と変わらないが、裾がぼろぼろになった謎の青いロングジャケットを羽織っており、右目と両腕に包帯を巻いている。《腕輪》も健在で、包帯の上からはめていることが確認できる。
このデザインは13年3月14日発売のファミ通で初出されたが、あきらかに何かが起こったであろうその容姿がユーザーに衝撃を与え、一時期、pixiv内で『5』デザインの王泥喜法介イラストの投稿数が増加。公式イラストの包帯+コート着用と、腕組みをして前を睨んでいる仁王立ち姿から「波動拳を出しそう」「厨二病」……といった声が一部で上がっていた。なお、第2話では『逆転裁判4』と同じ姿で登場しており、デフォルトスタイルは『4』と変わらないようである。また、ジャケットを着用している姿は見られないが、ジャケット自体は持ち歩いているらしい(成歩堂なんでも事務所の背景に、王泥喜のものらしき赤いジャケットが写っている)。
上記のイラストのような姿になった事の経緯は『5』の第1話で明らかになる。腕の包帯は怪我によるものだが、右目の包帯は、ある理由で意図的に巻いている。
関連イラスト
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※以下『逆転裁判4』の「ネタバレ」を含みます。
ネタバレ
『4』の終盤において、母はラミロアこと或真敷優海であり、みぬきの異父兄であったことが判明する。優海は、王泥喜の父と駆け落ちしており、王泥喜の父が事故死した後に、何らかの事情で王泥喜を手放し、或真敷一座に戻り、みぬきの父と結婚した。
「人の動揺をみぬく」能力は、或真敷一族に代々受け継がれていた能力であり、王泥喜がはめている《腕輪》は、優海が王泥喜を手放す際に託していたものだった。
このことは、王泥喜とみぬきは知らされておらず、現在この事実を知っているのは成歩堂龍一と優海のみである。また、王泥喜には、親と呼べる人物が別にいるようである。