概要
ゼネバス帝国軍が開発したイグアノドン型汎用歩兵ゾイド。サイズは小型ゾイド。
ヘリック共和国軍の主力小型ゾイド・ゴドスに対抗する目的で作られた。
捕獲したゴドスを研究して作られたため、姿・汎用性・量産性はゴドスと瓜二つだが、能力はゴドスを上回る。
左手に4連装インパクトガン、背部にマグネッサーシステムを利用したフレキシブルスラスターバインダーなどを装備している。
この機体の完成により帝国軍はゴドスに対抗出来るようになったが、
それと同時にゴドスに対抗できるのはゴドスだけ、という事を自ら証明するという皮肉な結果となった。
後の時代ではゴドスは老朽化が目立つようになり、それとともに瓜二つの本機も力不足感が否めなくなっていった。
ゴドスへの対抗手段はいくらでもあり、共和国軍もゴドスの後継機を投入しているので、お役御免となっていき、新型機に役割を譲っていった。
アニメ『ゾイド』だとゴドスは登場しているのだが、残念ながらライバルのはずのイグアンは登場していない。
それどころか帝国でもゴドスを使っている始末である。
(辺境の村の自警用と、シンカーレース時のピットメカ(ただし和平後に開催されたレース)として登場)
(レブラプター(帝国)とガンスナイパー(共和国)の登場で旧式陸戦ゾイドは全部引退)
イグアン空挺部隊仕様
旧ゾイドシリーズの『ゾイドバトルストーリー』2巻に登場するゼネバス帝国空挺部隊「カージナル」に所属する特殊仕様のイグアン。
上空からの降下兼カモフラージュの為に共和国軍のプテラスの翼を装備している。
共和国軍領のアルメーヘン橋を空から奇襲、共和国部隊と壮絶な戦いを繰り広げたが、猛攻の前にフロスト中佐を始めとしたカージナル部隊は全員戦死と言う壮絶な最期を遂げた。
しかし、主力であるアイアンコングMk-Ⅱ部隊到着までの時間稼ぎには成功、帝国は橋の奪取に成功した。
元ネタは映画『遠すぎた橋』で有名なマーケットガーデン作戦。
(ただし元ネタの方は連合軍が攻め手なうえ失敗に終わっている)
アルメーヘン橋もマーケットガーデン作戦の舞台となったアルヘムンとナイメーヘンから来ているのだろう。