概要
概要
地球圏統一連合の支配を快く思わず、抵抗運動を続ける中東諸国が開発した局地戦用モビルスーツ。
「マグアナック」とはタガログ語(ピリピノ語)で「家族」の意。
総勢40機のマグアナックで構成された「マグアナック隊」によって運用され、ウィナー家の嫡男であるカトル・ラバーバ・ウィナーの駆るガンダムサンドロックと行動を共にする。
リーオーを上回る基本性能を有しており、砂漠などの過酷な環境に耐えうるだけの信頼性を備えている他、小規模な改造を加えるだけで宇宙での運用も可能になるなど、汎用性にも優れる。
同じくマグアナック隊で運用される砲撃戦用モビルスーツ「オリファント」とパーツの互換性があり、整備に於いてもある程度の融通が可能。
最大の特徴はリーオーをも上回るバリエーションの数であり、マグアナック隊によって運用される40機のマグアナックはベースとなった機体こそ同じであるが、パイロットに応じて個別のカスタマイズが成されており、部隊内で完全に同一の仕様の機体は存在しない。
代表的なバリエーションとして隊長機として関節の装甲強化とバルカン砲や装飾の追加がされたラシード機、左腕部にガンダニュウム合金製クローを装着したアウダ機、上半身の装甲強化とサブカメラの増設が行われたアブドゥール機、高機動型バックパックを装着したアフマド機などがある。
地球圏統一連合とホワイト・ファングとの最終決戦、そしてマリーメイア軍によるクーデターから数十年の時を経た火星に於いてはモビルドールタイプの本機の運用が確認されている。